舞台『魔法使いの約束』第1章「西の国」+賢者インタビュー!山田ジェームス武×橋本汰斗×新 正俊 “マイペースに積み上げる関係性”

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2021年5月14日(金)より上演される舞台『魔法使いの約束』第1章(通称:まほステ)。魔法使いと心を繋ぐ育成ゲーム『魔法使いの約束』(通称:まほやく)の舞台化決定は、大反響を呼んだ。物語は、5月の第1章から今後メインストーリーを3章に分けて順次上演される予定だ。

第1章に出てくる魔法使いは、21人のうち10人。「西の国」からはシャイロックとムルが登場する。シャイロック役・山田ジェームス武とムル役・橋本汰斗はこれが初共演。同じく初共演で、自身にとって初の2.5次元作品参加となる賢者役・新 正俊を交え、作品について語ってもらった。「西の国」らしい、マイペースなインタビューをお届けする。

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目次

両極端を成立させる物語のおもしろさ

――『まほやく』舞台化への反響、すごかったですね。

山田:皆さんの期待、ビシバシ届きました!僕、作品自体は舞台化をきっかけに初めて知ったんです。(取材時)ゲームを始めようと思ったんですが、実はまだリセマラ段階で・・・(※リセットマラソンの略語)。もう1ヶ月以上、根気強くやっているんですけどシャイロックが出ない!欲が出すぎちゃってるのかなあ。

橋本・新:(爆笑)!

山田:魔法使いを題材にしている作品って、バトルもの以外であんまり見たことがなかったから、おもしろい切り口だなと思ったんです。恋愛ものでもないし。とはいえ、新しいジャンルと言ってもシナリオが良くなければゲームとしてこんなに人気にならないですよね。だから、早くシナリオを読み進めたい!と思いながら、楽しみにリセマラを続けています(笑)。

橋本:『まほやく』って、キャラ同士の関係性・・・魔法使いと大いなる厄災と人間の三つ巴の感覚がすごく面白いですよね。個々の関係性をピックアップすると数えきれないぐらい、いっぱいの関係値が見えてくるし、その一つ一つがすごく濃くて深い。僕は、ゲームをやりながらその辺りにめちゃくちゃ惹かれました。

新:すごくキレイな物語の中に、魔法使いに対する差別とか偏見とか、人間の黒い部分が描かれているのも、面白い部分ですよね。ただキレイなだけではここまでおもしろくならない。両極端なものを両立させているのが、すごく魅力的に見える部分なんじゃないかなと思いました。

――それぞれの役に対しては、どんなイメージを持ちましたか?

山田:シャイロックは、魔法使いの中でも異質さのあるキャラクターだなと感じました。マイペースな一方、妖艶な面もあって、人としての成熟した大人な部分もあるなあと。だから、舞台で表現する時は、客席にいる人たちと舞台上の登場人物たちの間に立てる存在になれたら、作品としてすごく見やすくなるんじゃないかなと思っています。

僕、あんまり今までそういう役をやったことがないんですよ。だから、ビジュアル撮影の時は緊張していたんですけど、好評をいただけたのでホッとしました。

橋本:僕は、ムルの純粋さ、知的欲求に対して歯止めがきかないぐらい猪突猛進なところ、どの一面もすごく魅力的だなーと感じています。あと、これは「西の国」全体に言えることかもしれないんですけど、すごくマイペース。僕自身も自由でマイペースなので、ムルとはそういう部分が似ているかもって思っています。

山田:月に恋してる?

橋本:月に恋・・・します!これから!!

――新さんは、本作が初めての2.5次元作品への出演なんですよね。

新:そうなんです。ずっと小劇場を中心にやってきたもので。今、とても緊張しています(笑)。

山田:大丈夫だよ!

――賢者は、お客様(ゲームユーザー)の存在を具現化するような立場でもありますが、役作りについてはどのように考えていらっしゃいますか?

