2024年4月、東京・日本青年館ホールにて舞台『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』が上演されることが明かされた。
原作は、奇妙な銀行強盗に“魂の51%”を奪われた13人の被害者彼等の身に起こる不思議な事件と奇跡を描いた傑作小説。「舞台化不可能」と言われたファンタジー小説の世界初の舞台化となる。
出演は宝塚歌劇団で歴代最長記録となる12年3か月間に渡りトップ娘役を務め、数々の大ヒットミュージカルの主役として高い評価を受ける花總まりと、大河ドラマ『麒麟がくる』や舞台『ドライブインカリフォルニア』、そして情報番組『めざまし8』、NHK『うたコン』などの司会と幅広いジャンルで活躍する谷原章介。
◆あらすじ
その日その銀行には、13人の人々がいた。
窓口係が2人、副支店長が1人、列に並んで待っている客が10人。
そこに紫色の帽子を被った風変わりな強盗が現れた。
天井に向けて一発の銃弾を放つと、強盗は言った。
「今持っている物の中で最も思い入れのある物を差し出せ」
先頭に立っていた男が100ドル札を差し出した。
強盗はそれを破らせ再び口を開いた。
「言葉の意味をよく考えろ。最も大切な物を差し出すんだ」
13人それぞれが思い出の品を渡すと、強盗は
「私はあなた達の魂の51%を手にした。それによりあなた達の身に
奇妙な出来事が起きる。自ら魂の51%を回復しない限り、命を落とすことになるだろう」
事件から3日後、妻は自分の身長が縮み始めていることに気づいた―。
舞台『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』は2024年4月、東京・日本青年館ホールにて上演される。
舞台『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』
上演スケジュール
2024年4月 日本青年館ホール
出演
花總まり 谷原章介 他