LM「SHOW BY ROCK!!」KIMERU&吉岡 佑インタビュー!前回公演の一歩先へ「カムウィズミー!」

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音楽・バンドをテーマとしたゲーム・アニメファン向けサンリオキャラクターであり、スマートフォン向けソーシャル音ゲーアプリとしても250万ダウンロードを突破した「SHOW BY ROCK!!」のミュージカルプロジェクト、Live Musical「SHOW BY ROCK!!」。新作のLive Musical公演の前には、今年もフェスが行われる。

Live Musical「SHOW BY ROCK!!」~THE FES 2018~には全6バンドの出演が発表され、前作で初登場となった新キャラクター・アダムとイヴによる「defendu aube(デファンデュオーブ)」も再び見参!アダム役を演じるKIMERUと、イヴ役の吉岡 佑に、前作を振り返ってもらいながら、初参加となるフェスへの意気込みを語ってもらった。

※「defendu aube」の正式表記は、「defendu」の「d」と「f」の間の「e」にアキュート・アクセントが付く

LM「SHOW BY ROCK!!」KIMERU&吉岡 佑インタビュー

――前回のミュージカル公演でLM「SHOW BY ROCK!!」初登場となったお二人ですが、6月のフェス公演にもご出演が決まりました!

KIMERU:嬉しいですね!

吉岡:僕らは、フェス公演への参加は初めてだけど、またLM「SHOW BY ROCK!!」に出られるのがすごく嬉しいです。

――お二人の演じたアダムとイヴは、原作に登場していないキャラクターとして、前回のミュージカル公演で初登場でしたが・・・。

KIMERU:そうなんですよ!公演が終わった今でも、まだ原作のどこにも出てきてない(笑)。参考にするものがないって、2.5次元作品ではなかなかないから。だから、最初はどうしようってなったよね。

吉岡:うん。

――どのように役作りをされたか、振り返っていただいてもいいですか?

KIMERU:僕は、昨年5月のフェス公演で、アダムが変装していたMCエムシとして出ることになって・・・。その時点でも、まだアダムがどんなキャラクターなのか、細かいことが決まってなかったんです。本来のキャラクターが決まってないのに変装後をやらなきゃいけないから、最初は「え~?!」ってなりました(笑)。

LM「SHOW BY ROCK!!」KIMERU&吉岡 佑インタビュー_3

――それは本当に、なかなかないパターンですよね。

KIMERU:しかも、アダムというキャラクターであることは隠している状況ですからね。でも、だからこそ「ある程度作り込んでもいいのかな」とは思いました。台本をいただいたら、ちょっとダークな雰囲気もありつつ、エレガントな台詞も多かったので、そこからイメージを膨らませていって。そうそう、エムシの台詞、最初の台本では英語とフランス語が混ざってる感じだったんですよ。

吉岡:そうだったんだ!統一したの?

KIMERU:僕がやっていくのをみて、演出の斎藤(栄作)さんが「フランス語の方がイメージに合うんじゃないか」っておっしゃって、フランス語多めに変えていったの。

――そうだったんですね。とてもイメージに合っていました。

KIMERU:去年も、フェスの次にLive Musical公演が控えていたでしょ?そのビジュアル撮影の時も、まだあんまりキャラクターが定まってなくて。新しい情報として分かったのは「キレやすいキャラ」ということだけ。で、実際フタを開けたらめっちゃ出番があって・・・。

吉岡:それはいいじゃん(笑)。

KIMERU:いやいや、キャラクター分からないまま、いっぱいシーンがあるって大変だよ?エムシとしても出るシーンあるし、過去のシーンもあるし、喜怒哀楽も激しいし(笑)。

吉岡:確かにな~。

KIMERU:アダムとイヴは、「トライクロニカ」のシュウ☆ゾー(鎌苅健太)と「シンガンクリムゾンズ」のロム(郷本直也)と、かつて「アマテラスト」というバンドを組んでいたんですが、突然そのバンドがなくなってしまった。この背景が分かってからは、泥くさく、もっと尖って作った方がいいかなと思ったんです。

