『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~開幕!中川晃教「終わらない旅の感動を届けたい」

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2018年6月25日(月)に東京・明治座にて銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~が開幕した。原作は、松本零士の生み出した不朽の名作漫画「銀河鉄道999」。初日前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、出演者より中川晃教、ハルカ、染谷俊之、美山加恋、凰稀かなめ、平方元基、そして原作者であり舞台版の総監修も務めた松本が登壇し、意気込みを語った(司会進行はお宮の松が担当)。

『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~舞台写真_2

主人公・星野鉄郎役を演じる中川は「限りある時間ですが、お客様に『銀河鉄道999』の旅をお届けできること、今からワクワクしています。(作品作りをしていく中で)鉄郎だけでなく全登場人物が、この物語の中で旅をしているということを実感しました。お客様の心にも、終わらない旅の感動を届けられるようにがんばっていきたいと思います」と挨拶。

『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~舞台写真_4

メーテル役のハルカは「迷いながら作ってきて、今でもずっと迷いがあります。それは初日から最後まで続くものだと思うんですが、松本先生が『今でもまだ、僕も旅の途中だ』とおっしゃっていた言葉が私の勇気になりました。なので、迷いながらも最後まで走り抜けたいと思います」と気合いを入れていた。

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機械伯爵役の染谷は「僕らにしかできない、舞台版の『銀河鉄道999』を皆さんにお届けしたいと思います。精一杯がんばりますので、最後まで支えてくださると嬉しいです」、クリスタルガラスの体を持つクレア役の美山は「ガラスの役は初めてなので、もう一生ないだろうなと思って楽しく演じさせていただいております(笑)。千秋楽まで精一杯演じきりたいと思います」とコメント。

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また、大山トチロー役の入野も「ついに初日を迎える日が来ました。バタバタと調整中で大変ではありますが、最後まで終着駅に向かって走り続けたいと思います」と続いた。

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クイーン・エメラルダス役の凰稀は、6月18日(月)にBSスカパー!で放送された「生ドラマ」にも同役で出演している(7月29日19:00より再放送あり)。舞台版では「ドラマともアニメと違う、舞台でしか見せられない『銀河鉄道999』があると思っています。(キャスト一同)心は一つ。皆様に楽しんでいただけるよう、精一杯がんばっていきたいと思います」。

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キャプテン・ハーロック役の平方も「作品をゼロから作っていく中で、皆さんと話し合いながら有意義な時間を過ごすことができました。原作が素晴らしいものであるからこそ、最後までブレずにやってこられたんだと思います。皆の力を信じて、お客様が素晴らしい拍手を返してくださることを信じて、最後までやっていけたらと思っております」と語った。

原作・総監修を務めた松本は、福岡から上京してきた若き日、明治座近辺に下宿していたと振り返る。「(思い出の地の)その近くで皆さんにがんばっていただけるのは、とても嬉しいです。こうして、私はこの年になっても青春のレールの上を走り回っているわけです。皆さんも、終わらない夢を果たすために、がんばってください」と、キャスト陣にエールを送る。

また会見の最後には、中川から松本へサプライズが・・・。「実は、先生にプレゼントしたいものが」と渡したのは、ニット帽。ニット帽と言えば松本のトレードマークであり、中川が手渡した新しいニット帽には、赤いドクロのマークがあしらわれていた。それを見た松本は「ドクロマークは『骨になっても戦う』という決意の表明。子どもの頃からの憧れでした。私も骨になっても、まだ戦います」と笑顔で宣言していた。

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舞台は、裕福な人々が機械化人となり、永遠の命を謳歌する世界。主人公・星野鉄郎(中川)は、機械伯爵(染谷)による人間狩りに遭い、母(小野妃香里)を殺されてしまう。復讐を誓う鉄郎は、機械の身体をくれるという星を目指し、銀河超特急999号に乗り込もうと決意する。そんな鉄郎に目をつけた謎の美女メーテル(ハルカ)。その出会いにより、鉄郎はついに宇宙への旅に出た。

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旅の途中、銀河超特急999号で働くクレア(美山)、車掌(お宮の松)、土星の衛星・タイタンにあるぶどう谷の山賊アンタレス(塚原大助)、女海賊クイーン・エメラルダス(凰稀)、アルカディア号で多くの海賊を率いるキャプテン・ハーロック(平方)、かつて宇宙を駆けた青年・大山トチロー(入野)らに出会い、それぞれの生き様は想いに触れて成長していく鉄郎。果たして、鉄郎の旅の行く先は―。

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今回の作品は、1979年に公開された劇場版第1作目のストーリーにオリジナルシーンを加えた物語となっている。脚本は坪田文、演出は児玉明子、映像演出はムーチョ村松が担当。舞台という限られた空間に、無限の広がりを持たせる舞台美術・映像が美しい。“GALAXY OPERA”という新しい形で提示される壮大な世界観を、ぜひ劇場で。

銀河鉄道999 40周年記念作品舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~は、6月30(土)まで東京・明治座にて上演。その後、福岡、大阪を巡演する。日程の詳細は、以下のとおり。

【東京公演】2018年6月23日(土)~6月30日(土) 明治座
【福岡公演】2018年7月21日(土)~7月22⽇(日) 北九州芸術劇場⼤ホール
【大阪公演】2018年7月25日(水)~7月29⽇(日) 梅⽥芸術劇場シアター・ドラマシティ

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(C)松本零士・東映アニメーション (c)舞台『銀河鉄道999』実行委員会2018

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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