エヴァ舞台化!『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』主演は窪田正孝


THEATER MILANO-Zaこけら落とし公演として上演が発表されていた『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』。ローレンス・オリヴィエ賞などの受賞歴を誇るシディ・ラルビ・シェルカウイが構成・演出・振付を手掛ける本作で、窪田正孝が主演を務めることが明らかになった。

「THEATER MILANO-Za」は、新宿の新たなランドマークとなる「東急歌舞伎町タワー」6階に完成する新劇場。そのこけら落とし公演として、『エヴァンゲリオン』を舞台し、新たなエンターテインメントを作り上げる。

描かれるのは、壊滅的な状況になった地球と生き残った人々。人類再生の“切り札”を発見し、希望に向けて突き進む「エヴァンゲリオン」と、搭乗する14歳の少年少女たち。しかし、計画に繋がりを持つ青年・渡守ソウシ(窪田正孝)は、新たな悲劇の扉が開くのを目撃。真相を探るため、ソウシは特務機関の女性・瑞穂ユウに接触する――。舞台ならではの演出によるオリジナルの物語が展開する。

構成・演出・振付を手掛けるのシディ・ラルビ・シェルカウイは、日本文化への造詣も深く、これまでのBunkamuraとのコラボレーションでは、2012年に『テヅカTeZukA』(構成・振付)、2015年と2018年には『プルートゥ PLUTO』(演出・振付)を手掛け、高い評価を得た。上演台本はノゾエ征爾(劇団はえぎわ)が担当し、発想力とユーモアに富んだ丁寧な作劇で、シェルカウイと共に新たな「エヴァ」の世界を生み出す。

主演を務める窪田は、2019年に上演された『唐版 風の又三郎』以来4年ぶりの舞台出演。このほか、石橋静河、村上虹郎、永田崇人、坂ノ上茜、村田寛奈、宮下今日子、田中哲司らが名を連ねた。

THEATER MILANO-Zaこけら落とし公演 COCOON PRODUCTION 2023『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』は、5月6日(土)から5月28日(日)までTHEATER MILANO-Za、6月3日(土)・6月4日(日)に長野・まつもと市民芸術館、6月10日(土)から6月19日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

あらすじ

無秩序な開発、争いにより、海や大地は汚染され、壊滅的な惨状を呈した地球。
限られた地域に「ドルフ」と呼ばれる集落を作り、暮らす人々がいた。
そんなドルフの一つをリーダーとして牽引する渡守(ともり)ソウシが、その日、目撃したもの・・・。
新たな高エネルギー資源が特務機関「メンシュ」によって発見され、
最高司令官・菅生(すごう)マサツグの指揮のもと、「エヴァンゲリオン」が海底を穿ち、地中深く潜っていく。

しかし、ここで思いも寄らない事態が発生する。
掘り進めた地底から、巨大な未確認生物「イキモノ」が出現したのだ。
エヴァで必死の迎撃を行い、なんとかイキモノを地中に閉じ込め、強固な蓋をする。

それから半年。
渡守ソウシは、ドルフのシェルターの向こうの光景に目を疑う。
再びイキモノが出現した。
イキモノと激闘を繰り広げるエヴァを茫然と見つめるソウシ。
急変する事態を前に、動揺する蓮見(はすみ)タンを始めとするパイロットたち。
疑念を強めるソウシは、メンシュのドルフ上級担当官・瑞穂(みずほ)ユウに近づく。

一体何が起きているのか?誰が何をしようとしているのか?
イキモノとは?エヴァンゲリオンとは?
明るみになる真実と、晴れない疑念との間で、人々は・・・。

コメント紹介

◆ノゾエ征爾(上演台本)

耳を疑った。エヴァを演劇で。なぜわざわざそんなことを。意味がわからなかった。大学生になって間もない頃だったと思う。友人が今ハマっているというテレビアニメを見せてくれた。鋭利なロボットがビル群を跳躍し、咆哮し、そのパイロットの少年は泣き叫んでいた。
なんだこれは。理解しきれないものを浴びせられて脳がブルブル震えていた。
25年ほど経ってその渦中に身を置くとは露知らず。今はリアルに身体が震えている。怖い。ひたすら怖いのです。
しかし、いつしかその震えが、武者震いのようにも感じられ始めている。ラルビ氏の構想や演出プランが深まるにつれ、不確かな不安をナンセンスに感じた。このラルビエヴァ、乗るしかない。三歩進んでは三歩下がるような執筆がもう2年近く続いている。
きっとこれは終わらない。上演されても終わらないものがここにある。
震えがおさまることは、とうに諦めている。皆さんには、きっといい震えを。

