作家・三浦哲郎の同名小説を基に創作された劇団四季のオリジナルミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』。本作の東北特別招待公演(2011年収録)の模様が、2015年3月7日(土)24:25~26:25(3月8日(日)0:25~2:25)に、NHK Eテレ「Eテレセレクション・お願い!編集長」にて、全国放送されることとなった。
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『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演とは、東北大震災の直後2011年7~8月と翌年2012年の5月の計2度、東北3県(岩手県/宮城県/福島県)の沿岸部を中心に巡演した児童招待公演事業。震災で甚大な被害を受けた方々に、演劇の感動を届けたいという願いから実施したもので、主に公立学校の体育館で上演された。劇場上演版をダウンサイズする考えは採らず“子ども達と同じ目線で演じる”というコンセプトで再構築した本公演は、「舞台」と「客席」という垣根を取り払ったフラットな面で展開された。
今回の放送は、2011年に劇団四季が行った被災地招待事業を紹介するもの。既に東北ブロックでは2011年12月に「今、こどもたちに贈る『ユタと不思議な仲間たち』劇団四季被災地支援公演」という番組名で放送されたが、放送以降も局に再放送を求める声が多数届き、その要望に応える形で今回の全国放送が決定した。
『ユタと不思議な仲間たち』は、東北の美しい自然を舞台に、天災によって現世で生きることが叶わなかった“座敷わらし”と、“いじめ”に苦しむ少年ユタとの心の交流を描くミュージカル。岩手・南部弁の台詞によって“人生の感動”や“友情と連帯(みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために)の大切さ”がうたわれる本作は、当時の東北の子どもたちに、勇気と感動を届けたと高く評価されている。
『ユタと不思議な仲間たち』は、2015年3月7日(土)24:25~26:25(3月8日(日)0:25~2:25)に、NHK Eテレ「Eテレセレクション・お願い!編集長」にて放送される。