7月15日(水)、劇団四季のミュージカル『ライオンキング』は、国内演劇史上初となる通算10,000回公演を達成した。
作品は、1998年の初演以来、東京、大阪、福岡、名古屋、札幌の5都市で上演。現在は、東京(浜松町/四季劇場[春])と大阪(梅田/大阪四季劇場)にてロングラン公演が続いており、5都市すべての街で連続ロングラン記録を樹立している。
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『ライオンキング』は、アフリカ・サバンナを舞台に展開するライオンの子・シンバの成長物語。「サークル・オブ・ライフ(生命の連環)」という深遠なテーマの中で、生命の営み、親子の絆、心の成長を綴る。インドネシアの影絵や日本の歌舞伎/文楽など、アジアの伝統芸能要素が活かされた舞台表現と、アフリカンビートが色濃く反映された楽曲が一体となった独創的な舞台は、今もなお高い評価を得ている。
記録達成となった15日、東京・大阪両公演では本編終演後、同一の特別カーテンコールを実施。5月末から6月中旬に掛けて行われた “『ライオンキング』ナンバー人気投票”(応募総数12,879件)の上位曲で構成したスペシャルパフォーマンスをご披露。その後、“10000回”を示す看板と今回特別に製作された『ライオンキング』仕様の高崎だるまを掲出し、ラフィキ役の青山弥生から「『ライオンキング』にとりまして、この1万回は通過点だと思っております。今後もお客様への作品の感動をお届けできる様、一回一回の舞台を精一杯努めてまいります。今後とも変わらぬご支援、ご声援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。」と挨拶した。
現在、東京公演は12月31日(木)まで、大阪公演は11月29日(日)までの上演が決定している。通算10,000回公演の記録到達までの期間は16年7ヶ月、また観客動員数も国内最多の1,015万人と圧倒的な支持を集めている、ミュージカル『ライオンキング』。今後のさらなる記録更新が楽しみだ。