この春おすすめのオン&オフブロードウェイのステージをご紹介【後編】

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オン&オフブロードウェイで話題となっている数多くのステージ作品で、“どれを見ればいいのか分からない!”と迷っている人が結構いるのではないだろうか。ゴールデンウィークを目前に控え、ニューヨークへ旅して舞台を楽しみたいという人のために、米NEWYORK.comが選出した、この春おすすめのオン&オフブロードウェイ上演作品を紹介したい。今回はストレートプレイ+あの噂のミュージカルをナビゲートしよう。

関連記事:この春おすすめのオン&オフブロードウェイのステージをご紹介【前編】

・『Wolf Hall』
公演期間:4月9日(木)から7月5日(日)まで
劇場:ウィンター・ガーデン・シアター
ヒラリー・マンテルの同名小説を舞台化した本作の主人公は、ヘンリー8世に仕えたトーマス・クロムウェル。息子が生まれないと悩むヘンリー八世は王妃との離婚を願うが、教皇の反対により離婚協議は停滞状態。そこへ数か国語を流暢に操り、駆け引きに長けた戦略家クロムウェルが現れ、ヘンリー8世に目をかけられるようになる―。激動の16世紀イギリスを生きる希代の政治家クロムウェルを、斬新な視点で描いた作品。クロムウェルにはベン・マイルズ(『ニンジャ・アサシン』)、ヘンリー8世にはナサニエル・パーカー(『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』)がキャスティングされている。

・『Living on Love』
公演期間:4月20日(月)から8月2日(日)まで
劇場:ロング・エーカー劇場
ガーソン・ケニンの小説「Peccadillo」を下敷きとした喜劇。有名オペラ歌手のラクエル・ディアンジェリは、自分勝手な夫で指揮者のヴィトーが、彼の自伝を執筆するゴーストライターに夢中になっていることを知る。こうして夫と張り合うかのごとくラクエルは、ハンサムなゴーストライター、ロバート・サムソンを雇うことに…。こうしてロマンスが花開いたり、恋のから騒ぎが巻き起こったりといった騒動が描かれるコメディだ。ロバート役にはジェリー・オコンネル(『女検死医ジョーダン』)、ヴィトーが恋するゴーストライター役にアンナ・クラムスキー(『マイ・ガール』)がキャスティングされている。

・『Airline Highway』
公演期間:4月23日(木)から6月14日(日)まで
劇場:サミュエル・J・フリードマン劇場
本作の舞台は、うらぶれたニューオーリンズのモーテル「The Hummingbird」。バーレスク・ダンサーだった余命いくばもないルビー夫人の人生を称えるために、モーテルの駐車場にストリッパーやドラッグクイーンらが集う。ルビー夫人は負け犬人生を送っている彼らの母親代わりを務めていたのだった―。ルビー夫人にはジュディス・ロバーツ(『デッド・サイレレンス』)が扮し、このほかジュリー・ホワイト(映画『トランスフォーマー』シリーズ)、スコット・ジャエック(『チャームド~魔女3姉妹』)らが出演。

そして、最後に日本からも注目を集めているこちらをご紹介。

・『王様と私』
公演期間:4月16日(木)に開幕
劇場:ヴィヴィアン・バーモント劇場
1944年にマーガレット・ランドンが発表した小説『アンナとシャム王』を原作としたミュージカル作品。19世紀半ば、シャムのモンクット王の依頼で、王子たちの宮廷教師に赴任することとなったアンナ。異文化に戸惑いながら新生活をスタートした彼女は、伝統としきたりを重んじる頑迷な王と衝突しながらも、彼と心の交流を深めてゆく。この作品でブロードウェイデビューを飾った渡辺謙が王様役を演じ、アンナ役でケリー・オハラ(『セックス・アンド・ザ・シティ』)が出演している。

関連記事:この春おすすめのオン&オフブロードウェイ・ミュージカル編

ゴールデンウィークに限らず、春から夏にかけてニューヨークに赴く機会がある人は、“この春お勧めのオン&オフブロードウェイのミュージカル&演劇作品”を参考に、ぜひ本場で演劇鑑賞を楽しんでみてはいかがだろうか。

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