でも、「SHOW BY ROCK!!」は、サンリオさんの作品なので(笑)。そこを意識して「恨んでる」というよりは、「こっち向いてよ」という、“もっとかまってほしい”といったニュアンスを強めにしてみました。そうしたら、子どもっぽいというか、ワガママというか、あんなキャラクターに・・・。公演では、エムシとして出てきたあと、だんだんとアダムの本来の姿に戻っていく感じだったから、演じる僕も、少しずつ鎧を外して、最終的に自分の本心を言う、みたいな感覚でいました。

吉岡:なるほど~。

KIMERU:アダムに関しては、変装した姿や、ビジュアルが先にできたキャラクターだったけど、そこから膨らませて、ストーリーに合った中身をちゃんと作れたかな。・・・でもさ、あんな捨てられ方したら、ああなるよ~!僕個人としては、まだ許してません(笑)。

吉岡:KIMERUさん本人としてはまだ許せないんだ(笑)。

LM「SHOW BY ROCK!!」KIMERU&吉岡 佑インタビュー_5

――Live Musical公演では、相方とも言うべき、イヴが登場しました。こちらも原作に未登場のキャラクターなので、ビジュアルとのギャップにびっくりしたのですが・・・(笑)。

KIMERU:ほんとだよ!「あ~だ~む~!」って、台詞が全部ひらがなで聞こえたよ!椅子からズッコケそうになったっていうお客さんの声も聞いたし。あのビジュアルで、「トライクロニカ」のリク(ゆうたろう)やカイ(木原瑠生)よりも幼い感じで出てくるんだもん(笑)。お花が飛んで見えたよ!

吉岡:あはは(笑)。僕も、KIMERUさんと一緒で、元がないキャラクターをやるから、最初はどうしようと悩んで。作っていただいたビジュアルがカッコイイ系だったので、最初はクールな感じなのかなと思ったんですけど・・・。稽古も、試し試しでやっていったんです。その中で、なんかちょっと抜けてる感じでやってみてもいいんじゃない?という話になりまして。演出の斎藤さんと相談しながら、見た目とギャップがあるキャラもありかもねってことになりました。最初の設定にも、見た目は怖いけど根は優しいって書いてあったし。その方向に作っていったら「あ~だ~む~!」になったんです(笑)。

KIMERU:ほらっ、完全にひらがな!

吉岡:あはは(笑)。イヴのおバカというか、のほほんとしたキャラクターは、そんな感じで生まれました。

KIMERU:年齢は、シュウ☆ゾーとかロムと同じぐらいのはずなのに、前説部分ではジューダスJr.に入って説明してたもんね。あれは精神年齢で入れたの(笑)?

吉岡:あれはアダムに言われてやってたっていう設定。でも、頭からお客さんのテンションを上げないといけない役目だったから、結構大変でした。

KIMERU:でも、貴重な出演場面だったんでしょ?

吉岡:やめろやめろ、そういう言い方やめろ(笑)。

KIMERU:あはは(笑)。

――深いつながりのあったアダムとイヴですが、実は一緒の登場シーンがとても少なかったんですよね。

KIMERU:そうなんですよ。冒頭のシーンから、この人、しばらく出てこないから!

吉岡:そうでした(笑)。

KIMERU:アダムとイヴの接点があまり見えない、表面的に二人の関係性があまり描かれないまま、クライマックスのシーンに突入する流れだったから、観ているお客さんにそれをいかに感じさせないようにやるかが、すごく大変だったな。

吉岡:(アダムとイヴが以前組んでいた)「アマテラスト」としても、会話は一切なかったですからね。

KIMERU:「アマテラスト」の演奏シーンも、僕らは言葉を発する場面はなかったもんね。目が合うぐらい。全体的にもうちょっと絡みたかったよね。

吉岡:確かに、もうちょっとKIMERUさんとのシーンがあったら楽しかったな。

KIMERU:この人、ギャラ泥棒ですよ!ここ、大文字でお願いします(笑)。

吉岡:やめろやめろ~(笑)。

LM「SHOW BY ROCK!!」KIMERU&吉岡 佑インタビュー_4

――(笑)。KIMERUさんの意図されたように、観ていてまったくそんな気はしませんでした。

KIMERU:佑とは別作品でも共演していたりしてるからね。いい感じに、あえて語らなくても「こういう風に表現できる」っていうのは分かった状態でできたのも、大きかったかな。

吉岡:あんまり細かい話し合いとかはしなかったけど、最後のシーンは結構やりましたよね。

KIMERU:気持ちが通ったあのシーンに、すべてを込めたね。

――公演では、アドリブなやりとりも多かったようにお見受けしましたが・・・。

吉岡:そうそう、全体的にアドリブがすごかった。

KIMERU:(「シンガンクリムゾンズ」クロウ役の米原)幸ちゃんなんて、ひどいんだよ!途中から人のこと「ババア」とか言い出した!演出家の許可もなく。しかも気に入っちゃったみたいで、途中から必ず言うようになってた(笑)。千秋楽では、まさかのゆうたろうにも言われたし!

