2021年10月から11月にかけて上演される『Home,I’mDarling ~愛しのマイホーム~』よりメインビジュアルが公開された。本作は“ジェンダー”についてコミカルかつにシニカルに描き、夫婦(男女)が共存するために大切なことを描いた作品。白井晃のオリジナル演出で日本初上演される。
戯曲を書いたのは、イギリスの劇作家ローラ・ウェイド。2019年度のローレンス・オリヴィエ賞で5部門にノミネートされ、ベスト・ニュー・コメディ賞を受賞した。
現代のロンドン近郊を舞台に、1950年代のライフスタイルを追求する専業主婦ジュディと、そんなジュディを心から愛する夫ジョニーのユニークな夫婦を中心に、ジョニーの年下のクールな上司アレックス、ジュディやジョニーと同じく50年代フリークの共働き夫婦のフランとマーカス、ジュディとは正反対の価値観を持つ母シルヴィアが登場し、ジュディとジョニーの夫婦生活に起こる危機を通じて、“すてきな夫婦になる方法”を探す。
出演は、鈴木京香、高橋克実、江口のりこ、青木さやか、袴田吉彦、銀粉蝶。
『Home,I’mDarling ~愛しのマイホーム~』は、10月20日(水)から11月7日(日)まで東京・シアタークリエにて上演ののち、全国ツアーとして兵庫、大阪、愛知、山形、岩手、宮城を巡演する。
あらすじ
舞台は現代のロンドン近郊。専業主婦のジュディ(鈴木京香)と夫のジョニー(高橋克実)は、自分たちが愛する1950年代のインテリアやファッションに囲まれた生活を満喫している。同じく50年代のライフスタイルを愛好するフラン(青木さやか)とマーカス(袴田吉彦)の夫婦とは仲良し。共働きのフランは家事をしない夫に不満だ。
ジュディの母親シルヴィア(銀粉蝶)からすれば、女性が生きにくかった時代を愛し、仕事もしない娘を理解できない。ジュディは3年前に職を失って以来、心機一転、愛する夫のため50年代の完璧な主婦になることを決意。その生活を維持するために、実は出費がかさみ、家計は火の車であることをジョニーはまったく知らない。
ジュディは夫の新しい上司に着任したアレックス(江口のりこ)を自宅に招き、得意の50年代風のもてなしで、ジョニーの昇進の手助けをしようとする。しかしパリッとスーツを着こなす若いアレックスと、レトロファッション全開のジュディの話は全くかみ合わない。接待は実らず、ジョニーの昇進は若い社員に奪われてしまう。やがて思わぬ出来事がきっかけで、夫婦間の積もり積もった隠し事や、心に秘めていたことがあらわになり、幸せな家庭は崩壊の危機に直面する――。
この試練をジュディとジョニーは乗り越えられるのか・・・。
『Home,I’mDarling ~愛しのマイホーム~』公演情報
上演スケジュール
【東京公演】10月20日(水)~11月7日(日) アタークリエ
【兵庫公演】11月12日(金)~11月14日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
【大阪公演】11月17日(水) 枚方市総合文化芸術センター 関西医大大ホール
【愛知公演】11月20日(土)~11月21日(日) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール【山形公演】11月23日(火・祝) 山形市民会館
【岩手公演】11月25日(木) 岩手県民会館
【宮城公演】11月27日(土)~11月28日(日) 仙台銀行ホールイズミティ21 大ホール
スタッフ・キャスト
【作】ローラ・ウェイド
【演出】白井晃
【出演】
鈴木京香 高橋克実 江口のりこ 青木さやか 袴田吉彦 銀粉蝶