東京・TBS赤坂ACTシアターにてロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。本公演を迎える7月から新ハリー・ポッター役で平方元基と吉沢悠の出演が決まっており、さらに注目度が集まる本作。4月29日(土)に、東京ミッドタウン日比谷で開催中のHibiya Festival 2024でパフォーマンス及び平方と吉沢によるトークショーが行われた。
「ハリー・ポッター」シリーズの原作者・J.K.ローリング、演出家のジョン・ティファニー、脚本家のジャック・ソーンによって創作されたオリジナル・ストーリーを描く舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。舞台はこれまでにロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、メルボルン、ハンブルク、トロントの6都市で上演されてきた。
東京公演ではオーディションを勝ち抜いた日本オリジナルキャストで2022年7月8日(金)より上演を開始。2024年10月末までの公演延長がすでに決定している。
4月29日、日比谷ステップ広場に設けられる大型ステージ上で展開される劇場ショーケース「ステップショー」のプログラムとして、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が劇場外では初披露となるワンドダンスのパフォーマンスと、新ハリー・ポッター役の平方元基と吉沢悠によるトークショーが行われた。
ワンドダンスとは、舞台中に繰り広げられるホグワーツ魔法魔術学校の生徒たちによるダンスで、まるで杖に操られているような動きと息のあったフォーメーションダンスが見どころだ。
そしてトークショーには平方と吉沢が登壇。初めて本作を見た時の気持ちや、意気込みなどが語られ、本作の魅力を聞かれた平方は「この舞台のコピーで“魔法が現実になる”って書いてあって、どういうことだと思ってたんですけど、実際に見てみたら、本当に魔法が実際にあって、人が飛んでいったり消えたり。魔法の熱を感じたりするじゃないですか」と、初めて見た時の興奮そのままに語り始める。
そして、「映画や本では感じられない、五感を使った体験ができるのが舞台ならではだなと思いました。初めての演劇体験をさせて
くれる場所だったから、僕は本当に何度見ても楽しい作品だなと思います」と熱いコメント。
一方、吉沢はハリー達が激闘した時代から19年後の物語が描かれた本作のテーマについて「19年後は結婚していて子供もいてという、新たな成長したハリーの姿をちゃんと見られるというのは舞台だけです。今までの物語をしっかり知っているとよりこの19年後の世界も楽しめると思いますし、この舞台で始めて『ハリー・ポッターに触れました』という方でも楽しめるような魔法の世界があって、本当にすごいものを生み出したなと思います」としみじみ語った。
平方、吉沢が出演する舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』はTBS赤坂ACTシアターにてロングラン上演中。2人のハリーがどんな姿を見せてくれるのかに期待が高まる。
(撮影:山本春花)
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』公演情報
上演スケジュール
ロングラン上演中 TBS赤坂ACTシアター
キャスト
2024年7月以降に登場する3年目新キャスト
ハリー・ポッター:平方元基/吉沢 悠
ハーマイオニー・グレンジャー:木村花代/豊田エリー
ロン・ウィーズリー:ひょっこりはん/矢崎 広
ドラコ・マルフォイ:永井 大
ジニー・ポッター:大沢あかね
アルバス・ポッター:佐藤知恩/渡邉 蒼
スコーピウス・マルフォイ:浅見和哉、久保和支
嘆きのマートル:出口稚子
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:飛香まい
デルフィー:乃村美絵、高山璃子
あらすじ
ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後、かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々を不安にさせていた。魔法省で働くハリー・ポッターはいまや三人の子の父親。今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学する次男のアルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命にあらがうように、父親に反抗的な態度を取る。幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいた。
そんな中、アルバスは魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会う。彼は、父ハリーと犬猿の仲であるドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスだった!
二人の出会いが引き金となり、暗闇による支配が、加速していく…。