2015年3月19日(木)より、東京・品川プリンスホテル クラブexにて舞台『ふしぎ遊戯』の上演がはじまった。本作は、1992年より「少女コミック」(小学館)にて連載された渡瀬悠宇による人気少女漫画。今回、ビジュアル系エアーバンド・ゴールデンボンバーの喜矢武豊が、初舞台にして初主演に挑むことでも注目が集まっている。初日に先駆け、ゲネプロと囲み取材が行われた。
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ゲネプロを終え、報道陣の前に姿を現した喜矢武。初日前の気持ちを報道陣から聞かれると「ゲネやった感じ、すごく調子がいい」と上々の様子。普段よくかむのでそれを一番危惧していたというが、ゲネプロを一度もかまずにやり遂げたことで自信を持ったようだ。しかし「これから観に来られる方、僕がかんでもスルーでお願いします!」と予防線もしっかり張っていた。
“役者人生”約1か月で、初舞台で初主演に挑む喜矢武。「最初は声を張ることができなかった」と、舞台の難しさを語った。その原因に「ふだんライブでもMCぐらいしか喋ることがないから」と“エアーバンド”らしい理由をあげつつも、劇場を巻き込むような殺陣やアクションシーンが多いことについては「プロとして、僕の中に隠し持っていた役者魂が身体を動かしたんでしょうね…」と答え、今度は“役者”らしい顔を見せていた。しかし、公演中ずっと身体が動くかは保証できないという。「日程の後半、僕だけ(アクションシーンに)いないかも…」と笑いを誘った。想像以上だったと演技を褒められ「役者として海外に行きたいですね!ハリウッドデビューを目指したいです」と夢は大きく広がっているようだ。
ゴールデンボンバーの他のメンバーは、喜矢武が役者として舞台に立つことに対し「前に映画に出た時は誰も見てくれなかったけど、今回は原作が『ふしぎ遊戯』だから観たい」と言っているそうだ。(早速、ゲネプロに歌広場淳の姿が!)「鬼龍院翔も観に来ると言ってくれている」そうだが、樽美酒研二の動向はわからないとのこと。
ライブと舞台とどちらが緊張するかという質問には「新しいパフォーマンスをする時には失敗しないかって緊張するけれど、しっかり稽古を重ねてきたので不安はない」と気合十分。今後、役者一本でやっていく可能性を問われると「もともと歌ってもいないし、音楽やってないですから」と自虐コメント。しかしそこでつちわれた(?)ある意味“演技力”で自分の中に新たな可能性が開かれたのではないかと感じており、「音楽やってなくてよかったです!」と満面の笑顔を浮かべた。
『ふしぎ遊戯』は2015年3月19日(木)から3月29日(日)まで、東京・品川プリンスホテル クラブexにて上演される。