東京おかわり美女『未来はボクらの手の中』

2021年1月28日～2月1日

憤りを感じながらも前に進む、若者たちの青春コメディ

高倉九一郎は小劇場で芝居を打っていた。
頑張って芝居をしていたら誰かが見ていてくれる。
そしていつか僕らを誰かが拾ってくれる。
芝居のスキルさえ上げていれば誰かがきっといつか！
そう信じてバイトと芝居の勉強に明け暮れていた。

知らない間に小劇場にアイドル達がやってきた。
アイドル達は芝居のスキルは無いがファンを持っていた。

どうしてもアイドル演劇を認める事が出来なかったが
それを否定しつつもうらやましく見ていた。

久一郎の所属していた劇団はやがて解散
そのまま小さな事務所に所属したが
仕事は無いのに毎月かかるレッスン料
それでもフリーで生きていくよりもマシだと思っていた。

ある日、社長から呼び出された久一郎は
メンズアイドルをやれと命令される。

アイドルを否定してた久一郎だったが
仕事だと割り切ってメンズ地下アイドルへと転身していった。
歌もダンスも自信がないのに！

ノンスキルでも売れてしまう時代に憤りを感じながら
受け入れて何とか前に進むしかない若者たちの
いかんともしがたい青春コメディ。

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