黒羽麻璃央を筆頭に見せつける「これが刀ミュだ!」ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮~レポート

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黒羽麻璃央を筆頭に見せつける「これが刀ミュだ!」ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮~レポート

2024年3月10日(日)に東京・TOKYO DOME CITY HALLにてミュージカル『刀剣乱舞』 ~陸奥一蓮~(みちのおく ひとつはちす)が開幕した。本作は刀ミュのミュージカル本公演11作目となる。

初日前日には公開ゲネプロと初日会見が行われ演出の茅野イサム、三日月宗近役の黒羽麻璃央、加州清光役の佐藤流司、蜂須賀虎徹役の高橋健介、鶴丸国永役の岡宮来夢、水心子正秀役の小西成弥、大包平役の松島勇之介、山姥切国広役の加藤大悟が登壇し、本作への意気込みを語った。

黒羽麻璃央を筆頭に見せつける「これが刀ミュだ!」ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮~レポート

目次

取材会レポート

本公演には阿津賀志山異聞2018巴里ぶりの出陣となる三日月宗近役の黒羽は「稽古場の段階から茅野さんに磨かれて、今日ゲネプロ、明日本番初日を迎えられること嬉しく思っています。審神者の皆様と同じくらい、僕もドキドキソワソワしながら明日を迎えると思うので緊張感も楽しみながら頑張ります」と微笑んだ。

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加州清光役の佐藤は「稽古期間が丸二ヶ月という長い時間をカンパニー一同切磋琢磨してまいりました。明日の本番に向けて今日のゲネプロで最終調整を行い、皆様に最高のものをお届けできるように我々最後まで諦めずに邁進してまいります」と真摯に答えた。

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蜂須賀虎徹役の高橋は「このメンバーで沢山話し合って、悩んで、苦しんで、いっぱいご飯を食べて、沢山笑って、本当に濃密な二か月間でした。ワクワクが止まらないので、観てくださる皆様、ミュージカル刀剣乱舞を応援してくださっている皆様に特に大満足いただける内容になっていると思います」と自信をのぞかせた。

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鶴丸国永役の岡宮は「僕個人として俳優生活を始めて丸五年間、鶴丸国永と一緒に歩んでまいりました。その五年間、本公演だったり、双騎だったり、色んな物語を紡がせていただきました。今回また新たに物語を紡がせていただけることに感謝しています。本当に今は緊張でいっぱいなんですけども…。皆で凄いものを見せるぞ!という気持ちで稽古してきたので明日からの初日頑張っていきたいと思います!」と意気込んだ。

水心子正秀役の小西は「ちょうど僕は三年前に東京心覚という作品でミュージカル『刀剣乱舞』に参加させていただきました。今回また新作公演に参加させていただけるということで、稽古の時から皆すごく熱量を持っていて、初日を迎えるのをずっと楽しみにしておりました。ついに主の皆さんにお届けできるということで本当に楽しみにしております」と笑顔で語った。

黒羽麻璃央を筆頭に見せつける「これが刀ミュだ!」ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮~レポート

大包平役の松島は「約二ヶ月間、すべては明日から始まる本番のために何度も悩んで、何度も壁にぶち当たりながら走り抜けてきました。もうここからは一公演も余すことなく皆様に届けられるように精一杯務めますので、最後まで応援のほど宜しくお願いいたします」と覚悟を見せる。

山姥切国広役の加藤は「稽古が始まってからここまで沢山色んなことがありましたが、とてもかっこいい先輩方の背中を見させていただき、自分自身としても少しは成長できたかなと思います。その姿を明日から皆様にお見せできるように精進していきますので、是非応援のほど宜しくお願いします」と静かな闘志を感じさせた。

黒羽麻璃央を筆頭に見せつける「これが刀ミュだ!」ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮~レポート

最後に演出の茅野は「こういう囲み取材が久々すぎてね、見てわかるように皆が凄い緊張していてね」と笑い会場の雰囲気を和やかにさせ「こういう囲み取材の風景をみると時計が動き出したんだなって本当にちょっと感慨深いです」と目を細めた。

