2021年4月23日2021年4月23日~6月13日
目次
宿命と戦いながら生き抜いた孤高の物語
1766年、フランス。その日、パリの高等法院法廷に一人の男が立っていた。
彼の名はシャルル-アンリ・サンソン。パリで唯一の死刑執行人であり、国の裁きの代行者として“ムッシュー・ド・パリ”と呼ばれる誇り高い男だ。パリで最も忌むべき死刑執行人と知らずに、騙されて一緒に食事をしたと、さる貴婦人から訴えられた裁判で、シャルルは処刑人という職業の重要性と意義を、自らの誇りを懸けて裁判長や判事、聴衆に説き、弁護人もつかずたった一人で裁判の勝利を手にする。このときには父・バチストも処刑人の名誉を守ったと勝利を祝う。
だが、ルイ15世の死とルイ16世の即位により、フランスは大きく揺れはじめ、シャルルの前には次々と罪人が送り込まれてくる。将軍、貴族、平民。日々鬱憤を募らせる大衆にとって、処刑見物は、庶民の娯楽でもあった。
己の内に慈悲の精神を持つシャルルは、処刑の残虐性と罪を裁く職務の間で、自身の仕事の在り方に疑問を募らせていく。
そこに、蹄鉄工の息子ジャン-ルイによる父親殺し事件が起こる。実際は彼の恋人エレーヌへの、父親の横恋慕がもつれた事故なのだが。彼を助けるべく友人たち、チェンバロ職人のトビアス、後に革命家となるサン-ジュストらが動き、シャルルはそこでさらに、この国の法律と罰則について深く考えることになる。
さらに若きナポレオン、医師のギヨタンら時代を動かす人々と出会い、心揺さぶられるシャルルがたどり着く境地とは・・・。
詳細情報
公演期間 | 【東京公演】2021年4月23日~5月9日 【大阪公演】2021年5月21日~5月24日 【福岡公演】2021年6月11日~6月13日 |
劇場 | 【東京公演】東京建物Brillia HALL 【大阪公演】オリックス劇場 【福岡公演】久留米シティプラザ |
キャスト | 稲垣吾郎 中村橋之助 橋本淳 牧島輝 落合モトキ 藤原季節 清水葉月 田山涼成 榎木孝明 ほか |
スタッフ | 演出:白井晃 脚本:中島かずき(劇団☆新感線) 音楽:三宅純 ほか |
主催 | キョードー東京、TBS、イープラス |
公式サイト | https://sanson-stage.com/ |
(C)sanson-stage.com
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