清原果耶、初舞台『ジャンヌ・ダルク』に「嬉しい気持ちで胸がいっぱい」共演に小関裕太ら


2023年11月より東京と大阪にて、フランスの若き救世主ジャンヌ・ダルクの知られざる真実を描いた舞台『ジャンヌ・ダルク』が上演される。

本作は、2014年に初演された、ジャンヌ・ダルクという一人の少女が、時代に、政治に翻弄されながらも、自らの信じるものを掴みとっていくまでの「生」に焦点をあてた人間ドラマであり、歴史スペクタクル作品。

およそ600年前。長きにわたるイングランドとの戦争(百年戦争)に疲弊したフランスに颯爽と登場し、目覚ましい活躍を遂げた後、わずか2年で火刑によりその命を散らしたジャンヌ・ダルク。神の声を聞く聖女、勝利をもたらす女神、信仰と信念を守り抜いた殉教者……。その人物像は、国境や時代を超えた伝説となり、多くの人々を魅了し続けている。

演出を担う白井晃、脚本の中島かずき(劇団☆新感線座付作家)、音楽の三宅純は、本作で初タッグを組み、以後も実在の人物を題材に大きな時代の流れをとらえる歴史スペクタクルを手がけてきた。

2014年の再演から9年。今回、ジャンヌ役を務めるのは、本作が舞台初挑戦となる清原果耶。一方、ジャンヌの後押しを受けて王となり、後には彼女の命運を握ることになるフランス王シャルル7世を演じるのは小関裕太。

自らの出生をめぐる事情もあり、自信のなさ、頼りなさが目立つ王太子・シャルルは、ジャンヌの登場によって、王としての自覚を促され、やがては“勝利王”とまで呼ばれる人物に成長していく。

清原果耶、初舞台『ジャンヌ・ダルク』に「嬉しい気持ちで胸がいっぱい」共演に小関裕太ら

二人を支えるキャスト陣も、全員『ジャンヌ・ダルク』初参加。福士誠治、荒木飛羽、深水元基、山崎紘菜、坪倉由幸(我が家)、野坂弘、ワタナベケイスケ、粟野史浩、りょう、神保悟志、岡田浩暉、そして榎木孝明が名を連ねている。

舞台『ジャンヌ・ダルク』は11月28日(火)から12月17日(日)まで東京・東京建物 Brillia HALLにて、12月23日(土)から12月26日(火)まで大阪・オリックス劇場にて上演される。

コメント紹介

清原果耶(ジャンヌ・ダルク役)

清原果耶(ジャンヌ・ダルク役

今回の舞台のお話をいただいて、嬉しい気持ちで胸がいっぱいになりました。
舞台に挑戦してみたいという気持ちは、このお仕事を始めてからずっとありましたし、
まさか「ジャンヌ・ダルク」に参加出来るだなんて思いも寄りませんでした。

ジャンヌのように沢山の人々を導いていく力を自分が持てるだろうか、
そして最後まで懸命に生きてその勇姿を届けられるのかなと、
稽古がまだ始まっていない今から緊張や不安を感じてはいるのですが、
演出の白井晃さんをはじめとするスタッフキャストの皆さんの言葉や生き様を目に焼き付けながら、
皆さんと一緒に作るこの舞台を楽しめれば良いなと思っています。

ジャンヌが信じる道を全うしようと生きていく中で、様々な恐怖や葛藤、そして孤独も抱えていたはずです。
1人の少女ジャンヌにどこまで寄り添い一緒に戦うことが出来るのか、
沢山の方々のお力をお借りして、新たな「ジャンヌ・ダルク」をお届け出来るよう励みます。

小関裕太(シャルル7世役)

小関裕太(シャルル7世役)

7年ぶりに白井晃さんとご一緒できることがまず嬉しいです。
白井さんは観客の目線を操る魔術師。映画でいうところのカメラワークが天才的で、ちょっとひねくれた視点で見ようとしても、つい「あそこを見たい」と思わされてしまいます。再演の際の映像を観て、出演者の多さ、その動きの面白さ、すごい迫力に、「こんな壮大なプロジェクトに声をかけていただいたんだ」と、あらためて光栄に感じました。

清原果耶さんとは今回が「はじめまして」ですが、いくつかドラマを拝見して、まとう雰囲気も声も、その人にしかないもので、素敵だなと感じていました。映像の中で輝いていた清原さんが舞台でどう変化し、どんな表情を見せてくださるのかも、とても楽しみです。

目の前にそのキャラクター、その人がいるという事実の重さ、緊張感や躍動感こそが舞台の魅力。僕も、映像の画面を通じて伝えるのとは違う、舞台ならではの味わいを持ったシャルル王を演じたいなと意気込んでいます。

白井晃(演出)

