2022年7月に東京と大阪で、音楽劇『クラウディア』Produced by 地球ゴージャスの上演が決定した。“愛を禁じられた世界で芽生えた、二つの恋の物語”が、18年ぶりに大野拓朗と甲斐翔真のW主演で復活する。
『クラウディア』は、岸谷五朗・寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」によって2004年に初演され、2005年の地球ゴージャス10周年記念の際にアンコール上演された作品。岸谷五朗の「反戦三部作」の第1作目で、桑田佳祐が書き下ろした「FRIENDS」ほか、サザンオールスターズの数々の楽曲で綴るジュークボックスミュージカルとなっている。
過去の公演ではファッションデザイナーの山本寛斎氏が衣裳を手掛けたことも話題となったが、今回は、寛斎氏亡き後そのクリエーションを引き継いだ山本寛斎事務所が再び衣裳デザインを担当する。
物語の舞台は、愛を禁じられ、戦いに明け暮れる「根國」と「幹國」という2つの民族しかいない世界。しかし、神親殿という神が定めた絶対の掟に背く二つの恋が芽生えた。民族を超えて密かに育まれる愛と、自覚せぬままお互いを想い合う愛。二つの愛はやがて、その「世界」そのものを揺るがすことになっていく・・・。
大野と甲斐が演じるのは、禁じられた愛に翻弄される「根國」の剣豪・細亜羅(ジアラ)。その細亜羅と対立する「幹國」の長・毘子蔵(ヒコゾウ)役には廣瀬友祐とダンスパフォーマンスグループs**t kingz(シットキングス)のOguriこと小栗基裕がWキャストで決定した。
さらに、タイトルロールとなるクラウディア役(Wキャスト)には田村芽実と、ディズニー映画『ライオン・キング』のヒロイン・ナラ役などで知られる門山葉子。「幹國」一の女戦士であり、男性からも一目置かれる存在の織愛(オリエ)役には美弥るりか、「根國」の長・ヤン役(Wキャスト)には上山竜治と中河内雅貴、両国に恐れられている龍の子役(Wキャスト)を平間壮一と新原泰佑、物語の世界を司る神・神親殿(シンデン)役を湖月わたるが務める。
音楽劇『クラウディア』Produced by 地球ゴージャスは、7月4日(月)から7月24日(日)まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、7月29日(金)から7月31日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
コメント紹介
◆岸谷五朗(脚本・演出)
瞳を閉じれば・・・
18年という長い年月が砂に舞い、あの熱い舞台が昨日のように鮮やかにかたどられ蘇る、アドレナリンが上がりまくる!「愛する」ことを取り上げられた人類がもがき、苦しみ、「人間の芯」を追求しながら、命を懸けて「真実」を見つけていく。世界の情勢は皮肉にも18年前に訴えた作品テーマ<反戦>を全く古くさせない。
「武力でのオドシアイ」がより強く席巻している昨今、正に2022年の今だからこそ上演されるべき演劇であると確信しています。コロナで落ち込んでる演劇界をサザンの音楽と共に、素晴らしき俳優たちが肉体表現の限界まで追求し、真のエンターテイメントの確立を目指します!
脚本を2022年版に全て書き直し、新たな美術、新たな振り付け、新たな演出で、お客様の前に蘇る新生『クラウディア』!
ぜひ、劇場にお越しください!お待ちしております。
音楽劇『クラウディア』Produced by 地球ゴージャス 公演情報
上演スケジュール
【東京公演】2022年7月4日(月)~7月24日(日) 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
【大阪公演】2022年7月29日(金)~7月31日(日) 森ノ宮ピロティホール
スタッフ・キャスト
【脚本・演出】岸谷五朗
【主題歌】サザンオールスターズ「FRIENDS」
【楽曲協力】タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント
【衣裳】山本寛斎事務所
【ヘアメイク】冨沢ノボル
【振付】原田 薫 大村俊介(SHUN) 藤林美沙
【殺陣】島口哲朗(剱伎衆かむゐ)
【出演】
大野拓朗/甲斐翔真(Wキャスト) 廣瀬友祐/小栗基裕(Wキャスト) 田村芽実/門山葉子(Wキャスト) 美弥るりか 上山竜治/中河内雅貴(Wキャスト) 平間壮一/新原泰佑(Wキャスト) 湖月わたる ほか
【公式サイト】https://www.claudia2022.com/