吉岡:幸ちゃん、俺とのシーンの前もめちゃめちゃいろんなことやってたよね。

KIMERU:今(拓哉)さんと直也も、毎日いろんなことやってたしね(笑)。

吉岡:みんな自由だったな~。

――自由さもありつつ、公演を重ねるごとに個性が際立ってきて、どんどん「defendu aube」ファンが増えていく感じがしました。

KIMERU:それは、やっている僕らも感じました!最初は、受け入れてもらえるのかっていう不安があったから、すごく怖かったんですけどね。

吉岡:原作にいないからね。でも、ジワジワとね。

KIMERU:そう。手紙とかでも、反響がすごく大きかったんです。だから、やっていて本当に嬉しかった。

LM「SHOW BY ROCK!!」KIMERU&吉岡 佑インタビュー_6

――ライヴシーンは、特に客席と一体になったパフォーマンスで、盛り上がりましたね。

吉岡:「defendu aube」、実は最初、歌うのはKIMERUさんだけだったんですよ。

KIMERU:僕が「それだと嫌だ」って言ったんです。もともとアダムも「アマテラスト」でコーラスとかやってたキャラでもないのに、二人だけのバンドとして出た時に僕だけ歌うのはどうなんだろうと。バンド感を高めるためにも、絶対二人で歌った方がいいって思ったんだよね。それで、演出の斎藤さんに「アダムがメインとして歌うとしても、途中でイヴに振りたいです」って言ったの。“禁断の夜明け”は、二人で迎えたんだから。

吉岡:それで、あの形ができましたね。

――6月のフェスでも、またお二人の歌が聞けるのが楽しみです。

KIMERU:今回は、予習できますから!ゲームの中にはないけど、前回公演のDVDが出たので、それで覚えて、ぜひフェスを楽しみに来ていただきたいですね。

吉岡:今回は、スタンディングなんですよね。だから、お客さんもガンガンにノってくれるんじゃないかって思ってます。

KIMERU:演劇だけど本気のフェスだから!きっと、MCとかもやるよ。

吉岡:そういう時間もあるのかな?

KIMERU:前回の公演のアフターイベントでも、少ししゃべったりしたじゃん。あんな感じ!僕ら、1曲しか持ち歌ないから分からないけど(笑)。

――6月のフェスに向けて、お互いに求めることはありますか?

KIMERU:そうだな~・・・もうちょっと、前に出て欲しいなって思ってます。これはね~、前回公演の稽古中から言い続けていることなんです。僕からは、ここは前に出ようとか、ここでは背中合わせにしようとか、ガンガン提案はしていったんですけど。意外と、自分から自発的に前に出ることはあんまりなかったから。

吉岡:キャラ的なことも考えて、そうなってたんですよ。

KIMERU:曲中はクールでいようとしてたよね?

吉岡:イヴは、ガンガンいくタイプでもないのかなと思って。

KIMERU:あとさ、もう一つ問題だと思ってることがあるんだよね。

吉岡:えっ、何?問題って。

KIMERU:ほら、さっきも言った、しゃべる言葉が全部ひらがなになる問題(笑)。

吉岡:え~?なんでなんで?

KIMERU:もしMCがあったら、それも全部ひらがなになっちゃうじゃん!

吉岡:(爆笑)!!

KIMERU:そりゃ「アマテラスト」でもしゃべらせなかったわ。「défendu aube」でも、「前出て」って言っていいのか不安だわ(笑)。

吉岡:そういうことか(笑)。

KIMERU:・・・でもまあ、それがイヴらしくていいのかな。癒しで。

吉岡:あはは(笑)。

――吉岡さんからKIMERUさんに求めることはありますか?

