2022年9月9日(金)に富山のオーバード・ホールにて、新感線☆RX『薔薇とサムライ 2−海賊女王の帰還−』が開幕する。本作は、2010年に上演された『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive~』(以下、薔薇サム)の続編であり、新感線の大人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品。4年ぶりの生バンドを入れた“音モノ”Rシリーズとして、古田新太扮する五右衛門と、天海祐希演じるアンヌの冒険譚を再び描く。
▶製作発表の模様はこちら:https://enterstage.jp/wp/news/2022/07/106282.html
12年ぶりに復活する『薔薇サム』は、主宰・演出・いのうえひでのり、座付き作家・中島かずきが、高校生の頃から35年間ブレずに貫き続けるたくさんの“好き”が詰まった新感線の作風そのもの。生バンドの力も得て、活力溢れる『薔薇サム』の世界を再び描く。
出演には、若手からベテランまでが結集。新感線初参加となる石田ニコルと神尾楓珠、お久しぶりの森奈みはる、年に1作品のペースで劇団☆新感線に参加する早乙女友貴、新感線初参加にして初舞台の西垣匠、5年ぶり2度目の新感線参加となる生瀬勝久。さらには、古田に加えて高田聖子、粟根まことを始めとする劇団員の面々もずらりと顔を揃える。
そして久しぶりの“RX”ということで、冠徹弥と教祖イコマノリユキも参加し、総勢41名のキャストと5名のバンドメンバーとともに、アンヌと五右衛門の新たな冒険譚が始まる。
時は、17世紀。女海賊アンヌ・デ・アルワイダ(天海祐希)が天下の大泥棒石川五右衛門(古田新太)の協力を得てコルドニア王国の混乱を収め、国王となってから10数年が過ぎようとしていた。
南の島、デルソル島。科学者ケッペル・レンテス(粟根まこと)がとある研究に勤しんでいると、島を欧州の兵が襲撃。島民を奴隷として捕まえていく。が、そこに現れた五右衛門のおかげで兵士達を撃退する。彼らがコルドニア王国の兵士だと気づく五右衛門。平和主義だったアンヌがなぜ?訝しんだ五右衛門は彼女の真意を確かめるため、ケッペルと共にコルドニアに向かう。
その頃、コルドニアには新たな危機が訪れようとしていた。周辺諸国の征圧を狙うソルバニアノッソ王国の女王マリア・グランデ(高田聖子)が、隣国ボスコーニュ公国を併合しようとしていた。その調印式に招待されたアンヌは、才覚を見込んで供にしているイクシタニア王国の王女ロザリオ・イクシタニア(石田二コル)とともに、ソルバニアノッソの宮殿に赴く。
調印式の祝賀会には、ボスコーニュ公国の国王シャルル 1 世の弟、ラウル・ド・ボスコーニュ(神尾楓珠)がいた。シャルル 1 世が海難事故で生死不明の今、彼がボスコーニュの代表だった。将軍の寝返りにあい、国民を守るためには不利な条件の併合を受け入れるしかなかったのだ。
その席で、自分に従うようアンヌを脅すマリア。彼女の狙いはイクシタニアとコルドニアだ。だがアンヌは、コルドニアとその友人たちの自由が脅かされれば立ち向かうと宣言する。アンヌと行き違いにコルドニアに着いた五右衛門は、そこでボルマン・ロードス宰相(生瀬勝久)と出会う。
今でこそ一国の宰相となっているボルマンだったが、かつては五右衛門と同業だった。たぐいまれなる料理の腕で貴族に取り入り油断させ、その家の宝を根こそぎ奪う。“舌の魔術師”と呼ばれる泥棒だったのだ。ボルマンの野望に気づく五右衛門だったが、彼の策にはまり、身動きを封じられてしまう。
外にマリア、内にボルマン。二つの脅威に挟まれるアンヌと五右衛門。親友エリザベッタ(森奈みはる)とその息子ベルナルド(西垣匠)やマリアの息子マクシミリアン・ド・ラブズブール(早乙女友貴)も巻き込み、事態は風雲急を告げる。そしてコルドニアに魔の手が迫る中、アンヌにも予想外の事態が!果たしてアンヌは己の誇りにかけて、国と民を護れるか――!?
2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2―海賊女王の帰還―』は、9月9日(金)から9月11日(日)まで富山・オーバード・ホールにて上演。その後、新潟・大阪を順延し、11月1日(火)から12月6日(火)まで東京・新橋演舞場にて公演を行う。
また、本作の上演を記念し、ゲキ×シネ『薔薇とサムライ』ほか、五右衛門ロックシリーズの上映が決定。公演期間と合わせ、12年前の前作『薔薇とサムライ』などをゲキ×シネ版にて富山、新潟、大阪近郊、東京近郊の映画館で上映する。詳細は公式サイトにてご確認を。
【詳細】https://gxcblog.exblog.jp/32794620/
(撮影/田中亜紀)
2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2―海賊女王の帰還―』公演情報
上演スケジュール・チケット
【富山公演】2022年9月9日(金)~9月11日(日) オーバード・ホール
【新潟公演】2022年9月22日(木)~9月25日(日) 新潟県民会館 大ホール
【大阪公演】2022年10月5日(水)~9月20日(木) フェスティバルホール
【東京公演】2022年11月1日(火)~12月6日(火) 新橋演舞場
スタッフ・キャスト
【作】中島かずき
【作詞】森雪之丞
【音楽】岡崎司
【振付・ステージング】川崎悦子
【演出】いのうえひでのり
【出演】
古田新太 天海祐希 石田ニコル 神尾楓珠 高田聖子 粟根まこと 森奈みはる
早乙女友貴 西垣匠 生瀬勝久
右近健一 河野まさと 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋 山本カナコ
礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ
村木仁 川原正嗣 武田浩二 冠徹弥 教祖イコマノリユキ
藤家剛 川島弘之 菊地雄人 あきつ来野良 藤田修平 北川裕貴 紀國谷亮輔 下島一成
米花剛史 駒田圭佑 前原雅樹 津曲希昌 上田亜希子 森加織 島田風香 髙橋優香
【公式サイト】http://www.vi-shinkansen.co.jp/
【公式Twitter】@SHINKANSENinfo