俳優集団D-BOYSによる舞台公演Dステ17th『夕陽伝』の公演成功祈願が、5月6日(水・祝)東京・新宿 花園神社で行われた。出演する瀬戸康史、宮崎秋人、小芝風花、鈴木裕樹、池岡亮介、遠藤雄弥、山本亨、脚本を担当した末満健一、演出家の岡村俊一、スタッフらが一堂に会し神社に参拝。御祓いを受け、公演の成功とヒットを祈願した。その後、瀬戸、宮崎、小芝、末満、岡村が囲み取材に姿をあらわした。
主演を務める瀬戸はD-BOYSの一員としてデビューし、今年で10周年。「10年続けてこられたことを幸せに思います。節目ということで、今年は変化の年にしたい」と抱負を述べた。本作で演じる役どころになぞらえ「僕も、役者としてもプライベートでも、いい意味で型にはまらない生き方をしたいと思っています。恋とかいろんな経験をしたい!」と力強く宣言したが、具体的にはノープランと笑った。
Dステ初出演の宮崎は、瀬戸の弟役として大抜擢。「衣装が瀬戸くんと似ていて…“兄弟なんだな!”と実感しています。Dステは、演出部としてDステ9th『検察側の証人』(2011年)でセット組みや転換をやっていました。稽古場の隅でずっとD-BOYSの皆さんのお芝居を観ていて、いつか出たいと思っていた場所です。つちかってきたもの全部使ってぶつかっていきたい」と、静かに闘志を燃やしていた。
そして、今回初舞台を踏む小芝は「舞台にいつか出たいと思っていましたが、こんなに早く機会を頂けるとは思っていなかったので(決まった時は)本当にびっくりしました!」と楽しげに眼を輝かせた。「ポスター撮影時に剣を握らせて頂いたんですけど、テンションが上がってちょっと振り回してしまいました(笑)」と殺陣への期待にも胸を高鳴らせているようだ。
『夕陽伝』は古事記を題材とした作品。ストーリーについて「古事記を知らなくても楽しめる物語を目指したい。日本という国の成り立ちに、今の若い人たちが思いを馳せる一助となる作品になるといいなと思います」と末満。演出を担当する岡村は「毎週『マザーゲーム』(TBS)と『花燃ゆ』(NHK)を観て瀬戸くんを研究しています」と明かした。演出も様々なプランを考案中とのことでお楽しみに、とのこと。
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最後に瀬戸が「日本人としての心や愛、生死、という僕たちのDNAに刻まれている精神を皆さんに感じて頂ける作品です。是非劇場へ足を運んでください」と作品をアピール。Dステ17th『夕陽伝』は、2015年10月22日(木)から11月1日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて、11月21日(土)から11月22日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
宮崎秋人の「崎」は正式には「大」が「立」の旧漢字。