『幽霊』『人形の家』など、ノルウェーの劇作家・ヘンリック・イプセンの作品の数々を上演している劇団俳優座。イプセン作品の中でも最も現代的と称される舞台『ヘッダ・ガーブレル-ヘッダとテーア二人の女-』が、2015年9月13日(日)より、東京・劇団俳優座 5F 稽古場にて上演される。
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本作は、行動しない女・ヘッダと、行動してしまった女・エルヴステード夫人(テーア)の二人を対極に置いて、女性たちを取巻く社会や環境を浮かび上がらせ、現代と照応させて描いていく。近代演劇の父イプセンのクールな視線や、メッセージをシンボリックに強調し、観客に共感ではなく批判を、そして自己へと迫る舞台へと昇華させる。時代設定はあえてそのままに、批判的な現代劇として作り上げていく。
演出は、シェイクスピアの「お気に召すまま」で女性であるロザリンドを演じて好評を博した堀越大史が手掛ける。ヘッダを演じるのは劇団内外問わず活躍中の田野聖子、そしてテーアを俳優座の数々の舞台に出演している荒木真有美が演じる他、青山眉子、松本潤子、河内浩、谷部央年、加藤頼が出演。
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舞台『ヘッダ・ガーブレル-ヘッダとテーア二人の女-』は、2015年9月13日(日)~9月28日(月)まで、東京・六本木 劇団俳優座 5F 稽古場にて上演される。