『バーン・ザ・フロア BE BRAVE.TOGETHER.』の制作発表が、2023年4月7日（金）に東京都内で行われ、西川貴教、ディロン・ダニエルズ、マルチェラ・ソリメオ、増田隆が登壇し、圧巻のパフォーマンスを繰り広げた。
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ブロードウェイをはじめ、世界30カ国以上で観客を魅了し、日本では過去10回の来日公演で約45万人を熱狂の渦に巻き込んできた『バーン・ザ・フロア』。ワルツやタンゴ、サンバなどをはじめ、ストリートダンスやコンテンポラリーダンスの要素まで、息つく間もなく繰り広げられる“ダンスのフルコース”とも言えるステージを展開する。
今回の公演では、セットも新たに新曲も盛り込むなど、さらなる進化を遂げる。テーマは、“ロックとクラシックの融合”。世界トップレベルのダンサーたちが鍛え抜かれた肉体を駆使し、卓越したダンステクニックを披露する。西川はスペシャル・ゲストシンガーとして全公演に参加する。
西川は「このお話をいただいたのが2019年で、2020年の開催を予定していたのですが、コロナの影響で中止となり、3年、公演を待ち望んでいました。やっと皆さまにお披露目できるということですごくワクワクしています」と思いを語った。
『バーン・ザ・フロア』の公演は、2019年に韓国で鑑賞したそうで「すごい迫力でした」と絶賛。それだけに、今回の公演に向けて「日本のみの演出もあるので、世界中を回っている皆さんに日本は良かったと思ってもらえるようなショーを一緒に作れたらと思います」と意気込んだ。
一方で「僕はヒザに爆弾を抱えている、僕は靭帯が切れているとアピールし続けて踊らないようにしようと思っています。今のうちからアピールしていきます。僕はダンサーではなく“顔（ガン）サー”。顔で踊るタイプです。表情でお送りしていこうと思います」とダンスには自信がない様子。「僕は踊らないんじゃなくて、踊れないんです。踊りたいという気持ちはいっぱいあるけど、肉体的な問題で。悔しいです（笑）」と繰り返しアピールして、会場を笑わせた。
この日の会見では、ディロン、マルチェラ、増田によるダンスパフォーマンスも披露された。増田は、カンパニーで唯一の日本人だが、実は日本公演で踊るのは今回が初。「日本人として、日本の皆さんのためにパフォーマンスできるのがすごく嬉しい」と笑顔で語った。
また、日本用のパフォーマンスも用意されていると言い、増田は「前の日本公演とも全く違うショーになっています。新しいコリオグラファーが多く入っているので、観たことがないショーになっていると思います」と明かした。
そして、マルチェラも「西川さんが入られることで全く新しい振り付けがたくさん盛り込まれています。ストーリーラインも素晴らしいですし、情熱と才能を持ったダンサーがたくさん来日します」と話すと、「これまで日本公演に来ていたダンサーからも、とにかく日本公演はすごいと聞いています。6月の日本公演が待ちきれない気持ちでいっぱいです」とにっこり。ディロンは「新しいナンバーもありますが、それに加えて（日本のファンが）絶対に好きだと思うナンバーを入れる予定をしています。それはショーにこないと観られないものですので、ぜひ会場に足を運んでください。西川さんと一緒に全く新しい、ユニークなショーを作り上げて、皆さまに観ていただこうと思っています」とコメントした。
最後に、西川は「ダンスはもちろん、心根も素晴らしいカンパニーの皆さんと一緒に、コロナ禍が開けて歓声が戻って来ているこのタイミングで、パフォーマンスをお届けできることを嬉しく思います。そして、カンパニーの一員としてステージに立てることを誇りに思っています。ダンスショーにこれまで触れたことがない皆さんにもぜひご覧いただきたいですし、このカンパニーのファンになってもらいたいと思います。応援、よろしくお願いします」と呼び掛けて、会見を締めくくった。
『バーン・ザ・フロア BE BRAVE.TOGETHER.』は、6月14日（水）から6月18日（日）まで東京・日本青年館ホール、6月20日（火）から6月25日（日）まで大阪・クールジャパンパーク大阪 WWホールにて上演される。
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（取材・文・撮影／嶋田真己）
