アーティスト・Coccoが「劇団鹿殺し」とのコラボにより初の舞台出演をはたした『ジルゼの事情』。2014年1月に行われ話題となったこの公演だが、早くも9月に再演が決定した。
情報発表時から大きな注目を浴びていたこの舞台、前売りチケットが即日ソールドアウトになったため再演を熱望していた人も多いのではないだろうか。古典バレエ『ジゼル』をモチーフにしたこの作品は、宮益坂にあるうらぶれた喫茶店を舞台に、Cocco演じる看板娘の奇妙で切ない恋物語を描いたもの。劇団鹿殺しは座長で演出家の菜月チョビが海外留学中のため、2014年は番外公演、プロデュースが中心となっているのだが、この公演も作・演出は座付き作家の丸尾丸一郎が担当した。
舞台女優としてのキュートさ、魅力に観客が息を呑み、劇中ではダンス、歌も披露されるなどアーティスト・Coccoの魅力があますところなく凝縮されたこの作品。再演にあたり、新たにNHKドラマ『あまちゃん』で注目を浴びた沖縄出身の女優・蔵下穂波を迎え、さらにスケールアップが期待される。
現在、Cocco自身が書き下ろした劇中歌『ドロリーナ・ジルゼ』の音源配信スタートにあわせ、初演時の映像をふんだんに使用したPVがYoutubeにて公開中。初演時から音源化が待望されていた名曲だけに必聴! まだ未見の人はこのPVで、ぜひ『ジルゼの事情』の世界の片鱗に触れてみよう。
『ジルゼの事情』は、9月18日(木)から9月23日(火・祝)まで、東京・サンシャイン劇場にて、9月27日(土)から9月29日(月)まで、新神戸オリエンタル劇場にて上演される。