【動画】エムキチビート15周年記念公演『追想・地獄変』公開ゲネプロ

劇団エムキチビートの15周年記念公演として上演されている『追想・地獄変』。エムキチビートは、演出家として幅広く活動する元吉庸泰さんが主宰する劇団です。本作は、元吉さんと米原幸佑さん、板倉光隆さんの3名が立ち上げた企画ユニット「PUBLIC GARDEN!(パブリックガーデン!)」が2015年に上演した『芥川龍之介-地獄変-』をリライトし、大幅な演出変更を加えてブラッシュアップしたものです。

「宇治拾遺物語」内の「絵仏師良秀」を基にして描かれた、芥川龍之介中期の作品「地獄変」。これを、芥川龍之介本人の世界と混ぜ合わせながら、ただただ美しく、鬱苦しい物語として再編したのが、エムキチビート版の「地獄変」です。生演奏と、舞台上に設置された大きなプールの波紋が、現実と虚構と物語の境目を曖昧にし、劇場空間を通じて、観る者の五感すべてを刺激する、“極上で唯一無二”の作品へと昇華させました。

奇しくも、千秋楽である7月24日は芥川龍之介の命日。劇場で、演劇への情熱を炎のごとく燃やし続ける俳優たちの生き様を、ぜひご覧ください。上演時間は1時間40分(予定)。

なお、7月20日(水)に行われたライブ配信は8月3日(水)23:59まで視聴可能。特典映像あり。
視聴▶https://twitcasting.tv/bsd_live/shopcart/167593

エムキチビート15周年記念公演『追想・地獄変』

上演スケジュール

2022年7月16日(土)~7月24日(日) すみだパークシアター倉

スタッフ・キャスト

【原作】芥川龍之介
【脚本・演出】元吉庸泰(エムキチビート)
【プロデューサー】若宮亮(エムキチビート)

【出演者】
米原幸佑
高柳明音
石渡真修
鷲尾修斗
野口真緒
富田麻帆
三上俊
板倉光隆
若宮亮
福井将太
大沼優記

あらすじ

地獄変相の図あらましの物語は、ある炎の夜から語られる。
その男は紅蓮の炎を見つめ、ただただ涙を流していた。
男は絵師であった。男には美しい娘がいた。
時が流れ、ある時男は大殿から地獄変の屏風絵を描くように命じられる。
私はただ、その時のことを申し上げていく。苔蒸した小さな石を背にしよう。
彼はレエン・コオトの男がぼんやりと立つ姿を見つめていた。
彼は唯薄暗い中にその日暮らしの生活をしていた。言わば刃のこぼれてしまった、細い剣を杖にしながら。
男と、私と、彼と。
現実と虚構と物語が交差して、ただただ美しい、鬱苦しい物語――。

【公式サイト】https://emukichi-beat.com/jigokuhen2022






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