2015年7月6日(月)より東京新国立劇場 小劇場にて『かがみのかなたはたなかのなかに』が上演される。本作は、2012年~2013年にかけて上演されていた『音のいない世界で』に続く長塚圭史による“子どもも楽しめる作品”第二弾。今回のモチーフは「鏡」。「鏡」の向こう側にはどんな世界が広がっているのか…想像力をかき立てる趣向を凝らして、演劇ならではの空間を創り上げる。
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前作と同様に出演者には、作・演出も務める長塚圭史、振付担当のダンスカンパニー・コンドルズの近藤良平、バレエダンサーとして国内外で活躍し子どもへのバレエ指導にも力を入れている首藤康之、そして、ディズニー映画『アナと雪の女王』で女王エルサ役の日本語版吹替を担当し大きな話題を呼んだ松たか子という多彩な顔ぶれが揃った。松はこの春女児を出産したばかり。この公演に出るときは母として女優として、子どもたちに新しい世界を届けてくれそうだ。
なお、本作には“子どもにこそこの作品を楽しんでもらいたい”という思いから客席に「こども優先エリア」が設けられる。舞台前方3列が子どもと保護者の専用エリアとなるので、ぜひ間近で舞台を楽しんでほしい。さらに、同劇場で2015年6月20日(土)から6月28日(日)に上演されるダンス公演『サーカス』(出演:森山開次)、新国立劇場オペラパレスで7月22日(水)から7月25日(土)に上演されるバレエ劇場『シンデレラ』(出演:新国立劇場バレエ団)とあわせて楽しめる「新国立劇場 夏のこども劇場セット」も発売される。3作フルでも、対象3公演から2公演をセレクトすることもできるので、子どもの個性や興味に合わせてストーリーのセットを作ることも可能。
新国立劇場が、未来のおとなと永遠の子どもたちへ贈るひと夏の思い出。ぜひ、子どもと一緒に劇場へ足を運び“ほんもの”の世界に触れてもらいたい。子どもが大人になったとき、きっとその記憶が力になってくれるに違いない。『かがみのかなたはたなかのなかに』は、2015年7月6日(月)から7月26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて上演される。