今年は「読む演劇」始めてみませんか?編集部おすすめ戯曲7選


新しい年の始まりは、新しいことの始め時。今年は、戯曲を読んでみませんか?

今回は編集部おすすめの戯曲を古典から現代劇まで幅広く紹介していきます。中には近々上演予定の作品もあるので、観劇の予習として読んでみても面白いかもしれません。舞台は好きだけど戯曲はよく分からないという方も、この機会にぜひ新たな体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

目次

戯曲とは

そもそも戯曲とは、演劇作品として上演されることを前提に執筆される物語です。そのため、本の始めに登場人物の一覧が記載され、各人物の台詞が連続するかたちで展開されていきます。中でも大きな特徴が「ト書き」です。

ト書きは戯曲を執筆した作者からの指示に当たります。そこには季節や場所を示す舞台設定や、走ってくる・静かにハケるといった登退場方法、鳥の声・太鼓の音など音響に関する記述、表情の指定など様々な事柄が書かれています。このト書きは作者によって内容が大きく変わり、細部までひとつひとつ丁寧に指示していくこともあれば、大雑把に書かれている場合もあります。

さらには、ト書き内の記載に矛盾が生じている場合も。例えば、季節は夏の設定ですが、17時を示す時計の設置と真っ暗という台詞が同時に書かれている、ということがあります。夏の時点では17時はまだ明るいはず。そこで調べてみると、その戯曲が発表されたのは12月だったと知り合点がいく。ト書きはそんな作者の性格や執筆時の状況などが見えてくる、知れば知るほど面白いポイントです。

編集部おすすめ戯曲7選

本記事では様々な戯曲に触れてもらいたいという思いから、多様な時代の戯曲をジャンルや国を跨いで選別しました。それぞれ雰囲気の異なる作品たちからお気に入りを見つけてもらえると嬉しいです。

編集部おすすめ戯曲① 『メデイア』

概要

【作者】エウリピデス(紀元前480頃-紀元前406頃)
【発表年代】紀元前431年
【種別】ギリシャ悲劇

あらすじ

コルキスの王女メデイアは夫であるイアソンと幼い二人の息子とともにコリントスの地で暮らしていた。しかし、コリントスの王クレオンの娘婿にと提案されたイアソンは、その誘いに乗ってしまう。
悲しみと怒りに狂い自らの運命を嘆くメデイアに、国外追放の命令が下される。なんとか追放までに1日の猶予を得たメデイアは、不貞の夫に復讐を決意する──。

おすすめポイント

ギリシャ神話に基づくエピソードを舞台化させたこの戯曲は、メデイアの一生のうち、ほんの一部を切り取ったものに過ぎません。しかし、神の時代を生きる者が振るう凄惨な魔術と「誓い」の重さを目の当たりにしながら、胃もたれするほど濃厚な激情を味わうことができます。絶対に敵に回してはいけないと恐怖に震えながらも、イアソンの言動や振る舞いを見るたびに、メデイアに同情心も沸いてしまう絶妙な塩梅となっています。

メデイアはこのエピソード以前、神話上で実の弟アプシュルトスとイアソンの叔父ぺリアスを殺しています。イアソンを選び故郷から出ていく際、その身を追われたメデイアは、弟をバラバラにして海に沈めることで、遺体を拾い集める時間を稼ぎ逃げていきました。イアソンの叔父ぺリアスは、彼の娘たちに父を若返らせようと話を持ち掛け、実際に目の前で傷つけた羊を子羊へと変えて見せ、父も同じように娘たちの手で切りつけさせています。当然ぺリアスが生き返ることはありませんでした。

