今までに、グラミー賞を8度受賞したシンガーソングライター、トーリ・エイモスが楽曲を手掛けるミュージカル『The Light Princess』。トーリが、ロンドンで上映中の本作のブロードウェイ進出を検討している模様で、プロデューサーを探していると語っている。
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『The Light Princess』の主人公は、母を失った悲しみのあまり、体が宙を浮くようになってしまった王女のアルセア。そして、敵対する王国の王子ディグビーも同じく母を亡くし、ふさぎ込んでしまった彼は二度と笑えなくなってしまう。その後、戦士として訓練を開始したディグビーが、アルセアの王国に宣戦布告して戦争が始まるが、ある日偶然に出会ったディグビーとアルセアが恋に落ちてしまう…という禁断のラブストーリーだ。
米Playbillによると、トーリは、本作を‟現代のティーンエイジャーが対処している問題を扱った、21世紀のおとぎ話”と呼んでいる。「恋に落ちて性に目覚め、その結果起こることや、自分の体に対する意識の持ち方といった難しい題材に取り込んでいるわ。10代の若者はこの作品に共感してくれると思うし、それがやる気の源になっているの」と語り、かなりの自信作のようだ。
彼女は、作品が持つ若い世代のスピリットを表現できるブロードウェイのプロデューサーを探しているとも付け加えたが、具体的にプロデューサーの名前やブロードウェイでの製作日程は挙げていない。トーリが楽曲を担う『The Light Princess』は、ロンドンのナショナル・シアターにて絶賛上演中。
トーリ・エイモス (C)PA Photos/amanaimages