クラシックとロックを融合したミュージカル『DEVIL』中川晃教とマイケル・K・リーの日韓Wキャストで


韓国で熱狂的な人気を誇るクラシックとロックを融合したミュージカル『DEVIL』の日本再演が決定。2023年6月から7月にかけて、大阪と東京で上演される。2014年初演以来、形態を変えつつも、2017年、2018年~2019年と再演を繰り返し、韓国で絶大的な人気を得ている『DEVIL』。2021年には大規模なコンサートも実施し話題となった。

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ゲーテの「ファウスト」をベースに、“X−White”と“X-Black”という存在が、人間を賭けて勝負を繰り広げる様を描く。賭けの対象になるのは、人間ジョン・ファウスト。彼はウォールストリートの前途有望な株式ブローカーで、いつもそばには彼を守るグレッチェンがいる。しかし株価が大暴落したブラックマンデーの後、すべてが変わることになり・・・。

すべてを失い、墜落するようなジョンが失意に陥った隙を狙って彼に接近して誘惑の手を伸ばすX−Black。グレッチェンが引き止めるのにもかかわらず、ジョンはX-Blackの提案を受け入れ、次第に彼に侵蝕されていく。ジョンが堕ちるほどグレッチェンの心身は疲弊していき最後の善の意志であり、彼の最も大切な存在であるグレッチェンまで無視しようとするジョンの姿を通じて、X−Blackは自分の勝利を確信するようになるが・・・。

神と悪魔の賭けや、善と悪、光と影など人の二面性などを際立たせ、作品をより熱狂の渦に巻き込むストーリとクラシックの旋律と強烈なロックサウンドが出会い観客に強烈な印象を残した音楽は、韓国で2015年の第9回ミュージカルアワーズ作曲作賞を受賞。クラシックとロックの魅力も満載に、観るものの心を揺さぶり、鷲掴みする大ナンバーで彩る作品となっている。

日本では、2021年に東京芸術劇場・シアターウエストにて、日本版のプレビューコンサートを実施。中川晃教をはじめ実力派キャストにより上演。まずは認知を得るために、「楽曲の良さ」や「ストーリーの根幹」を際立たせ、好評を得た。今回、満を持して訳詞・上演台本に石丸さち子、演出に荻田浩一、音楽監督に島健を迎え、装いも新たに上演する。

クラシックとロックを融合したミュージカル『DEVIL』中川晃教とマイケル・K・リーの日韓Wキャストで

出演者には、グローバルなメンバーが終結。X-White役には、プレビューコンサートでも「血と肉」や「その名」で神懸った表現力を見せた中川が続投。そして、『ジーザス・クライスト・スーパースター』のジーザスなどが高く評価され、ブロードウェイ、そして韓国ミュージカル界を牽引するマイケル・K・リーがWキャストに。

さらに、韓国にて『デスノート』『フランケンシュタイン』などで高い評価を得ているハン・ジサンと、韓国版の『ムーランルージュ』の主演を務めたイ・チュンジュがWキャストで出演。このほか、AKANE LIV、大山真志・東山光明・チェ・ミヌ(トリプルキャスト)、さらに強力なシンガーたちを加え、日本で新たな『DEVIL』を作り上げる。

日程などの詳細は詳細を待とう。

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コメント紹介

◆中川晃教

マイケル・リーさんのために書かれたと言っても過言ではない本作で今回はオリジナルキャストであるマイケルさんと同じ役「X-White」をやらせていただきます。
マイケル・リーさんは、日本でのコンサートで二人でRENTを歌って以来の僕の友人です。
今回は、友達というだけではなく、心から彼を尊敬し、刺激、そしていい影響をたくさん受けながら、僕自身も新境地に立ちたいと思わせてくれています。
マイケルさんありがとう。
ミュージカルは歌が上手いというだけでは成立しないところに難しさを感じます。上手さはキレイに歌うことだけではなく芝居から生まれる部分だと思います。

X-Whiteという性善説を信じる存在が、X-Blackという性悪説を信じる存在と、いま正に窮地に立たされようとしている人間が何を選択するか、賭けのように、遊びのように、謎と謎を突き詰め合う。そして一体、どんなラストが待っているのか。
謎が多いこの作品の魅力をお客様に喜んでいただいたり反芻できる楽しさをお届けできたらいいなと思っています。

