キーラ・ナイトレイが出演した映画『ベッカムに恋して』(2002年公開)が、ロンドンのウェストエンドでミュージカルとしてよみがえることが明らかとなった。本作の主人公は、サッカー選手のデヴィッド・ベッカムを愛してやまないインド系イギリス人の少女ジェスが、厳しい家庭や友情、恋に悩みながらもプロサッカー選手への道を目指す姿が描かれている。
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ベッカムの大ファンで、保守的な両親を持つ少女ジェスは、大好きなサッカーの試合も親の目を気にしながら観戦していた。そんななか、男子に交じってサッカーをプレイしているところを、地元の女子サッカーチームでエースストライカーとして活躍するジュールズに見込まれ勧誘される。親には内緒でチームに参加することになったジェスは、様々な障壁と闘いつつ夢を目指す…。映画版でキーラが扮したのはジュールス役で、ジェス役は、本作で映画デビューを飾ったパーミンダ・ナーグラ(『ブラックリスト』)が演じた。
今回ミュージカル版でジュールスを演じるのは、ローレン・サミュエルズ。彼女は、ブロードウェイを代表する作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーが、ミュージカル『オズの魔法使い』のドロシー役を探す英BBCのオーディション番組『Over the Rainbow』のファイナリストだ。ジェス役には、ウェストエンドでシェークスピア作品に数多く出演しているナタリー・デューに決定している。またチームのコーチ役に、ジェイミー・キャンベル・バウアー(『トワイライト』シリーズ)がキャスティングに名を連ねている。
『ベッカムに恋して』は、フェニックス劇場にて2015年5月15日(金)からプレビュー公演が始まり、6月24日(水)に本公演が開幕する。