1983年にロサンゼルスで初演されてから、幾度となく舞台化・映画化されてきた色褪せない名作『オーファンズ』。孤独で、荒れ果てた暮らしをしていた兄弟が、かつて孤児だった男の優しさに触れ、再生していく本作が、2016年2月10日(水)より東京芸術劇場 シアターウエストにて上演される。主演は俳優集団D-BOYSの柳下大。
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アメリカ・フィラデルフィアにある老朽化した長屋にトリートとフィリップは暮らしていた。誰も知らない、閉ざされた世界。それが彼らの居場所だった。そこに監禁されたハロルド。彼は、奇妙な共同生活の中で、二人に富と理性と教養を与えることで、孤独の中から救いだしていく。大きな孤独と小さな温もりを分かち合う三人の孤児たち(オーファンズ)に訪れる、思いもよらない結末とは・・・。
演出は、新国立劇場の芸術監督を務め、『セイムタイム・ネクストイヤー』『赤シャツ』『MOTHER』『フユヒコ』などで数々の演劇賞を受賞、10月16日(金)より開幕するミュージカル『パッション』の演出も手掛ける宮田慶子。上演台本は、谷賢一の新翻訳で作り上げる。
キャストは、『淋しいマグネット』『GARANTIDO』をはじめ、Dステの様々な舞台で存在感を放ち、『真田十勇士』で宮田とタッグを組んでいる柳下大、劇団プレステージのメンバーで『ロミオとジュリエット』『ア・フュー・グッドメン』などに出演した平埜生成、2016年NHK大河ドラマ『真田丸』の出演を控える高橋和也。
スタッフ、キャストとも注目の顔ぶれが出揃った『オーファンズ』。
2016年2月10日(水)~2月21日(日)、東京芸術劇場 シアターウエストにて、2016年2月27日(土)~28日(日)、新神戸オリエンタル劇場にて上演。チケットは2015年11月28日(土)より一般発売スタート。