大阪在住の直木賞作家・黒川博行の小説「煙霞(えんか)」がWOWOWにてドラマ化されることが決定した。ごく最近、実際に関西方面で大きな話題となったような私立学校の乱脈経営の実態を背景に、にぎやかな登場人物たちが巨額の金塊を奪い合いながら大阪~神戸を疾走する痛快アクションサスペンスだ。本作の主演を様々な舞台・映像作品で活躍する森山未來が務めることも発表された。
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策略に次ぐ策略、一体誰が、いつから、騙し騙されているのか?二転三転するストーリーが、観る者を二度三度と煙に巻く。主演を務める森山(兵庫出身)は、2013年から1年間、文化庁の文化交流使としてイスラエルのダンスカンパニーに所属し、これが帰国後初の映像作品出演となる。そしてヒロイン役に、こちらも数多くの舞台、連続テレビ小説『ごちそうさん』などで人気が高まる若き実力派女優・高畑充希(大阪出身)。さらには桂文珍(兵庫出身)ら異色の個性派キャストが名を連ねる。監督は、映画『マエストロ!』の小林聖太郎(大阪出身)、脚本はドラマ『花咲舞が黙ってない』の江頭美智留(兵庫出身)。「オール関西出身」の主要スタッフ、キャストの手で「本当の関西」を映し出す。
美術講師・熊谷(森山)は、理事長の酒井(桂)が経営を私物化している「礼儀・純潔・奉仕」がモットーの大阪の私立晴峰女子高校で働いているが、給料が正教員の三割引きというしがない立場。ある日、破天荒な言動で学校からにらまれている音楽教師の菜穂子(高畑)とともに体育講師・小山田(尾上寛之)から、酒井に不正の証拠を突きつけ、自分たちの身分保証を求めようと持ちかけられる。思い切って酒井の愛人・朱実(中村ゆり)のマンションに乗り込んだところまでは良かったが、その後酒井と朱実が行方不明に。なぜか“教育コンサルタント”箕輪(木下ほうか)と中尾(木村祐一)に誘拐されてしまったようだ。熊谷と菜穂子は訳も分からぬうちに、酒井の隠し財産である巨額の金塊を奪う計画に巻き込まれることに…。果たして真の犯人は?そして気になる金塊の行方は?
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出演は、森山未來、高畑充希、中村ゆり、木下ほうか、木村祐一、尾上寛之 / 桂文珍 ほか。
『土曜オリジナルドラマ 連続ドラマW 煙霞 -Gold Rush-』は、2015年7月放送予定。