こうした残忍さが彼女の噂を呼び、コリントスからの国外追放命令にも繋がってきています。しかし、ここでもう少し神話を紐解くと、そもそも彼女がイアソンに恋をしたのは女神ヘラの企みによるものでした。イアソンを気に入ったヘラは、当時イアソンが船長を務めていたアルゴノーツの旅を助けさせるため、美と愛の女神アフロディーテに頼み、メデイアがイアソンに一目惚れするように仕組んでいたのです。そのため、イアソンが窮地に立たされるたびに、彼女は自身の魔術でイアソンを助けていました。その結果残ったものが、人殺しの魔女という汚名と夫イアソンの裏切りでは割に合わないでしょう。

このようにギリシャ悲劇は神話から引用したエピソードが多く、戯曲の前後に人生が続いていきます。神に翻弄される時代性はその背景や価値観を探ることで、受け取る印象を変化させていく面白さが魅力の一つです。

編集部おすすめ戯曲② 『ハムレット』

概要

【作者】ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)
【発表年代】1601年
【種別】イギリス・ルネサンス演劇

あらすじ

ある時、デンマーク王が急死する。この跡を継いだのは王の妻であった妃と結婚した弟のクローディアス。王の息子であるハムレットは、突然の父の死とあまりに早い母の再婚に悲しみを隠せずにいた。
そんな折、ハムレットは父の亡霊に出会い、自分を殺したのはクローディアスだと告げられる。
真実を知ったハムレットは狂気を演じ、復讐を誓うのだった──。

おすすめポイント

『ハムレット』は『オセロー』『マクベス』『リア王』と並び、シェイクスピアの四大悲劇と称されています。一人の青年が狂気に徹する中で複雑に絡み合った思考は、知がある故に生じる精神的苦しみを見事に表現。そんなハムレットの苦悩には読者によって解釈が分かれる部分もあり、彼が何を悩み、どうしてその行動を起こしたのか、私たちも一考することでより深い知に手を伸ばすことができるかもしれません。

この戯曲の特徴は、物語の終わりから始まること。ハムレットによる一連の復讐劇は実は全て回想シーン。観客は幕が開いた直後に結末を目撃し、それがどんな経緯で起こった騒動だったのかを、ハムレットの親友であるホレイショーによって語り聞かされます。この流れからも、先に結末を知らされることで、ストーリー展開を楽しむことよりも「何故」という思考に導きやすい構成が組まれていることが伺えます。

また、シェイクスピア作品で欠かせないのは、作品を象徴する印象的な台詞。詩人としても名を馳せたシェイクスピアによって紡がれる言葉は、韻の多用や計算された音の強弱など、リズムが心地よく、真似して口に出したくなるような設計がされています。『ハムレット』で最も有名な台詞は「To be or not to be, that is the question.」。これは主に「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」と訳されます。この翻訳にも解釈は様々で、シェイクスピアが本当に意図したものは何だったのか。それは誰にも分かりません。

関連作品公演情報

『ハムレット』

2023年3月より東京・世田谷パブリックシアターにて舞台『ハムレット』の上演が決定しています。野村萬斎さんが構成・演出を担当し、自身も出演しています。主演を務めるのは萬斎さんの息子・野村裕基さん。そのほか岡本圭人さん、藤間爽子さんらも出演します。

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彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』

シェイクスピア作品といえば、2022年12月末より上演されている彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』。こちらは主演を小栗旬さんが務め、タイトルロールであるジョン王は吉原光夫さん、吉田鋼太郎さんが演じています。吉田さんは上演台本・演出も担当し、彩の国シェイクスピア・シリーズの芸術監督を蜷川幸雄さんから引き継いでいます。

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編集部おすすめ戯曲③ 『桜姫東文章』

概要

【作者】鶴屋南北(1755-1829)
【発表年代】1817年
【種別】歌舞伎

あらすじ

修行僧である清玄は稚児の白菊丸と道ならぬ恋に落ちる。しかし現世では結ばれることができず心中。しかし、清玄のみ生き残ってしまった。
その十七年後、吉田家の娘・桜姫の父と弟が殺され、家宝が盗まれる事件が起きる。桜姫は悲しみから出家を願い、訪れた寺で清玄に出会う。清玄が念仏を唱えると、生まれつき開かなかった桜姫の左手が開き、清玄と書かれた香箱が現れる。これを見た清玄は桜姫を白菊丸の生まれ変わりだと悟るが、桜姫には想い人がいた──。

