活動休止をしていた演劇集団キャラメルボックスが、2021年12月より活動を再開する。これは、本日6月3日に劇団公式サイトに代表である成井豊のコメントが掲載され、明らかになったもの。合わせて、12月末に“復活公演”を行うことも発表された。
キャラメルボックスは、1985年に早稲田大学の学生演劇サークル・劇団てあとろ50’出身の成井、加藤昌史、真柴あずきらを中心に1985年に結成された。過去には、上川隆也、近江谷太郎らが所属。演劇ファンに広く支持されていたが、2019年5月31日より活動を休止。
公式サイトに掲載された「お知らせとお願い」で、成井はまず「キャラメルボックスは諸事情により、公演活動を休止しました。その際は、長年活動に携わってきてくださったスタッフ・関係者の皆様、支えてきてくださったお客様など、多数の方々に多大なご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。そして「休止中は劇団員それぞれが個別に活動を行ってきました。私自身も、プロデュース公演や専門学校の公演などに携わってきましたが、その過程で改めて、自分の劇団であるキャラメルボックスでしか作れない芝居があることに気付きました」と心境を明かした。
そして、昨年11月に劇団員全員に活動の再開を呼びかけ、それから何度も話し合いをした結果、「今年12月に復活公演を行う」という結論に達したという。復活公演の演目として選んだのは、キャラメルボックスの代表作である『サンタクロースが歌ってくれた』。
成井は、「この作品の中で、主人公は『何度でもやり直すんだ』という台詞を口にします。これはまさに、今の私たちの気持ちです。だからこそ、この作品から再スタートを切ることに決めたのです。今後は、これまでの反省を活かして、あらゆる面において無理のない公演活動を行っていくことをお約束します。つきましては、12月の復活公演に、ぜひとも足をお運びください。また、キャラメルボックスの今後の活動を、ぜひとも応援してください。心よりお願い申し上げます」と綴った。
キャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた』は、12月22日(水)から12月26日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演される。詳細は、続報を待とう。
【公式サイト】https://caramelbox.com/