2022年1月28日(金)に1夜だけ開催される『Japan Musical Festival 2022』。その取材会で、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』に出演する中川晃教、藤岡正明、花村想太、東啓介と、コーラスで参加する山野靖博が一部を披露した(尾上右近は都合により欠席)。
『Japan Musical Festival 2022』は、実力派から若手、2.5次元ミュージカルなど、日本のミュージカルスターたちが一堂に会する夢のコンサート。ミュージカルファンが聴きたい名曲や2022年期待のミュージカルから話題の曲などをいち早く紹介する。さらに、舞台上にアバターを出現させるなど、最新の映像技術を駆使して、従来のコンサートに対するイメージを超越するステージ演出を用意している。
本コンサートには、『ジャージー・ボーイズ』メンバーのほか、加藤和樹、知念里奈、田代万里生、木下晴香、鈴木勝吾、平野良、そして2月に上演される『The View Upstairs -君が見た、 あの日-』カンパニーとして平間壮一、小関裕太、畠中洋、JKim、阪本奨悟、関谷春子、大村俊介(SHUN)、大嶺巧、岡幸二郎が参加。さらに、井上芳雄と海宝直人が映像出演することも決定している。
5人は「Sherry」「Big Girls Don’t Cry」などを織り交ぜた「ジャージー・ボーイズ・メドレー」を歌唱。さらに、フランキー・ヴァリ役のWキャストとなった中川と花村が「Can’t Take My Eyes Off of You」で、ここでしか見られないデュエットを披露した。
取材会で、まず中川は「韓国でミュージカルフェスティバルに出演させていただいた時に、“ミュージカル”というものを通じて、様々なお客様が楽しんでいる姿にすごく衝撃を受けたんです。そして、いつか日本でもミュージカルが主役となったフェスができたら・・・と思っていたのが、ついに叶いました」と喜び、「1日じゃもったいない!この1回を成功させて、今後も盛り上がっていくようにしたいです」と語った。
『ジャージー・ボーイズ』のフランキー・ヴァリ役のWキャストに抜擢された花村は、昨年ミュージカル『RENT』でミュージカルデビューを果たした新星。「右も左もわからない中、こんなにすごい人たちと一緒に歌わせていただけることが幸せです。『ジャージー・ボーイズ』として僕が出る姿も初めてお披露目する場になると思うので、がんばって歌いたいと思います」と意気込み十分。
そして、藤岡は「日本のミュージカルの労働者枠を代表して!ミュージカルと一口に言ってもいろんな作品があります。いろんな方面からミュージカルの良さを伝えたいです。本当に素晴らしい機会をいただいたので、これからもっと日本のミュージカルを盛り上げていくために、2年目、3年目と続けて・・・『Japan Musical Festival 2222』くらいまで出たいですね(笑)」と、笑いを交えながら先を見据えた。
東は「この『ジャージー・ボーイズ』メンバーで歌わせていただけることも光栄ですし、まだ共演したことのない方ともご一緒できるので、そういうコラボとかも楽しみです。最近、ミュージカル界が盛り上がっている気がして嬉しいですし、こういう機会にいろんな曲があるのを知って、よりミュージカルをより愛していただけるよう、がんばりたいと思います」とコメント。
コーラスとして参加する山野は「お声がけいただき光栄です。記念すべき第1回目に向けて、一生懸命準備をして素晴らしい舞台にできるようにしたいです」と語った。
ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』は、2016年に日本語版が初上演され、中川、藤岡、山野らが出演していた。2018年に再演され、2020年にも東ら新キャストを迎え再び上演を予定していたが、コロナ禍で『ジャージー・ボーイズ イン コンサート』と形式を変えて上演された。そして、2022年秋に花村らさらなる新キャストを迎え、満を持して再々演を行う。
花村と4人は、今回の歌稽古で初めて声を合わせたそうで、藤岡は「ハンパないよね?!俺たちは振付とかも経験してるからできるけど・・・すごいね!ハーモニーも素晴らしいし、さらにブラッシュアップして、きっと最高のメドレーを披露できるよね」と絶賛。また、不在の右近についても「日にちがあんまりないけど、スパルタしておきます(笑)!」といじっていた。