おすすめポイント

生まれ変わって再び出会う恋物語はたくさん発表されていますが、これほどの結末を迎えたものはあるのでしょうか。前世の恋人と現世の想い人の間で揺れるラブロマンスかと思いきや、没落や怪談、自害や仇討ちなど予想できない展開が目白押し。

江戸の歌舞伎は男性中心。舞台に上がることができるのは男性のみ。物語の主人公も男性の方が多いです。そんな中でこの『桜姫東文章』は女性である桜姫の姿をしっかりと描き切っています。お家騒動を主軸にする物語ではありますが、桜姫がその時々で見せる芯のある女性の姿に注目です。

関連作品公演情報

木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』

木ノ下歌舞伎主宰・木ノ下裕一さんと今回タッグを組むのは、劇作家・小説家として活動する岡田利規さん(チェルフィッチュ主宰)。出演に成河さん、石橋静河さんらを迎え、2023年2月に東京・あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)にて上演します。

公式サイト▶https://kinoshita-kabuki.org/sakurahime

編集部おすすめ戯曲④ 『夜叉ヶ池』

概要

【作者】泉鏡花(1873-1939)
【発表年代】1913年
【種別】ロマン主義演劇

あらすじ

失踪した友人を探しながら諸国を旅している山沢学円はある時、百合という美しい娘に出会う。そこに現れた百合の夫・萩原晃は山沢の探していた友人だった。
夫婦の暮らす村では昔、竜神が洪水を起こし、山の中にある夜叉ヶ池に封じ込められた。この時人間は昼夜に三度鐘を鳴らすことを約束し、放棄すれば竜神は池から現れ、村を洪水で沈めるという約束をした。その約束を守るため鐘撞堂で暮らしていた老人が亡くなったため、萩原がその後を継いだという。
夜叉ヶ池の竜神・白雪は剣ヶ峰の千蛇ヶ池に恋人がいた。しかし、人間が約束をいつまでも守るので会いに行くことができず、いら立っていた。
そんな中、日照りが続いた村では、雨乞いのために百合を生贄に捧げようという話が上がっていた──。

おすすめポイント

この作品は明治期に活躍した小説家・泉鏡花初の戯曲。怪異と人間の姿が対象的に描かれているものの、愛しい人を思う心はどこか重なって見えます。自身の属するコミュニティの中で消費され、縛られる醜悪さを描きながらも、抗いと開放の色を混ぜ込んでいるのは実に近代らしい部分。神や政治、宗教や家族という運命に翻弄されることなく、自分を貫く強さが描かれるのは、幕末の動乱を乗り越え明治に至った日本ならではかもしれません。

また、人間と怪異という別の存在ではあるものの、白雪は百合に対して好意的な台詞が多いです。白雪の中で百合は憧れのお姉さん的存在として位置し、夫妻の温かな営みを微笑ましく、そして羨ましく見守っていたのでしょう。白雪もいつか夜叉ヶ池を出ることができたなら、恋人とこんな夫婦になりたいと投影していたのではないでしょうか。そんなことを考えながら読んでいると、種族を超えてきっと良い友人関係を築いていける二人の女性が並んで微笑む姿を想像してしまいます。

編集部おすすめ戯曲⑤ 『ガラスの動物園』

概要

【作者】テネシー・ウィリアムズ(1911-1983)
【発表年代】1944年
【種別】リアリズム演劇

あらすじ

不況にあえぐ1930年代のセントルイス。母のアマンダ、娘のローラ、息子のトムの3人が暮らすウィングフィールド家のアパートがあった。
母であるアマンダは南部での上流階級の暮らしを忘れることができず、困窮する現状の中で儚い夢を見続けている。娘のローラは引きこもりで内気。自室にコレクションしているガラス細工の動物を日々磨いては眺めて過ごしている。息子のトムは靴工場で働き家族を養っているが、この生活に嫌気が差しており抜け出したいという葛藤を抱えている。
そんな理想と現実の狭間に立つ3人のもとに、トムの友人であるジムが訪れることに。ジムはローラが学生時代に思いを寄せていた相手であったことから、アマンダは彼と娘の結婚を夢想してしまい──。