本作の見どころとして「やはり我が刀剣男士ですよ!彼らの動く様、生き様、本当に早くお見せしたくてうずうずしてます。それから、最近僕らはミュージカル『刀剣乱舞』として新しいことに挑戦してきましたが、今回は王道中の王道です。“これがミュージカル『刀剣乱舞』だ!”とバーンとお見せできる作品になっています。この九年間伊達じゃなかったぞということを実感してます」と語った。

そして「刀剣男士たちだけじゃなく、アンサンブル・・・僕は劇団員って呼んでいるんですけれども、彼らの力、ずっと僕らを支えてくれているスタッフの力がこの九年間でものすごく蓄積されて、それが全部ガチっとはまった舞台になるんじゃないかと思います」と作品へ手応えを感じているようだった。

公演レポート(※以下、一部あらすじを含みます)

蝦夷である阿弖流為(山本亨)と母禮(細見大輔)は朝廷より蝦夷討伐で派遣された坂上田村麻呂(三上市朗)により捕らえられていた。そこに三日月宗近(黒羽)が現れるが、阿弖流為と母禮は処刑される。

本丸では水心子正秀(小西)が大包平(松島)に園芸係の説明をしていた。まだ花を咲かせていないが大きな桜の木がある。加州清光(佐藤)と蜂須賀虎徹(高橋)はこの本丸では一振顕現されるごとに桜が植えられていることを教えるが、水心子はあることに気が付く。

黒羽麻璃央を筆頭に見せつける「これが刀ミュだ!」ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮~レポート

審神者のもとには山姥切国広(加藤)と鶴丸国永(岡宮)が呼ばれ、出陣を命じられる。今回の出陣先は奈良時代後期の東北。鶴丸国永は行方不明になっている三日月宗近がその時代にいると確信していた。

坂上田村麻呂は蝦夷討伐に向け本腰を入れる。一方蝦夷側は朝廷側との勢力の差を前に、中心人物である阿弖流為と母禮を逃がそうとしていた。朝廷軍と蝦夷の戦いに時間遡行軍が入り込み刀剣男士と戦闘になるが・・・。

本作は今までの刀ミュと比べてみても、特に歌唱パートの多さに驚いた。最近の出演舞台ではミュージカル作品に多く出ている黒羽と岡宮が引っ張り、ロックを感じさせる佐藤がアクセントを加える。誠実な加藤や伸びやかさを感じる小西など一人一人の歌声が魅力的だった。

黒羽麻璃央を筆頭に見せつける「これが刀ミュだ!」ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮~レポート

鶴丸国永は真っ白なのだが、岡宮が歌いだすと世界の色が濃くなるように感じた。会見で「鶴丸国永と共に俳優生活を歩んできた」と語った岡宮だが、その歩みは確かだ。また、三日月宗近と共に刀ミュをシリーズ初期から支える加州清光の出陣に胸が熱くなる。

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そして特筆すべきは黒羽だ。神々しさと共に悲しみを携える三日月宗近の姿を、台詞なくとも成立させる。本公演の出演は久しぶりとなったが、動き全てが美しかった。ハイスピードな殺陣、所作、歌声、どれをとってもパワーアップの度合いが凄まじかった。三日月宗近という存在の大きさに圧倒され、物語が含む謎の解明に向けその存在に焦がれる。

黒羽麻璃央を筆頭に見せつける「これが刀ミュだ!」ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮~レポート

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また、山本ら歴史上の人物のキャスト達も素晴らしい。今作の舞台である奈良時代後期から平安時代初期というのはあまり作品で描かれることは少ない。そのため、その時代に生きる人たちへのイメージが少ない人も多いだろう。しかし山本たちはそれを泥臭く野性味もありながら理性的に演じていた。作品にたびたび登場する桜の大木のように、彼らが力強く大きな存在として支えていた。

