11月2日から東京・シアタークリエにて上演されていたミュージカル『RENT』。定期的に行われている新型コロナウイルス感染症のPCR検査の結果、キャスト1名の「陽性反応」が確認されたことを受け、11月16日18：30開演の公演回を中止し、その後11月30日（月）までの公演中止を発表していた。継続して関係者の状態を管理し、必要に応じて追加のPCR検査を行っていたが、現時点で21名の陽性者が確認されことから、今回、12月6日（日）までの東京公演の全日程、および12月11日（金）、12月12日（土）の愛知公演が中止になることも発表された。
公演中止を受け、該当回の入場券は払戻しを実施。詳細は後日、東宝オフィシャルサイト「演劇」ページにて案内されるという。
なお、陽性者は居住地の保健所からの指導を受け療養にあたり、容体は回復に向かっているという。また、シアタークリエでは、11月19日に管轄の保健所による劇場の立ち入り調査を受け、一部の関係者に対して濃厚接触者の指定を受けたが、感染予防の公演ガイドラインに則って、客席最前列を空けての上演をしていたこともあり、来場した観客については「濃厚接触者に該当しない」という旨の見解が出ているという。
ミュージカル『RENT』は、1996年の初演以来ブロードウェイで12年4か月のロングラン、世界15カ国で各国版の上演、2006年には映画化もされた世界中で愛される名作。本作で描かれる若者たちは若き芸術家、音楽家たち。貧困、エイズ、ドラッグといった死と隣り合わせの生々しい問題に直面しているにもかかわらず、愛や友情を信じ、夢に向かって輝き続けようとする若者たちの物語を、バラエティー豊かなミュージカルナンバーによって鮮明に紡いでいる。
2020年版には、花村想太、平間壮一、堂珍嘉邦、甲斐翔真、遥海、八木アリサ、加藤潤一、光永泰一朗、RIOSKE、上口耕平、フランク莉奈、鈴木瑛美子、宮本美季、SUNHEE、吉田広大、ICHI、コリ伽路、奈良木浚赫、小熊綸、吉田華奈、吉原シュートが出演していた。