おすすめポイント

この戯曲はテネシー自ら「追憶の劇」と題しているほど、自叙伝的要素の強い作品となっています。幼いころ南部で過ごしたテネシーの暮らしは、セントルイスに移り住んで以降大きく変わっていきました。トムの姉ローラは、精神障害を持つテネシーの姉ローズをモデルにしていると言われており、彼の作品にはこうした家族に対する思いが綴られていることが多いです。

作者の過ごした日々の記憶が鮮明に反映されているこの戯曲からは、孤独と哀愁と夢が感じ取れます。どうすることもできない無力さと、幸せを探す焦燥感は、悲しくも現代に通じる部分があるでしょう。淡く、脆く、儚いこの生活がどこに向かってゆくのか。現実と理想に打ちのめされる寂しさを、私たちはきっと理解してしまいます。

編集部おすすめ戯曲⑥ 『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』

概要

【作者】別役実(1937-2020)
【発表年代】1988年
【種別】不条理劇

あらすじ

荒野に父娘が営む簡易移動宿泊所が建っていた。そこへやってきたのは病人目当ての医者と看護師。そして死人目当ての牧師。そんな客は宿にいないのだが、いつ来るかもわからない客を求めて取り合いを始める。
そこに新たな客が宿にやってくる。それは二人の騎士とそれぞれに使える従者たちだった──。

おすすめポイント

別役節炸裂の道理が通らない難解さが常に読者を驚かせ、困惑させ、怯えさせるこの作品。どうしてそうなるのか全く分からないまま、あれよあれよと凄惨な展開が進み続け、呆然としたまま読み終わる。それが一周目です。そう、この作品は何度も読むことで、そこに描かれているものが何なのかを考察していく楽しみを持っています。むしろ二周目以降が本番といっても過言ではありません。

舞台上で気になる部分があったとしても、公演を止めて巻き戻すことはできません。総合芸術と呼ばれる演劇は、その公演の中に多様な表現を含んで行われるため、見るべき箇所があまりに多いです。別役作品に関してのみ言ってしまうと、舞台で観るよりも戯曲で読む方が作品に集中できる、というのが筆者の持論。戯曲上で物語を追いながら、疑問が出てきた場所で一度考えを巡らせる。分からなければ読み返し、自分なりにかみ砕く。そして答えのようなものを見つけたら、物語の先に進む。そして最後のページまでたどり着くたびに、自分の中で作品が完成していく。別役作品に触れるということは、読者が彼にバトルを挑むことに等しいのではないでしょうか。ぜひこのバトルそのものを楽しんでください。

関連作品公演情報

Pカンパニー15周年企画/山の羊舎10周年提携「ベツヤクづくし」② 第38回公演『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』『風に吹かれてドンキホーテ』

2023年3月より東京・シアターグリーンにてPカンパニーと山の羊舎が共同で公演を行うことが決定。「ベツヤクづくし」と題されたこの公演はPカンパニーの15周年を記念した連続企画となっています。

公式サイト▶http://p-company.la.coocan.jp/index.html

編集部おすすめ戯曲⑦ 『半神』

概要

【作者】萩尾望都(1949-)・野田秀樹(1955-)
【発表年代】1996年
【種別】小劇場演劇

あらすじ

結合性双生児の姉妹・ユージーとユーシー。一卵性の双子ではあるものの、二人は大きく異なっていた。姉のユージーは勉強が好きで頭がよいが、醜い姿をしていた。妹のユーシーは知能が低く、自身で歩くこともままならないが、天使のように美しかった。成長をするほどユージーは干からび、ユーシーは輝きを増していった。
そして二人が13歳になったある日。このままでは生命維持ができず、もうじき二人とも死んでしまうだろうと医師から宣告を受ける。これを防ぐには統合胎児の分離手術を受けるしかないが、その成功率は極めて低く──。