吉岡:いやいや!僕から求めることなんて、まったくないですよ。そのままのアダムでいてくれれば、僕はそれだけでもう充分です。

KIMERU:ずっと病んでろってこと(笑)?

吉岡:そうじゃないない(笑)。でも、イヴは世話好きなのかなと思うところがあるから、見守るというか・・・アダムとは、そういう関係性でいいのかなって。それがまた、二人らしいのかなって思います。

KIMERU:確かに、ファンが上がったりしたら、アダム、キレそうだもんね。「ずっと一緒にいるって言ったじゃないの~!」って追いかけていきそう(笑)。

吉岡:そこまでする(笑)?

KIMERU:ほら、アダムは一度、捨てられてトラウマ抱えちゃってるからさ。人との距離感に敏感になっていそう。

吉岡:アダムとイヴも、まだ新しい関係性を作り始めたばかりだから、これからの二人を考える楽しみがあるよね。

KIMERU:そこは、きっとお客さんも気になる部分だと思うから、フェスとは言えど、前回公演の一歩先の姿を見せたいよね。

LM「SHOW BY ROCK!!」KIMERU&吉岡 佑インタビュー_2

――前回のLive Musical公演は、「defendu aube」にとってはまさに“夜明け”でしたからね。

KIMERU:そうそう。バンドとしては、まだ卵が割れただけ。ここからどういうアーティストになっていくのかは、これからなんですよ。きっと、お客さんが二人を変えることもあるだろうし。それから、バンドって新曲で変わるから。特に、デビューの次ってめっちゃ大事なんだよ。

吉岡:さすがアーティスト!

KIMERU:「生まれました~!」から、「僕たちはこういう道を歩んできます」っていう、そういう雰囲気を醸し出せたらいいよね。

――一緒に「カムウィズミー!」って叫びたいですね。

KIMERU:やりたいですね~!

吉岡:大人数の「カムウィズミー」が聞けたらさいこうです!

KIMERU:ほらっ、またひらがな(笑)!来ていただいたら、ぜひ一緒に「カムウィズミー!」しましょう!

LM「SHOW BY ROCK!!」KIMERU&吉岡 佑インタビュー_7

◆公演情報
Live Musical「SHOW BY ROCK!!」~THE FES 2018~
Zepp DiverCity(TOKYO)
6月26日(火)18:30開場/19:30開演
6月27日(水)18:00開場/19:00開演

【原作】サンリオ
【ストーリー原案】待田堂子
【脚本・演出】斎藤栄作
【作詞】三ツ矢雄二
【音楽】楠瀬タクヤ
【Cast】
<シンガンクリムゾンズ>
クロウ:米原幸佑 アイオーン:輝馬 ヤイバ:鳥越裕貴 ロム:郷本直也
<トライクロニカ>
シュウ☆ゾー:鎌苅健太 リク:ゆうたろう カイ:木原瑠生
<アルカレアファクト>
チタン:糸川耀士郎 オリオン:田中涼星 セレン:板垣李光人 アルゴン:滝川広大
<忍迅雷音>
嵐:辻 諒 朧:井阪郁巳 燐:高橋健介 神威:赤澤遼太郎
<defendu aube>
アダム:KIMERU イヴ:吉岡 佑
※「defendu aube」の正式表記は、「defendu」の「d」と「f」の間の「e」にアキュート・アクセントが付く

◆Live Musical公演
Live Musical「SHOW BY ROCK!!」ミュージカル公演
【東京】8月30日(木)~9月9日(日) 天王洲 銀河劇場
【大阪】9月14日(金)~9月17日(月・祝) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【Cast】
<シンガンクリムゾンズ>
クロウ:米原幸佑 アイオーン:輝馬 ヤイバ:鳥越裕貴 ロム:郷本直也
・・・and more!!

【公式HP】http://showbyrock-musical.com/
【公式Twitter】@LMSB69
【主催】SHOW BY ROCK!! MUSICAL製作委員会

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<応募期間>
2018年5月18日(金)~2018年6月27日(水)まで
当選者には、エンタステージのTwitterアカウントよりDMにてご連絡を差し上げます。
※非公開アカウントからのご応募は、抽選対象外となりますのでご注意ください。

皆様のご参加をお待ちしております!

(C)2012, 2018 SANRIO CO., LTD.  SHOWBYROCK!! 製作委員会#

(撮影/エンタステージ編集部)

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