ラサール石井が原案・作詞・演出を手掛け、哀川翔が主演するミュージカル『HEADS UP!』。普段舞台に登場することのないバックステージで働く舞台スタッフが、希望や夢、時には日ごろのうっぷんを音楽にのせて綴る本作の公開稽古が、2015年10月22日(木)にKAAT神奈川芸術劇場で行われ、ラサールと哀川が現在の心境を語った。
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本作は、石井が10年以上前から構想を練ってきたという、“バックステージもの”のミュージカル。二人の舞台監督を中心に、客席から観ているだけでは到底想像のつかない舞台制作のスタッフワークや舞台を愛する人々に焦点を当て、本格的ミュージカルとして描く。
2015年11月13日(金)からの上演に向けて、稽古真っ最中の出演者と制作陣たち。この日、出演者たちが勢揃いした稽古場では、音や場面を確認しながらの立ち稽古が行われていた。
稽古はまだまだ中盤だというが、石井は「とても面白くなっていると思います」と稽古に手応えを感じている様子。そして、本作が初ミュージカル出演となる哀川について、「とにかく、真面目なんですよ。当たり前だけど、稽古に来てくれて、出番まで待ってくれて(笑)。もう少し休みをくれとか言われると思った」と、その真摯な姿に驚いていることを明かした。
そんな哀川は、「今のところ、楽しくやれてます。このまま最後までいってくれればいいんだけど、突然、楽しくなくなるのが怖い(笑)」と、今は稽古を満喫しているという。とはいえ、「考える以上にストイックな世界だなと感じます。いつ、皆ご飯を食べているんだろうというぐらいの危機感を感じますね。このままどんどん痩せていくんじゃないかな(笑)」とその厳しさも実感しているようだった。
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そして、取材の最後に哀川は「(稽古が)中盤まで差し掛かって、ミュージカルをやるんだって気持ちになってます。まだまだ自分自身で取り組んでいくところはたくさんありますが、本番に向けてきっちり持っていきますんで、楽しみにしていただければ。十分、楽しんでいただけると思います!」と意気込みを熱く語った。
ミュージカル『HEADS UP!』は、2015年11月13日(金)~11月23日(月・祝)神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて上演。その後、兵庫、札幌、岡山公演も予定している。