新:現段階では、現実にいる普通の若い男の子をイメージしています。公園で写真を撮ったり、散歩が好きだったり、ちょっとおしゃれなことが好きな普通の男の子が、魔法使い一人一人とどう関わっていくのかを考えていかなければと思っています。

初めての2.5次元作品、全員はじめましてのカンパニーに飛び込んでいくのは、異世界に飛び込んでいく彼とシンクロするなあと・・・。緊張していますけど、すごく楽しみですね。

「西の国」らしい、マイペースでほっこりする関係性が見えてきた

――お三方は、全員初共演になりますよね。お互いの印象は?

山田:橋本くんは、すごく面倒見が良くて気さくな印象です。人懐っこそう。

橋本:ほんとですか?

山田:あれ、違う?

橋本:人懐っこい・・・ですね。

山田:僕言わせてる?!でも、すごく仲良くなれそうな感じがしています(笑)。

橋本:(笑)。僕はすごく趣味が合いそうな気がしています。洋服が好きなところとか、好むカルチャーとかも似ているところがあるんじゃないかなあ。稽古を通じて仲良くなれるといいです。

山田:新くんには、嫌われないようにしたい(笑)。

橋本:(笑)。僕、新くんはカラコンを一生懸命つけている印象が強くて。

新:ああ~(笑)!実は僕、この作品の衣裳合わせの時が人生初のコンタクト装着だったんですよ。裸眼で2.0あるもので。

山田:え~!元気だなあ。

新:そうなんです、すごく元気なんです(笑)。やったことがなかったので、片目にコンタクトを入れるだけで30分くらいかかってしまって。「入らん!」ってずっと格闘していました。

橋本:僕はそれを横で見守っていました(笑)。でも、ビジュアル撮影の時には、すんなり入った!って言ってたよね。

新:はい!一発で入りました。成長しました。

橋本:そんな感じで、舞台でも成長していく姿を見守れるのが楽しみです(笑)。

新:今の話でも分かるように、僕にとってお二人はすごく面倒見のいいお兄ちゃんです。子どもの頃から知っている近所の優しいお兄ちゃん、みたいな。

山田:でしょう!全然知らない子どもと公園で遊んでそうでしょ?めっちゃ仲いいけど、どこの誰だか知らんのかーい!みたいな。

新:そういう感じです(笑)。

――なんだか「西の国」にはほっこりする関係性が生まれていますね(笑)。ほかの国の皆さんも、すごく個性豊かですが・・・。

山田:初めましての方ばかりですが、「東の国」ファウスト役の矢田(悠祐)さんは一方的によく知っていました。同い年ということもあって、ご一緒できるのがすごく楽しみ。

橋本:僕もほぼ初めましてなんですが、「中央の国」カイン役の岩城(直弥)くんとは、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』4~九州遠征異常あり~で一緒にやっていたこともあってよく話しています。二人で『まほやく』についてめちゃくちゃチェックして、何か発表がある度に「新情報が出てる!」ってこまめな連絡をしています(笑)。

新:初めましての方とご一緒する時って、どんなお芝居をされるのかなっていうのが楽しみなんですよね。例えば、「すごく面倒見のいい方だよ」と聞いていたヴィンセント役の今(拓哉)さんは、どんなお芝居をなさるのだろう、とか。稽古を通じて少しずつ皆さんのことを知れるのがとても楽しみです。

ほさかようさんは物語の“いびつ”さを料理するのが上手い

――『まほやく』を演出するのは、ダークファンタジーを最も得意とするほさかようさんということもあり、どのような舞台表現になるのかすごく楽しみです。

山田:ほさかさんとは何度かご一緒しているんですけど。プライベートでも、コロナ禍になってしまう前は一緒にごはんに行ったり、飲みに行ったりするぐらい、もう、友達です(笑)。最近はあまり会えていないんですけど。

だからきっと、ほさかさんは僕のやりたいことを分かってくれるし、僕もほさかさんのやりたいことを理解できるんじゃないかなと思いつつ、「ほさかさん、こんな演出もするんだ」みたいな驚きを個人的に楽しみたいですね(笑)。ほさかさん、作品のいびつな部分を料理するのがめちゃくちゃ上手いんだよ。

