橋本愛が三島由紀夫作品に出演!『班女』で男を思う余り狂女と化す難役に挑戦

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2020年9月から東京・日生劇場で上演される三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』に橋本愛が出演することが分かった。橋本は麻実れい、中村蒼が出演する『班女』(近代能楽集より)で、男を思う余り狂女と化す難役に挑戦する。

没後50年となる2020年、劇場公演+舞台映像配信+ドキュメンタリー映画の三本柱で挑む初のプロジェクトを開催。三島没後50年となる2020年は、3月に映画『三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実』が公開され、全国の映画館で半年以上のロングラン上映が続き、コロナ禍の中、14万人の観客動員を記録。秋には、東京バレエ団が、三島の生涯や世界観を描いたバレエ作品「M」を10年ぶりに上演するなど、三島作品への注目がまたあらたに高まっている。

そんな中、三島没後に生まれ、三島文学に刺激を受ける4人の演出家が、「三島由紀夫」をテーマに、それぞれの目線で演出する三島作品を、オムニバス形式で上演することに。劇場公演と舞台映像配信の他、本公演の制作過程を追い、三島を通して「今」をとらえるドキュメンタリー映画の製作も決定している。

今回新たに出演が決まった橋本は、「近代能楽集」に収録され、海外でも高い人気を誇る『班女』で、男を思う余り狂女と化す難役に挑むことに。男が残した扇を大事に抱きながら、再会を待ち続ける花子の愛と、花子を独占することに喜びを感じる実子の愛。女性の情念の深さを描く戯曲が、舞台上で描かれる。演出は熊林弘高が務め、実子役には麻実れい、男を思う余り狂女と化した花子を橋本、そして花子の思い人である吉雄を中村蒼が演じる。

公演情報

三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』
2020年9月21日(月・祝)~9月27日(日) 日生劇場

◇9月21日(月・祝)~9月22日(火・祝)
『憂国』(『(死なない)憂国』)/作・演出:長久允 出演:東出昌大、菅原小春
『橋づくし』/作・演出:野上絹代 出演:伊原六花、井桁弘恵、野口かおる/高橋努

◇2020年9月26日(土)~9月27日(日)
『真夏の死』(『summer remind』)/作・演出:加藤拓也 出演:中村ゆり、平原テツ
『班女』近代能楽集より/演出:熊林弘高 出演:麻実れい、橋本愛、中村蒼

【公式サイト】 https://www.umegei.com/mishima2020/

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