Wキャストのため本番では一緒に舞台立つことがなく、コンサートが貴重な共演機会となる中川も、「イイ感じ」と笑顔。「僕たちが演じるフランキー・ヴァリは超的なボーカリストだから、ソロからコーラスまで歌い分けなければならないんですよね。譜面に書かれていないこともたくさんあって、演出を受けて初めて気付くこともたくさんあるんです。でも、花村さんはまだまっさら。この『今、この歌を全身全霊で届けるんだ!』という輝きは、この作品になければならないものだと、今日改めて感じました。(花村が加わることで)今までと違う新たな『ジャージー・ボーイズ』のコーラスやハーモニーが生まれる予感がしています」と、新たなる公演に向けて期待を寄せた。
また、当日披露される楽曲も明らかに。東は加藤和樹とミュージカル『エリザベート』より「闇が広がる」をデュエットする。二人とも『エリザベート』は未経験だが、それ故に新しいトートとルドルフの可能性を観ることができそうだ。どちらがどのパートを歌うのかにも注目だ。また、東は『ディア・エヴァン・ハンセン』の「Waving Through A Window」を、「本来はソロの曲ですが、中川さん、藤岡さん、花村さんと、4人で歌えることも楽しみ」と語っていた。
藤岡は、「ミュージカル『ミス・サイゴン』の『世界が終わる夜のように』を、久しぶりに知念里奈ちゃんと歌えるのがすごく楽しみ。それから、ミュージカル『RENT』の『What You Own』を花村くんと歌わせていただくんですよ。僕、以前にロジャーをやらせていただいたことがあって。花村くんはマークをやっていたので、友情の曲を一緒にできるのが嬉しいですね」とアピール。
中川は、ミュージカル『モーツァルト!』の「愛していれば分かり合える」を木下晴香と歌唱予定。「共演はしていないんですが、世代を越えて出会う瞬間をこのコンサートでお届けできるんじゃないかなと思っております」と、楽しみにしている様子だった。
『Japan Musical Festival 2022』は、1月28日(金)18:00より東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催。予定曲は28曲、上演時間は2時間30分(休憩込)を予定。
なお、本コンサートは全国の映画館でライブビューイングが行われるほか、ライブ配信(Streaming+、PIA LIVE STREAM、Huluストア/アーカイブなし)が予定されている。
ライブ ・ ビューイング
【日時】2022年1月28日(金)18:00開演
【会場】全国各地の映画館
https://liveviewing.jp/jmf-musical2022/
※開場時間は映画館によって異なる
※大阪府では条例により、16歳未満の方は終了時間が19:00を過ぎる上映には保護者同伴でなければ入場不可
【料金】通常チケット:4,500円(税込/全席指定)
【公式パンフレット付チケット】6,300円(税込/全席指定)
※3歳以上有料/3歳未満で座席をご使用の場合は有料
※公式パンフレット付チケットを購入された方は、参加される映画館にてライブ・ビューイング当日に限り入場時に公式パンフレットをお渡し(実施日以外のお渡しはなし)
※公式パンフレット付チケットの取り扱いは日テレゼロチケ先行受付のみ
<チケット販売スケジュール>
【一般発売(先着) 】
2022年1月15日(土)12:00~1月27日(木)12:00
日テレゼロチケ:https://l-tike.com/ntvzero/event/jmf-lv-zero.html
◎ローソンチケット:https://l-tike.com/jmf-lv
※一般発売申込は1人につき2枚まで
予定曲
『レミゼラブル』より
「夢やぶれて」(知念)/「彼を帰して」(藤岡)/「ワンデイモア!」(加藤、知念、田代、木下、鈴木、平野)
『ミス·サイゴン』より
「世界が終わる夜のように」(知念、藤岡)
『エリザベート』より
「闇が広がる」(加藤・東)/「夜のボート」(田代・木下)
『モーツァルト!』より
「愛していれば分かり合える」(中川・木下)/「僕こそ音楽」(井上・中川)
『1789 -バスティーユの恋人たちー』より
「サ・イラ・モナムール」(加藤、鈴木、平野、東)
『オペラ座の怪人』より
「The Phantom of the Opera」(中川)
『ライオンキング』より
「Circle of Life」(田代)
『リトルマーメイド』より
「パート·オブ·ユア·ワールド」(木下)
『RENT』より
「What You Own」(藤岡、花村)/「Seasons of Love」(全員)
『ジャージー・ボーイズ』より
「ジャージー・ボーイズ・メドレー」スペシャルバージョン(中川、花村、藤岡、尾上、東、山野)
映画『グレイテスト・ショーマン』より
「The Greatest Show」(全員)/「This is Me」(全員)
『ジャック・ザ・リッパー』より
「こんな夜が俺は好き」(加藤)
『ディアエヴァン·ハンセン』より
「Waving Through A Window」(中川・藤岡・花村・東)
ほか