赤澤燈、平野良らが贈る笑い×歌×ダンスのビジネスコメディ第3弾『ビジネスライクプレイ3』ゲネプロレポート

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赤澤燈、平野良らが贈る笑い×歌×ダンスのビジネスコメディ第3弾『ビジネスライクプレイ3』ゲネプロレポート

2024年5月3日に東京・新宿FACEにて赤澤燈主演のワーキング・ステージ『ビジネスライクプレイ3』が開幕した。初日当日に行われた公開ゲネプロの模様をお届けする。

「ビジネスライクプレイ」は、川尻恵太が描き下ろすサラリーマン・コメディ。サラリーマンの日常を、笑い×歌×ダンスで表現したエンターテイメント作品として、これまでに2作品が上演されている。第3弾となる今作も、赤澤燈主演、川尻脚本・演出でおくるスタイリッシュかつ超エンターテイメントなサラリーマン・コメディとなっている。

主演は赤澤が続投し、さらに1作目に登場したお笑い芸人のエハラマサヒロ、そして健人がカムバック。シリーズを通して出演する松井勇歩、今立進のほか、新キャストとして平野良、加藤将、菊池修司、平賀勇成が出演する。

赤澤燈、平野良らが贈る笑い×歌×ダンスのビジネスコメディ第3弾『ビジネスライクプレイ3』ゲネプロレポート

ワーキング・ステージ『ビジネスライクプレイ3』は、2024年5月3日から5月11日(土)まで東京・新宿FACEにて上演される。上演時間は約2時間30分(休憩込)を予定。また、5月11日(土)はニコニコ生放送にて、千秋楽公演の有料生配信が決定。さらに、文化庁「劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」の取組みとして、小学生から18歳以下の子供の無料招待を受付中だ。

目次

ゲネプロレポート:遊ぶように仕事する! それが理想の仕事!!

赤澤燈、平野良らが贈る笑い×歌×ダンスのビジネスコメディ第3弾『ビジネスライクプレイ3』ゲネプロレポート

物語の始まりは、株式会社WEEKLYの金平班に所属する不知火徹大(松井)、月川翔平(健人)、木谷重明(今立)たちが仕事をしたくないと、相変わらずのやる気のなさぶりでの登場から。出社してきた日野洋治(赤澤)は彼らを奮い立たせようとするが、彼らはやる気のなさには理由があると、金平班の土田万平からの手紙を日野に渡す。

手紙は有給でバカンスを取っているという報告だった。業界一のエリート企業「電信」にWEEKLYが買収されるかもしれないという噂がある中、休暇を取っている場合ではないと焦る日野。

赤澤燈、平野良らが贈る笑い×歌×ダンスのビジネスコメディ第3弾『ビジネスライクプレイ3』ゲネプロレポート

そこに金平班のリーダーだが、まったく頼りない金平大吾(エハラ)が、出世の大チャンスが舞い込んできたと喜び勇んで現れる。WEEKLYと電信との共同プロジェクトが決まり、金平班が電信へ出向することになったのだ。

だが、日野は過去にもあったという電信との共同プロジェクトで、WEEKLYの社員がひどい目に会ってきたという噂を口にする。不安がる金平班のメンバーたちだが、そこへ電信の赤城班が打合せへとやって来てしまう。

赤澤燈、平野良らが贈る笑い×歌×ダンスのビジネスコメディ第3弾『ビジネスライクプレイ3』ゲネプロレポート

赤城班のリーダーである赤城桂太郎(平野)、そして部下の神田悠(加藤)、根津レオン(菊池)、花園いずみ(平賀)。スーパーでエリートなサラリーマンの赤城たちにビビりまくる金平班たちは、共同プロジェクトとして、ゲームや2.5次元舞台となるようなコンテンツを生み出すというIPビジネスに取り組むことに。しかし、それぞれがビジネスのアイデア出しで悩む中で、赤城から土田とのある因縁が明かされていく・・・。

今作は3作目ではあるものの、冒頭で物語の状況やキャラクターたちの紹介がストーリー展開と共にさりげなく盛り込まれた脚本となっており、過去の作品を観ていなくても違和感なく入り込める内容となっている。もちろん今作でも、新宿FACEの距離感が近い客席に360度囲まれたステージを活かした演出の数々は健在。パワフルでエネルギッシュなキャストの演技と笑いがダイレクトに伝わるステージングによって、劇場内に臨場感と熱気が満ちあふれ、物語を盛り立ててくれる。