橋本:へぇ~。

山田:『まほステ』は関係性が複雑に入り組んでいるから、きっとほさかさんの演出がハマると思う。ほさかさんが物語のいびつさと美しさをどう両立させていくのか、それがすごく楽しみ。

橋本:僕はまだ、ビジュアル撮影の時に少しお話させていただいただけなんですけど。衣裳さんに「久しぶり~!」って挨拶しに行っているのを見て、すごくフレンドリーに接してくださる方なんだなと思いました。

新:僕も、同じタイミングでお会いできたんですけど、すごくたくさんお話をしてくださる演出家さんなんだなと思って。お芝居が好きという気持ちが溢れていました。僕が考えつかないような細かいところまで質問をされていたり、聞いていて勉強になること、こういう視点があるんだと気づかされることばかりで。

山田:稽古も、マジでやりがいあるよ。

――ほさかさんが、『まほステ』の稽古場で指揮棒を振っていらっしゃる姿が見たいですね。

山田:そうそう、ほさかさんって、譜面台に台本を置いて指揮棒を振りながら演出するんだよね。すごくお芝居のテンポを大事にされる演出家さん。だから指揮棒なのかな。言葉が適切か分からないけど、共感覚の人。言い回し一つも流れに合っていないとノイズに感じるって言ってた。何というか、不思議な感覚を持っている人だよ。あと、めっちゃ「芝居がブス」って言われる。初めて一緒にやった時にめっちゃ言われて、びっくりした(笑)。

橋本・新:ええ~(笑)!

山田:今回『まほステ』だから、某魔法使いが持っていそうな木の棒で指揮してほしいなあ。プレゼントしようかな(笑)。

――どんな演出になるのか、舞台ならではの表現をどうするのか、楽しみです。

山田:僕は、めちゃくちゃワイヤー使いたいです。めっちゃ飛びたい。

橋本・新:(笑)!

山田:ただ劇場的に絶対使えないだろうな・・・。でもいつか実現してほしい(笑)。

新:ビジュアル撮影の時に思いましたけど、衣裳とか、小物とか、細部まですごくこだわって世界観を作り出そうとしている感じがしました。あれが舞台全体に広がることで、きっといい作品になるんだろうなと思いました。

橋本:魔法をどう表現するのか、楽しみですよね。音響とか、照明とか、舞台化ならではの醍醐味だと思うので。

――個人的には、橋本さんが歌ってくださるシーンがあるといいなと思っています。

橋本:そうですね、歌、歌いたいですね。

山田:そんな上手いんや!

橋本:いやいやいや・・・。

新:僕も橋本さんは歌がめちゃくちゃ上手いって聞きました(小声)。

山田:めっちゃ楽しみ。「西の国」の歌を全部託そう。

橋本:いやいやいや!一緒に歌ってください~。

山田:あはは(笑)!

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魔法使いだけど、“人”として生きていることをしっかり伝えたい

――『まほやく』の世界では“関係性”が需要なポイントになっていますが、皆さんは、新しい関係性を築く上で大切にしていることはありますか?

山田:そうだなあ。僕は、好かれても嫌われてもいいや、というスタンスで人と接しています。嫌われたらしょうがないし、そこから構築すればいいし、素のままに飛び込んで受け入れてもらえたらいい関係でスタートできるし。あんまり気にしないですね。ありのままで飛び込んで「よろしく!」って。その方が楽だかから。取り繕うのが苦手だし、嘘もつけないし。

橋本:深い関係値になれるのって、見ている方向性が同じだったり、話に共感できたり、そういう部分で多分関係値が深くなってるのかなと思うので、自己開示というか、自分のことを話して、相手の話聞いて、「知る」ということを大事にしています。

新:僕は、言葉遣いですかね。言葉のチョイスを大事にしています。自分が汚い言葉を使うのもいやですし・・・。同じことを伝えるにも、言葉の選び方一つで全然変わってくると思うので。