◆マイケル・K・リー

DEVILで日本に帰ることができること、本当に楽しみにしています。
2014年の韓国公演で作家のGina Lee、作曲家のWoody Pak、Giheih Lee達と一緒に「X」のキャラクター作りに参加したので、この役に再び出会えてとても嬉しいです。
私たちがアメリカから韓国に引っ越す前、作曲家のWoody Pakと私は信頼する友人でした。 アメリカに住んでいた際に、彼のオリジナルミュージカルに2回出演したことがあるので、彼は私の声を誰よりもよく理解してくれています。
DEVILは、特に私の声を念頭に書かれた音楽ですので、私の声と体に完璧に合っています。
今まで私が歌ったオリジナルのミュージカル曲の中で、とても高揚する楽曲の一つです。
脚本とスコアは私にとってとても特別なものですので、また演じられるのであれば何処へ行ってでも演じたいと思っていますが、特にここ数年訪れる中、人々も国も大好きになった日本でできることは本当に嬉しいです。僕の友達の中川晃教さんを始め、素晴らしい日本の俳優のみなさんと一緒に舞台に立てることをとても楽しみにしております。
また、二人の大好きな韓国の俳優であるHan Jisang、Lee Choong Jooとの共演も楽しみです。

◆ハン・ジサン

今回、日本バージョンのDEVILに参加することができてとても光栄に思います。
韓国で出演したTHE DEVILとは違う新しいインパクトのために、すべてのチームメンバーと常に良いコミュニケーションとアンサンブルを成し遂げたいと思います。
DEVIL特有の強い密度のドラマと音楽が与えるときめき感を完全に観客の方々によく伝えたい気持ちだけです。
THE DEVILでしか感じられない共感を得られるように最善を尽くします。

◆イ・チュンジュ

いつも日本でミュージカルをすることが大きな念願であり、望みでしたが、今回このように夢を叶えることになって、そしてその作品が私がとても愛して楽しく参加したDEVILの日本バージョンということがとても感激で光栄です。
公演をする俳優とスタッフ、そして観客全員に忘れられない時間になるよう最善を尽くして準備します。
ありがとうございます。

ミュージカル『DEVIL』公演情報

上演スケジュール

2023年6月・7月 大阪・東京

スタッフ・キャスト

Book by Gina Lee
Music by Woody Pak, Gihieh Lee
Lyrics by Gina Lee, Gihieh Lee, Woody Pak
Original Production by PAGE1 and R&D Works

【訳詞・上演台本】石丸さち子
【演出】荻田浩一
【音楽監督】島健

【出演】
中川晃教/マイケル・K・リー(Wキャスト)
ハン・ジサン/イ・チュンジュ(Wキャスト)
AKANE LIV
大山真志/東山光明/チェ・ミヌ(トリプルキャスト)

山野靖博、石川新太、伊藤広祥、ラリソン彩華、町屋美咲、橘未佐子 ほか

あらすじ

暗闇と光は一つ。
光が強い時暗闇は消え去り、暗闇が深いなら光が眠っている。
善良な人間は暗闇を長く耐え切れずに結局光に向かうだろうから・・・。

「人間の心の中の暗闇が光を超えた瞬間世の理は新たに並び替えれなければならない」

光と暗闇は本来一つの存在X−WhiteとX-Black。彼らは人間を賭けて勝負を繰り広げる。

賭けの対象になった人間ジョン・ファウスト。彼はウォールストリートの前途有望な株式ブローカーで彼にはいつも彼のそばを守るグレッチェンがいる。しかし株価が大暴落したブラックマンデーの後。すべてが変わることになり・・・すべてを失い、墜落するようなジョンが失意に陥った隙を狙って彼に接近して誘惑の手を伸ばすX−Black。グレッチェンが引き止めるのにもかかわらずジョンはX-Blackの提案を受け入れ、次第に彼に侵蝕されていく。ジョンが堕ちるほどグレッチェンの心身は疲弊していき最後の善の意志であり、彼の最も大切な存在であるグレッチェンまで無視しようとするジョンの姿を通じて、X−Blackは自分の勝利を確信するようになるが・・・。

公式サイト

【公式サイト】https://musical-devil.com/
【公式Twitter】@musical_devil21







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