おすすめポイント

萩尾望都さんによる同名短編漫画作品を原作に、当時は夢の遊眠社に所属していた野田秀樹さんが戯曲化し上演された『半神』。奇形児という特異性、姿や頭脳に現れる対極性が異色の作品ですが、そこには純真無垢な愛の絆が描かれています。

人間の尊厳を問い、読後も胸の中にもやもやとした暗雲を残していく。何が引っかかるのかさえ手探りで、自分の感覚が不確かになる不気味さと、それに相反する美しさを見てしまう不思議な作品。果たして半神(半身)とは何であったのか。ユージーとユーシーとは誰であったのか。愛と憎しみが両立する人間だからこそ陥る複雑怪奇な物語です。

編集部おすすめ戯曲 番外編『南総里見八犬伝』

概要

【作者】曲亭馬琴(1767-1848)
【発表年代】1814-1842年
【種別】長編小説

あらすじ

舞台は室町時代後期。伏姫と神犬・八房の因縁によって安房の里見家へ導かれた八犬士。彼らは仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌という文字の入った8つの玉をそれぞれ持ち、牡丹の痣が体に刻まれていた。彼らは里見家の家臣として活躍を見せていく勧善懲悪活劇譚。

おすすめポイント

『南総里見八犬伝』は小説として発表されていますが、その物語は何度も舞台化されています。歌舞伎や新解釈版舞台作品として八犬伝の物語をそのまま踏襲した作品もあれば、そのエッセンスのみ引用し、新たな形でコンテンツを作り上げていく場合もあります。

八犬伝は少年漫画を読むような友情・努力・勝利の三拍子が揃う痛快なストーリーが展開されるため、読んでいて非常に爽快。手に汗握る熱い戦闘シーンもあり、刀を手に暴れまわる血気盛んなヒーローたちを思わず応援したくなるでしょう。冒険ファンタジー好き必見の一冊です。

関連作品公演情報

DisGOONie Presents Vol.12 舞台『玉蜻 ~新説・八犬伝』

DisGOONieの新作として上演予定の舞台『玉蜻 ~新説・八犬伝』。作・演出・プロデュースを西田大輔さんが務め、主演は崎山つばささんが担当。妖刀・村雨丸に紐づく西田流八犬伝。

西田大輔主宰のDisGOONieの次作は『玉蜻~新説・八犬伝』崎山つばさ、藍染カレン、北村諒らが集う

ミュージカル『刀剣乱舞』 江 おん すていじ ~新編 里見八犬伝~

DMM GAMES・NITRO PLUSによるゲーム作品「刀剣乱舞ONLINE」を原作とした舞台化シリーズの最新作として2022年12月より開幕した『江 おん すていじ」。来年には大阪公演が控えています。今回は南北朝時代の刀工・郷義弘によって打たれた刀剣たちが活躍を見せてくれます。

【動画】夢のおうぷん!ミュージカル『刀剣乱舞』江 おん すていじ ~新編 里見八犬伝~公開ゲネプロ

以上が編集部のおすすめ戯曲ラインナップです。気になる作品があればぜひ読んでみてください。そして、戯曲を知った上で実際に劇場に足を運んだ時に、どんな景色が見えるのかを楽しみにしていてほしいです。

世界中で数々の名作が生み出され、今もなお上演が続く演劇。今年はいくつ新作が誕生するでしょうか。演劇は時代を映す鏡と言われ、戯曲はそんな演劇を構成する一要素として、私たちに「今このとき」を考えるきっかけを与えてくれます。光はなく、音もなく、美術も役者もいないですが、ページをめくるその瞬間に「貴方だけの世界」が動き始めます。







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