第46回菊田一夫演劇賞 加藤和樹から初受賞の喜びの声「盾の重みで実感」


優れた演劇人を表彰する「第46回菊田一夫演劇賞」の授賞式が、2021年5月20日(木)に東京都内にて行われた。本記事では、演劇賞を受賞した加藤和樹から届いた喜びのコメントを紹介する。

「菊田一夫演劇賞」は、日本の演劇界に偉大なる足跡を残した菊田一夫氏の業績を永く伝えると共に、氏の念願であった演劇の発展のための一助として、大衆演劇の舞台で優れた業績を示した作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフを表彰する賞。

第46回の演劇大賞を受賞したのは風間杜夫。風間は『セールスマンの死』のウィリー・ローマン役、『女の一生』の堤章介役、『白昼夢』における高橋清役の演技が評価され、大賞に輝いた。また、演劇賞は加藤のほか、海宝直人、咲妃みゆ、高畑充希が獲得。そして、鳳蘭が演劇賞特別賞を受賞した。

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演劇賞を受賞した加藤は、『ローマの休日』のジョー・ブラッドレー役、『BARNUM/バーナム』のフィニアス・テイラー・バーナム役の演技を評価された。加藤が演劇賞を受賞するのはこれが初めて。

授賞式直後、加藤は「こういう授賞式に出席するのはこれが初めてでして、盾を手にした今、その重みを実感しています。いろんな役者さんがいる中で、こういった賞をいただいたからには、この重みを感じながら、これからも芝居をしていかなければいけないなと思いました」とコメント。

そして、「同時に、たくさんの人に支えられて受賞することができた賞だと思っています。これからも満足することなく、自分らしく精進して参りたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いいたします」と、さらなる飛躍を誓った。

加藤は、2005年にミュージカル『テニスの王子様』で俳優デビュー。『ロミオ&ジュリエット』(2013年)、『タイタニック』(2015年・2018年)、『1789 -バスティーユの恋人たち-』(2016年・2018年)、『フランケンシュタイン』(2017年・2020年)、『ファントム』(2019年)など様々なミュージカル作品に出演し、活動の幅を広げてきた。

また、2006年4月にMini Album「Rough Diamond」でCDデビューも果たし、今年でアーティスト活動15周年を迎える。9月15日には「K.KベストセラーズII」の発売を予定。また、7月2日(金)から7月4(日)にかけて、毎公演リクエストで構成を変えておくるアコースティックライブ『KK-station 2021~Bravo!!~』を開催する(配信あり)。

また、6月から7月にかけてミュージカル『マタ・ハリ』、9月から10月にかけてミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』への出演が控えている。加藤の今後のさらなる活躍に期待だ。

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このほか、海宝は『アリージャンス~忠誠~』サミー役、TOHO MUSICAL LAB.『Happily Ever After』男役の演技を、咲 妃は『NINE』ルイザ役、『GHOST』モリー役の演技を、高畑は『ウェイトレス』ジェナ役の演技を評価されて受賞。

鳳蘭には、『屋根の上のヴァイオリン弾き』をはじめとする永年の演劇界への功績に対して、特別賞が贈られた。

 



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