2020年9月10日~9月21日
目次
生きるに値しない命など存在しない
2016年夏、神奈川県相模原市で日本中を震撼させる大事件が起こる。死者19人、重軽傷者27人という多数の犠牲者を生んだ『相模原障害者殺傷事件』である。以前この施設の職員だった犯人は、衆議院議長宛に、自分の主張を手紙にして届けていた。本作はこの事件をモチーフにした物語である。
<あらすじ>
事件の一年後、弁護士の太田は、先輩弁護士の誘いで、犯人である松田尊の弁護団に加わる。松田は犯行前と変わらず、意思疎通のできない障害者に生きる意味はないと主張する。事件の本質を知りたい太田は、多くの関係者から話を聞く。死刑廃止派の太田だが「松田の死刑は当然」という声に弁護士として苦悩し煩悶する。「生きるに値しない命など存在しない」ということが真理なら、意思疎通のできない障害者を「不要な生命」と断じた松田の命もまた、同じ命として尊ばねばならない・・・・・・。太田は「松田は死刑」という判決ありきの裁判で、弁護士として、人間として何を語るべきか・・・・・・。
詳細情報
公演期間 | 兵庫:2020年9月10日~9月12日 京都:2020年9月14日~9月15日 東京:2020年9月17日~9月21日 |
劇場 | 兵庫:神戸文化ホール 中ホール 京都:京都府立文化芸術会館 東京:シアターグリーン BOX in BOX THEATER |
キャスト | 荻野貴継 八柳豪 須藤沙耶 内田龍磨 渡辺穰 宮川知久 林佳代子 木村万里 本田次布 木村愛子 吉岡健二 |
スタッフ | 作:古川健 演出:小笠原響 ほか |
主催 | 神戸演劇鑑賞会 京都労演 |
公式サイト | http://p-company.la.coocan.jp/p31.html |