たった一人の少女が、民衆の心を動かし、王宮を動かし、軍隊の先頭に立って失地回復をする。その原動は何だったのか。そして、その少女を火刑にかける人々の心の変化とは。そんな思いで、13年前にこの作品に臨みました。そのためには、民衆、兵士、学僧などを演じる多くの出演者が必要となり、総勢100名を超えるスペクタクルになりました。今、もう一度、この舞台に臨むことになりました。

今回の再構築にあたり、清原果耶さんという最高のジャンヌ・ダルクと素晴らしい新キャストを得て、新たな物語が生れます。この10年間の間に世の中は大きく変わりました。人の心のありようも大きく変化しました。一人の少女の物語は、私たちに新たな生きる意味と希望を与えてくれる気がしています。大きな「生」のエネルギーを、キャスト、スタッフ、そして、観客の皆さんと作りたいと思います。

中島かずき(脚本)

『ジャンヌ・ダルク』を次に上演する時は、清原果耶さんにお願いしたい。それだけのパワーを感じる。近年の彼女の活躍を拝見して、勝手にそう思っていた。しかし、この芝居は大勢のエキストラを集めて上演する作品だ。今の状況ではなかなか再演は難しいだろう。自分の夢物語として胸のうちに収めておいた。

ところが、プロデューサーから「『ジャンヌ・ダルク』を再演します。主演は清原果耶さんです」という連絡をいただき驚いた。誰にも言ってないのに。以心伝心とはこのことか。夢がかなった。彼女を支える共演陣も芸達者な人達が集ってくれた。感謝しかない。

もちろん演出白井晃・音楽三宅純のお二人も、ますますダイナミックで精緻な舞台を作り上げてくれるだろう。世界中が不安定な今だからこそ、己の信仰心をよすがに、たった一人で世界と対峙する少女の物語を舞台に上げる意味がある。改めてそう思っている。

三宅純(音楽)

初演から13年、その間に世界が体験した事象を思うと感慨深いです。今まで私が関わらせていただいた熊谷プロデューサーの作品は、強固な意志を持ち、数奇な運命に対峙し、時代に翻弄されつつ、過剰な人生を駆け抜け、自らを燃焼し尽くした類稀な人物の物語でした。

神の声を聴き、民衆の心を掌握し、数万の兵を率いて国の危機を救い、ついには文字通りの燃焼=火刑台で処刑されるに至った、神秘なる少女ジャンヌの起こした奇跡はその最たるものです。加えて、この作品は初演以来、「今の時代を象徴するきらめきを持つヒロイン」をキャストに迎えて来ました。今回の抜擢がこの舞台にどのような進化をもたらすのか、期待に胸が高まっています。

舞台『ジャンヌ・ダルク』公演情報

上演スケジュール

【東京公演】 11月28日(火)~12月17日(日)東京建物 Brillia HALL
【大阪公演】12月23日(土)~12月26日(火) オリックス劇場

キャスト・スタッフ

清原果耶/小関裕太/福士誠治 荒木飛羽 深水元基/
山崎紘菜 坪倉由幸(我が家) 野坂弘 ワタナベケイスケ 粟野史浩/
りょう 神保悟志 岡田浩暉/榎木孝明

【演出】白井晃
【脚本】中島かずき(劇団☆新感線)
【音楽】三宅純

あらすじ

1431年。フランス国王・シャルル7世のもとに、ある乙女の最期を見届けた兵士が報告に訪れる。乙女の名はジャンヌ・ダルク。わずか13歳で神の啓示を受けたという彼女は、イングランド軍との戦争で窮地に陥ったフランス軍を鼓舞し勝利をもたらすが、やがて捕えられ、異端者として火刑に処されたのだった。

遡るこ3年。故郷ドムレミ村でイングランド兵の襲撃に遭ったジャンヌは、“神の声”に導かれるように敵に立ち向かい、難を逃れる。傭兵レイモンとケヴィンの助けも得た彼女は、これを機に「フランスを救え、フランス国王を救え」と繰り返し語りかける神の声に従い、王太子・シャルルとの謁見を求めて行動を開始する。

1429年。シャルルとの謁見を果たしたジャンヌは、自ら甲冑を身に着け戦に身を投じると、イギリス軍の砦となっていたオルレアンを奪還。彼女の存在と活躍はシャルルを勇気づけ、正式な戴冠式を行う後押しともなった。ランス大聖堂で行われたシャルルの戴冠式にも列席したジャンヌ。だが、振り返ればこの時が、彼女の生涯の頂点でもあった——。

神の声が、ジャンヌにもたらしたものは何か。命を繋ぐ機会を与えられながらも、死を受け入れる道を選んだのはなぜか。ジャンヌ・ダルクの知られざる「生」のありようが、今、紐解かれる——。

公式サイト

https://jd2023.jp/







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