◆窪田正孝(渡守ソウシ役)

【役どころ】
ドルフの一つ、「エアデ」にて育ち、暮らす。両親のことは知らない。主にエネルギー資源にまつわることを担当し、エアデのリーダー的な存在である。

舞台版は物語も登場人物も変えて新たなシナリオで描くことになりました。神、人類、戦争、侵略、破壊、そして再生。
エヴァが描くメッセージを、蠢く今この時代に演劇を通して観客に直接届けられたらと思っています。
本来、手を出してはいけないエヴァンゲリオンという山のように高い壁に挑むことを真摯に受け止めてビヨンドを完成させたいです。

◆石橋静河(瑞穂ユウ)役

【役どころ】
かつては菅生マサツグのもとで、エネルギー探索及び、エヴァンゲリオン開発に従事するも、やがて特務機関「メンシュ」のドルフ担当局に異動。現・ドルフ上級担当官。

お芝居を始める前から憧れていて、いつか一緒に仕事をしたいと思っていたシェルカウイさん。自分が想像していたより早く夢が叶って、ワクワクが止まりません。「エヴァンゲリオン」の世界を新たな形にするということはあまりにもプレッシャーが大きすぎると感じていますが、シェルカウイさんや窪田さんら素晴らしい才能の方々と一緒に、この偉大な作品の核にあるものを捉え、表現することは、激動の時代である今、大きな意味をもつと強く感じています。お楽しみに!

◆村上虹郎(蓮見タン役)

【役どころ】
エヴァンゲリオンのパイロットチームに、一番最後に加わった少年。しかしパイロットであることにはあまり乗り気ではない。

これはまたもの凄い大渦に巻き込んでいただきました。大変なことになりました。とにかくこれは未知なるエヴァンゲリオンです、しっかりと喰らいついていきたいと思います。乞うご期待。

田中哲司(菅生マサツグ役)

【役どころ】
特務機関「メンシュ」の最高司令官で、エヴァンゲリオン出撃時には自身が指揮を執る。人類の希望となる新エネルギーの発掘に尽力する。

エヴァンゲリオンを初めて観た時は衝撃的でした。マジンガーZで育った僕のヒーロー像とはかけ離れた、善と悪が混在した存在だったからです。そして今回、歌舞伎町に新しく出来る劇場のこけら落としで、舞台版エヴァンゲリオンを上演する。それに参加出来るのをとても嬉しく思います。もう描き切った感のあるエヴァンゲリオンを、新たにどういう形で舞台に上げるのか。エヴァンゲリオン世代でない僕でさえワクワクします。どうぞご期待ください!

THEATER MILANO-Zaこけら落とし公演
COCOON PRODUCTION 2023『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』公演情報

上演スケジュール・チケット

【東京公演】2023年5月6日(土)~5月28日(日) THEATER MILANO-Za (東急歌舞伎町タワー6階)
<チケット発売日>2023年4月2日(日)10:00~
【長野公演】2023年6月3日(土)・6月4日(日) まつもと市民芸術館
【大阪公演】2023年6月10日(土)~6月19日(月) 森ノ宮ピロティホール

スタッフ・キャスト

【構成・演出・振付】シディ・ラルビ・シェルカウイ
【上演台本】ノゾエ征爾

【出演】
窪田正孝 石橋静河 村上虹郎 永田崇人 坂ノ上茜 村田寛奈 宮下今日子 田中哲司/
大植真太郎 大宮大奨 渋谷亘宏 AYUMI 森井淳 笹本龍史 渡邉尚 高澤礁太 権田菜々子/
歌唱:山脇千栄(東京・長野公演) 阿部好江(大阪公演)[太鼓芸能集団 鼓童]







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