2020年11月にPARCO劇場オープニング・シリーズの一作、前川知大演出、亀梨和也主演舞台『迷子の時間』 -「語る室」2020-が上演されるが、このほど全キャストおよびメインビジュアルが公開となった。
本作は、作・演出家の前川が、2015年に自身が主宰する劇団イキウメで上演された「語る室」をベースに、『抜け穴の会議室』以来10年ぶりの登場となるPARCO劇場のオープニング・シリーズに相応しい2020年版として新たに贈る一作。
主演の失踪した子供の叔父で奇妙な幻覚に悩む警察官を、ストレートプレイ初となる亀梨和也が演じることがすでに発表されていたが、今回、警察官の姉役を貫地谷しほりが務めることが決定。
さらに父の死を知り実家を目指すヒッチハイカーを浅利陽介が、帰ることのできない未来人を松岡広大が、奇跡を信じて嘘をつき続ける霊媒師を古屋隆太が、浅利演じるヒッチハイカーの妹で遺品から亡き父の秘密に迫ろうとする娘を生越千晴が、そして、幼稚園送迎バスの運転手で失踪した弟の帰りを待ち続ける兄を忍成修吾が演じることが明かされた。
『迷子の時間』 -「語る室」2020-は以下の日程で上演される。
【東京公演】11月7日(土)~11月29日(日) PARCO劇場
【大阪公演】12月8日(火)~12月13日(日) サンケイホールブリーゼ
【公式サイト】https://stage.parco.jp/program/maigonojikan
【あらすじ】
田舎町、ある秋の日の夕方。
人気のない山道で、一人の園児と幼稚園送迎バスの運転手が姿を消した。バスはエンジンがかかったままで、争った跡はなかった。
手掛かりはほとんどなく、五年経った今も二人の行方は分からないままだ。消えた子供の母、その弟で最初に現場に駆けつけた警察官、消えたバス運転手の兄。それぞれが思いを抱えながら向かえた五年目のある日、三人が出会った人たち・・・
奇跡を信じて嘘をつき続ける霊媒師、帰ることのできない未来人、父の死を知り実家を目指すヒッチハイカー、遺品から亡き父の秘密に迫ろうとする娘。彼らを通じて、奇妙な事件の全貌が見えてくる。