故ロビン・ウィリアムズ主演の傑作コメディ映画『ミセス・ダウト』(1994年公開)を、ブロードウェイ・ミュージカルとして復活させるプロジェクトが進行中であることがわかった。『ミセス・ダウト』の主人公は、離婚によって子どもたちと過ごす時間が減ってしまった売れない役者のダニエル・ビラード。元妻のミランダが家政婦を募集していることを知ったダニエルは、女装してミセス・ダウトファイアーと名乗り面接を受けることに。こうして、メイドとなり元妻の家に潜入したダニエルが巻き起こす、てんやわんやの騒動を描いた爆笑ドタバタコメディだ。
米BROADWAY.COMによると、アニメ映画『アラジン』や『美女と野獣』といった名作で音楽を担当してきたアラン・メンケンが、ミュージカル版『ミセス・ダウト』で作曲を手掛けるとのこと。メンケンは米Entertainment Weeklyのインタビューで、「まだプロジェクトは早期の段階ですが、楽しく取り組んでます」と語っている。メンケンとのコラボでミュージカルの歌詞を手掛けるのは、アニメ映画『ヘラクレス』でもタッグを組んだトニー賞受賞者のデヴィッド・ジッペル。なお脚本を担うのは、映画版『ミセス・ダウト』に出演していた俳優ハーヴェイ・ファイアスタインで、彼はミュージカル『Newsies』や『Kinky Boots』といった作品でもメンケンと一緒に仕事をしている。それだけに、チームワークの良さが期待できそうな顔ぶれとなっている。
ミュージカル版『ミセス・ダウト』の製作は、昨年8月に急逝したロビン・ウィリアムズへの最高のたむけになるのではないだろうか。
映画『ミセス・ダウト』
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