山田:僕らも長い付き合いになるだろうから、いい関係を作っていけたらいいよね。よろしくね。

橋本・新:よろしくお願いします。

――公演、楽しみにしております。

山田:今、2.5次元作品の群雄割拠時代ですが、新しい世界観を打ち出せる作品が出てきたなと思います。舞台は舞台という考えではなく、原作も、声優さんもリスペクトして、作品にとって良くなる要素はすべて取り入れて、シャイロックというキャラクターが舞台上で生きている・・・魔法使いですけど“人”として生きていることが伝わるように、精一杯演じたいなと思います。

橋本:僕はここ最近、アニメとか漫画とか、2次元にハマってまして。それを3次元に落とし込んだものを見た時に、がっかりすることもあれば、超えた!と思うこともあって。だから、原作の世界観を大事にしつつ、2.5次元ならではのリアルさを追求して、作品がもっと魅力的に思ってもらえるようにできたらいいですね。

新:なかなか厳しいご時世ですが、僕自身も舞台が好きなので、まずは観に来てくださる方々に舞台を楽しんでもらいたいです。賢者として、魔法使い一人一人との関係性をしっかり見せられたらと思います。

※初日は見逃し配信の購入が可能
販売期間:2021年6月6(日)20:00まで

ライブ配信あり!

配信公演

5月14日(金)19:00初日公演
5月29日(土)18:00公演
5月30日(日)13:00千秋楽公演

販売期間

5月14日(金)19:00初日公演→6月6日(日)20:00まで
5月29日(土)18:00公演→6月10日(木)20:00まで
5月30日(日)13:00千秋楽公演&3公演セット→6月14日(月)20:00まで

【販売価格】
各公演:3,800円(税込)
3公演セット(特典映像・プレゼントキャンペーン付き):11,000円(税込)
【ライブ配信時間】
各公演開始30分前~各ライブ配信終了まで(予定)
【再ライブ配信時間】
<5月14日(金)19:00初日公演>
5月15日(土)20:00~再ライブ配信終了まで
<5月29日(土)18:00公演>
5月31日(月)20:00~再ライブ配信終了まで
<5月30日(日)13:00千秋楽公演>
6月1日(火)20:00~再ライブ配信終了まで

【ディレイ配信期間】
<5月14日(金)19:00初日公演>
6月3日(木)18:00~6月6日(日)23:59まで
<5月29日(土)18:00公演>
6月7日(月)18:00~6月10日(木)23:59まで
<5月30日(日)13:00千秋楽公演>
6月11日(金)18:00~6月14日(月)23:59まで

※公演開始30分前からライブ配信視聴ページに入場可能
※プレゼントキャンペーンは3公演セットのライブ配信を購入したら応募完了

舞台『魔法使いの約束』第1章 公演情報

上演スケジュール

2021年5月14日(金)~5月30日(日) 天王洲 銀河劇場

スタッフ・キャスト

【原作】『魔法使いの約束』/coly
【脚本・作詞】浅井さやか(One on One)
【演出】ほさかよう
【音楽】坂部剛
【振付】本山新之助

【出演】
【中央の国】オズ:丘山晴己 アーサー:北川尚弥 カイン:岩城直弥
【北の国】スノウ:奥田夢叶 ホワイト:田口 司 ブラッドリー:中村太郎
【東の国】ファウスト:矢田悠祐 ヒースクリフ:加藤大悟
【西の国】シャイロック:山田ジェームス武 ムル:橋本汰斗
真⽊ 晶(賢者):新 正俊 クックロビン:星乃勇太 ドラモンド:平川和宏
ヴィンセント:今 拓哉
上野聖太 川口大地 山口敬太 杉山諒二

【公式サイト】https://mahoyaku-stage.com/
【公式Twitter】@mahoyaku_stage

(C) coly/舞台まほやく製作委員会


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2021年5月11日(火)~5月25日(火)まで

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・日本国内に在住している方(郵便物の受け取りが可能な方)

キャンペーン応募方法

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この記事を書いた人

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