伊藤健太郎が“裸セクシー”な姿を披露した舞台『両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)』より、メインキャストが大集合したビジュアル第2弾が公開された。仕上がりは、軍配を持った行司を中心に、大原櫻子、紺野美沙子、りょうら女性陣はボンテージ姿、大鶴佐助ら男性陣は役柄に関係なくまわし姿を披露。バブル全盛期を彷彿させるようなド派手なものになっている。
原作は、1989年から1990年にかけて「ビッグコミック スピリッツ」(小学館)にて連載された岡野玲子による漫画。当時あまり存在しなかった相撲漫画というジャンルを発掘すると共に、その視点は以降に相撲を扱った作品群と一線を画しており、女人禁制の国技ともいわれるスポーツを乙女の視点でポップに一刀両断。さらに、力士や相撲道の神髄が精確に描く奥深い作品だ。
ビジュアルでは、原作にも出てくるディスコを意識し、バブル全盛期の華やかな世界観を表現。ただのお相撲スポコン物語ではなく、ケレンとスペクタクルに満ち溢れた、歌あり、ダンスあり、笑いあり、相撲ありのエンターテインメイントを青木豪の作・演出で作り上げる。
【あらすじ】
両国に爛漫と咲き乱れる力士たちの花舞台・国技館。その土俵の上では、宿命のライバルの取組が始まろうとしている。東はソップ(やせ)型で美形の昇龍(伊藤)。西はアンコ(ぽっちゃり)型の雪乃童(大鶴)。何もかもが正反対な二人だが、思いは同じ。
「コイツにだけは負けたくない!」
熱戦を取材するのは、ワールドベースボール社の相撲雑誌の記者・橋谷淳子(大原)。野球雑誌の記者志望なのに相撲雑誌の担当になった彼女には、相撲の良さがさっぱりわからない。
稽古の合間の息抜きに、雪乃童は付き人たちとディスコへ繰り出すと、密かに想いを寄せる、部屋の一人娘・沙耶香と鉢合わせする。親方もおかみさん(紺野)も心配してますよ、と嗜めるが相手にされず撃沈。
昇龍も力士と分からぬようにオールバックにスーツでディスコを訪れるが、鬢付け油の匂いはごまかせない。その甘い香りに誘われるかのように大手芸能事務所パピーズの女社長・渡部桜子(りょう)が現れる。数多の男たちを欲しいままにしてきた彼女は、出会ったことのないタイプの種族・力士の昇龍を篭絡せんとする。
勝利も美女も手に入れるかに見えた昇龍だが、次第に桜子の歪んだ愛情に翻弄され、不調の力士に惨敗を喫するなど、心に乱れが生じる。
昇龍は桜子の欲望に呑まれてしまうのか。雪乃童との勝負の行方は。
淳子の見つめる土俵には、愛と欲望が乱れ咲く。
果たして、その先に見えるものは・・・。
舞台『両国花錦闘士』は、以下の日程で上演される。
【東京公演】2020年12月5日(土)~12月23日(水) 明治座
チケット発売日:2020年9月27日(日)10:00~
【大阪公演】2021年1月5日(火)~1月13日(水) 新歌舞伎座
チケット発売日:2020年10月31日(土)10:00~
【福岡公演】2021年1月17日(日)~1月28日(木) 博多座
【公式サイト】https://www.ryogoku-oshare-rikishi.com/
【公式Twitter】@sanjushi_MTV
(C)2020『両国花錦闘士』