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この桜の大木を歴史上の人物たちに例えたが、やはり刀剣男士たちにも、ミュージカル『刀剣乱舞』にも例えられる。九年間2.5次元ミュージカルのトップを走り続けるこのシリーズは多くのキャスト、スタッフ、作品を愛する審神者たちによって根が支えられ大木に成長した。心に咲く桜の色はそれぞれに違うものになっているかもしれない。しかしこの公演中には連日鮮やかに咲き誇ることだろう。

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公演時間は約3時間20分予定(休憩20分含む)
※1部はミュージカル(約2時間20分)、2部はライブ(約40分)の二部構成

(取材・文・撮影/一本柳歌織)

 

\DMM TVでライブ・アーカイブ配信あり/

視聴ページはこちら

詳細>>https://tv.dmm.com/vod/?season=5463toukenm00360

関連記事:ミュージカル刀剣乱舞総まとめ!キャスト、過去公演、配信サービス|刀ミュ情報一覧【2.5次元舞台】

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ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮(みちのおく ひとつはちす)~公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2024年3月10日(日)~3月24日(日) TOKYO DOME CITY HALL
【大阪公演】2024年3月30日(土)~4月14日(日) 箕面市立文化芸能劇場 大ホール
【東京凱旋公演】2024年4月26日(金)~5月6日(月・休) TOKYO DOME CITY HALL

スタッフ・キャスト

【原案】「刀剣乱舞ONLINE」より (DMM GAMES/NITRO PLUS)
【演出】茅野イサム
【脚本・作詞】浅井さやか
【音楽監督】YOSHIZUMI
【振付・ステージング】TETSUHARU 桜木涼介

【出演】
三日月宗近:黒羽麻璃央
加州清光:佐藤流司
蜂須賀虎徹:高橋健介
鶴丸国永:岡宮来夢
水心子正秀:小西成弥
大包平:松島勇之介
山姥切国広:加藤大悟

阿弖流為:山本亨
母禮:細見大輔
坂上田村麻呂:三上市朗

村中一輝 大野涼太 鴻巣正季 佐藤一輝
花見卓也 佐藤誠一 島本隆 滝山翔太
白濱孝次 塚田知紀 寒川祥吾 千葉恵佑 兵藤結也
千大佑 大平祐輝 河島樹来 熊本敬介 嶌田リョウ
金谷春来 紺崎真紀 平島由章 後藤成貴(Wキャスト) 加藤岳(Wキャスト)

チケット

【前売開始】2024年2月17日(土)10:00~
【料金】
東京公演・東京凱旋公演 S席:12,500円/A席(第3バルコニー):9,500円(税込)
大阪公演:12,500円(税込)

ライブ配信

【配信公演】
2024年3月10日(日)18:30公演 東京公演初日
2024年5月5日(日・祝)18:30公演
2024年5月6日(月・休)13:00公演
2024年5月6日(月・休)18:30公演 大千秋楽

【販売期間】
東京公演初日
2024年2月20日(火)13:00~3月14日(木)18:00まで

5月5日(日・祝)18:30公演
2024年2月20日(火)13:00~5月9日(木)18:00まで

5月6日(月・休)13:00公演/18:30公演 大千秋楽
2月20日(火)13:00~5月10日(金)18:00まで

【販売価格】
各公演:3,800円(税込)

【ライブ配信時間】
各公演開始1時間前~ライブ配信終了まで(予定)

【見逃し配信期間】
東京公演初日
2024年3月11日(月)18:00~3月14日(木)23:59まで

5月5日(日・祝)18:30公演
2024年5月6日(月・休)18:00~5月9日(木)23:59まで

5月6日(月・休)13:00公演/18:30公演 大千秋楽
2024年5月7日(火)18:00~5月10日(金)23:59まで

\DMM TVでライブ・アーカイブ配信あり/

視聴ページはこちら

詳細>>https://tv.dmm.com/vod/?season=5463toukenm00360

公式サイト

【ミュージカル『刀剣乱舞』公式サイト】https://musical-toukenranbu.jp/
【ミュージカル『刀剣乱舞』公式X(Twitter))】@musical_touken

(C) NITRO PLUS・EXNOA LLC/ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会

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