久堂清霞ら特務小隊の戦い描くオリジナルストーリー！舞台版『わたしの幸せな結婚』公開ゲネプロレポート

2023年8月11日2024年7月31日

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久堂清霞ら特務小隊の戦い描くオリジナルストーリー！舞台版『わたしの幸せな結婚』公開ゲネプロレポート

2023年8月11日（金・祝）に東京・シアター1010で舞台版『わたしの幸せな結婚』－帝都陸軍オクツキ奇譚－が開幕。久堂清霞を演じる泰江和明の他、森田桐矢、菊池修司、佐藤永典、中山咲月、井澤巧麻、久保侑大、紘太朗、木村聖哉、辻凌志朗、佐々木崇らが出演する本作。初日の幕が開く直前に行われた公開ゲネプロの模様をお伝えする。

2019年より刊行の顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる小説「わたしの幸せな結婚」は、シリーズ累計発行部数700万部（コミック・電子書籍を含む）を突破した人気作。明治・大正期を彷彿とさせる架空の世界を舞台に、心を閉ざしたエリート軍人と、家族に虐げられて育った少女の政略結婚から始まる異色のラブストーリーが描かれている。

2023年には目黒蓮（Snow Man）、今田美桜らによって映画化、TOKYO MXなどでアニメ化も果たし、さらに注目度が増す中、ついに舞台版が開幕した。舞台版「わた婚」は、異能者たちの墓場-オクツキ-の封印がとかれたことをきっかけに、久堂清霞率いる特務小隊が闘いに臨む姿を描いた、原作では語られなかったオリジナルストーリーを展開している。

異能者の名家に生まれ、若くして帝都陸軍の対異特殊部隊隊長を務める久堂清霞（泰江）は、同じく異能家系でありながら能力を持たないために、家族から虐げられてきた斎森美世と出会い、愛おしい人との日々を過ごしてきた。軍人として平穏な日々を望むことはできずとも、美世の幸福を願い、そして部下の命を背負い任務に奔走していた。そんな中、五道（森田）、松平（井澤）、嶺（久保）、村雨（紘太朗）、最上（辻）らがいる清霞の部隊に明原（木村）が新たに加入する。

自身に異能の力はないと言い張り、別の部隊を志望する明原への指導を誰も希望せず、前当主である父・実が美世にまつわる騒動を起こしたため、久堂家の麾下に入った辰石家の当主を引き継いだ一志（佐藤永典）に明原を預けることに。そんなある日、無念のうちに命を落とした異能者を封じ込めた墓場―オクツキ―が暴かれたとの報せが届き、清霞は次期帝と目される皇子・堯人（中山）から「下手をすれば命を落とす者もいる」と天啓を告げられる。

危険な任務に清霞が逡巡するころ、その怨念を晴らすべくオクツキの霊･･･“御霊月魄（みたまげっぱく）部隊”を名乗る、孤月（岡本）、氷輪（松原）、玉兎（佐藤祐吾）が無差別に人々を襲っていた。さらにその裏では、宮内省から派遣された“交渉人”鶴木新（菊池）が、美世の周囲で不穏な動きを見せており･･･という物語が展開していく。

特務小隊の活躍を存分に味わえるのが醍醐味である本作では、知られざるキャラクターの一面や物語の世界観を感じることが出来、異能を使ったアクションシーンも見応えたっぷりだ。清霞の美世に対する愛の深さなどもよりストレートに見られるため、新鮮に「わた婚」を楽しめる仕上がりとなっている。一方、原作を知らずともこれまでの清霞と美世の物語がすっと入ってくるような構成となっており、舞台版を見た後に原作を読んでみたくなるようなわくわく感を与えてくれるだろう。

舞台『わたしの幸せな結婚』－帝都陸軍オクツキ奇譚－は8月20日（日）まで東京・シアター1010で上演。上演時間は約2時間（休憩なし）予定だ。なお、最終日の2公演のライブ配信が行われることも決まっている。各公演でそれぞれ異なる収録映像も用意されているという。

（取材・文・撮影＝エンタステージ編集部3号）

開幕コメント

◆泰江和明

いま明かされるもう一つの物語
顎木あくみ先生のわた婚に、三浦香さんが創り出したオリジナルキャラクター達が組み合わさる「一つ一つの台詞に込めて下さったそれぞれの強い想いを久堂清霞を通して大切に届けます！」
応援して下さる全ての皆様へ感謝を込めてどうか最後まで応援宜しくお願い致します。

久堂清霞・泰江和明

◆森田桐矢

舞台『わたしの幸せな結婚』がいよいよ始まります。今年は実写映画やアニメもあり、様々な形のわた婚が生まれてますが、この舞台でもオリジナルストーリーという事でまた違った新しいわた婚の世界を味わって頂けると思います。舞台ならではな演出やオクツキの戦いを、臨場感MAXでお届けしますので、劇場で是非お楽しみ下さい。

◆菊池修司

小説、漫画やアニメ、映画と様々なメディアミックスで展開されている『わたしの幸せな結婚』が、今回、舞台ならではの表現やストーリーで届けられるということで、今からとてもワクワクしています。
カンパニー一同、それぞれが役と向き合い、作品と向き合い、僕は誰よりも「鶴木新」という人物について考えてきました。
今僕らが届ける、”舞台わた婚”を、是非劇場で楽しんでいただけたら、とても嬉しいです。

◆佐藤永典

小説、漫画、実写映画、アニメに続いて今回の舞台版『わたしの幸せな結婚』。
演出の三浦さん、そして主演の泰江君を筆頭に稽古を重ね、素敵な作品が出来たと思います。
観劇してくださる皆様にどのように感じていただけるのか楽しみでなりません。
是非劇場でお待ちしております！

◆中山咲月

この度堯人を演じさせていただきます、中山咲月です。稽古開始から既に座長の泰江さんがとても頼もしくて、そのおかげか不安等一切無く初日を迎えられそうです。
無事初日を迎えられること、皆様へ心から感謝しております。
舞台でしか見られないわた婚の世界観を、みなさんの目で直接見てほしいです。
劇場でお待ちしています！