ACTOR’S TRIBE ZIPANGプロデュース『シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~』

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2020年8月19日~8月23日

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あなたは日本を愛してますか――

幕末に来日し、長崎出島の地より多くの弟子を育て日本に西洋医学を広めたフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト、その業績は医学に留まるところなく世界に広がるシーボルトコレクションと共に様々な研究分野で活かされた。

また、その研究とコレクションをもとに書き記された大著『日本』はベストセラーになり、ジャポニズムブームを引き起こした。

しかし、その研究分野はもちろん日本を愛する蒼い目のサムライの遺志は2人の息子、兄アレキサンダー、弟ハインリッヒに引き継がれ、彼らは日本の為に奉職する中で新時代に漕ぎ出たばかりの日本を世界の一等国にすべく維新志士たちと共に数々の危機を乗り越えていったことはあまり知られていない。

父の再来日に同行をしたアレキサンダーは、父の帰国後も日本に残りパリ万博の使節団に随行、その行程では渋沢栄一など後の明治政府を支える傑物たちに語学や西洋事情を教えるなど交友を深め、その帰路で弟ハインリッヒを連れて再来日。その後にシーボルト兄弟は各国との条約改正やジュネーブ条約への調印を経た日本赤十字社の設立、大国ロシアとの緊張を高める中でヨーロッパ諸国でのロビイスト活動を展開し、戦費調達、そこからに繋がる大戦への勝利を得るなど外交面で大いに活躍をし、さらに研究分野においても父の跡を引き継いだハインリッヒは考古学者としては大森貝塚など様々な遺跡を発掘、著書『考古説略』において日本で初めて考古学という名称を用いた。また、2人の異母姉である楠本イネも姉を慕う兄弟の協力をもって築地にて日本人女性として初の産院を営み、宮内省御用掛となっている。

医学、外交、民俗学、博物学など多くの分野に精通し活躍をしたシーボルトであったが、その血は子供たちに脈々と引き継がれ、父の愛した日本の為に生き抜いた。

今、また大いなる国難が訪れる日本において、あの時から続く熱き魂が宿っていることを私たちが思い出す一助にこの物語がなれることを祈念する。

詳細情報

公演期間 2020年8月19日~8月23日
劇場 築地本願寺ブディストホール
キャスト 鳳恵弥
渡辺裕之
塩谷瞬
黒田勇樹
中野裕理
木村圭吾
亀吉
佐々木隆文
兼尾洋泰
島津恵梨花
橋爪渓/樹谷奈央子
八重幡典子
都築香純
英之亮
佐藤雄大/高梨将
柏原郁子/佐々木あかり
金川翔
重村大介
マックスウェル・パワーズ
市川美織
スタッフ 総合演出:木村ひさし
共同演出:村雲龍一
脚本:鳳恵弥
主題歌・挿入歌:パッパラー河合(爆風スランプ)
企画・プロデュース:中野敦之
原案:シーボルト父子伝・WHO IS HEINRICH SIEBOLD(シーボルト子孫 関口忠相 編)
ほか
公式サイト https://twitter.com/butai_koto

 

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