赤澤燈、平野良らが贈る笑い×歌×ダンスのビジネスコメディ第3弾『ビジネスライクプレイ3』ゲネプロレポート

会話と間といった計算された笑いにアドリブ、IPビジネスとして数々の某2.5次元舞台のパロディネタも満載で、ライブ感覚の歌とダンスといったエンターテインメントがたたみかけるように押し寄せる今作。そして何よりも「ワーキング・ステージ」として、ブラック企業の社畜であるダメサラリーマンたちが、仕事の中で逆境に立ち向かっていく姿が描かれ、ダサくて笑えるのに、なぜかまぶしくカッコイイという共感を呼ぶキャラクター設定とストーリーに引き込まれていく。

前作までは土田を演じる陳内将とのW主演であった赤澤は、土田が不在の今作では孤軍奮闘ぶりを示しながらも、成長し続けてきた常識人キャラの日野として、周りをツッコミながら全員を引っ張っていく姿をエネルギッシュに魅せてくれる。その赤澤が演じる日野を中心に、松井、健人、今立、そしてエハラたちがWEEKLYのダメサラリーマンたちとして、個性を爆発させながらノンストップな笑いを繰り出す。

赤澤燈、平野良らが贈る笑い×歌×ダンスのビジネスコメディ第3弾『ビジネスライクプレイ3』ゲネプロレポート

そんな金平班たちに負けない存在感を見せてくれるキャラクターとして、個性あふれるどころか、あふれすぎる登場人物たちなのが、平野、加藤、菊池、平賀が演じる赤城班の面々だ。バリバリの体育会系である神田、謎の海外宗教を信奉するトリリンガルの根津、一見クールだが往年のアイドル好き花園。そして赤城班のリーダーであるスーパーエリートなサラリーマンの赤城。フリーダムなWEEKLY社員に、個性的すぎる電信メンバーたちが新たに加わり、ワーキング・ステージの第3弾として勢いを増す今作をさらに盛り上げてくれている。

「ビジネスライクプレイ(遊ぶように仕事する)! それが理想の仕事!!」という熱いメッセージを胸に、負けっぱなしの大人たちの最底辺からの逆転劇が始まる。明日も仕事を頑張れるというような元気と笑いをもらえる奇跡のビジネスコメディが今、みたびの開幕を迎える。

(取材・文/櫻井宏充)

ワーキング・ステージ『ビジネスライクプレイ3』公演情報

上演スケジュール

2024年5月3日(金・祝)~5月11日(土) 新宿FACE

スタッフ・キャスト

【演出・脚本】川尻恵太
【音楽】あらいふとし + ミヤジマジュン
【振付】EBATO

【出演】
赤澤燈 松井勇歩 健人
加藤将 菊池修司 平賀勇成
平野良
今立進
エハラマサヒロ

これまでのあらすじ

浄水器の営業販売に行き詰まりを感じた生真面目なサラリーマン日野洋治は、 転職情報誌を適当に開いた先に偶然載っていた「株式会社WEEKLY」に転職した。
配属された金平チームには、コピーライターの土田万平をはじめ、ろくに仕事もしないで遊ぶように過ごすサラリーマンたちがいた。
慣れないことに翻弄されながらも、日野の一生懸命さにチームが一致団結し、最終的には大きな案件「雪解けチョコレート」をゲット!チームとしてひと周り成長することが出来た。(1作目)

さらに数ヶ月後、金平チームの選抜メンバーが、仲の悪い松見班(営業成績ワースト1位を争う仲)と北海道研修旅行に行った先で、数々のトラブルに見舞われながらも、合同チームとして協力しあい、大型案件「ポテトチップス 海鮮ミックス味」もゲット!(2作目)

最近調子の良い金平チームだが、今度は何が起こるのか。
ビジネスマンは優秀なだけではいけない。チームとは何なのか。仲間とはどういう存在なのか。
成長した日野が改めて考える、ビジネスマンとして大切なことは・・・。

公式サイト

【公式サイト】 https://worldcode.co.jp/pulesute03/
【公式X(Twitter)】@wstage_BLP

(C) 2020 ビジネスライクプレイ製作委員会

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この記事を書いた人

演劇、海外ドラマ、映画、音楽などをマルチに扱うエンタメライター。エンタステージ立ち上げからライターとして参加し、小劇場から大劇場のストレートプレイにミュージカル、2.5次元、海外戯曲など幅広いジャンルにおいて演劇作品の魅力を日々お伝えしています!

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