2020年2月9日(日)に東京グローブ座にて、舞台『○○な人の末路~僕たちが選んだ××な選択~』が開幕した。本作は、Kis-My-Ft2の横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永が主演を務めたTVドラマ『○○な人の末路』(2018年4月)にもなった「宝くじで1億円当たった人の末路」(著:鈴木信行)を原案に、登場人物による人生の選択とその末路を描く。初日前には、プレスコールおよび囲み会見が行われた。
舞台ではドラマと設定を変え、全盲でカメラマンを目指している笑原敏幸(横尾/宮田)と敏幸の弟・陽左志(千賀/二階堂)の分岐点と、それによって変わる人生の末路が見られる。
プレスコールでは、はじめに横尾・千賀、高橋ひとみが登場する“月Side”の劇中シーンを上演。続いて、“海Side”の宮田・二階堂、坂田聡が登場した。
披露されたのは、敏幸の被写体候補との面接に行く途中の敏幸・陽左志が、自宅の1階にあるラーメン屋で、15年前に出て行ったはずの父親を見つけるというシーン。二人は「父親に会いにいく」か「モデルの面接に行く」か、選択を迫られる。“海Side”では“月Side”で選ばなかった方の“選択”をした敏幸・陽左志の末路が描かれた。
「あの時、ああ行動していれば」「こんな言葉を投げかけられていたら」。生きている中で、人生の分岐点を振り返ることは誰にだってあるだろう。小さな選択をしながら日々を生きている我々にとって、とても身近な作品だった。
プレスコール終了後の囲み会見には、横尾、宮田、二階堂、千賀、高橋、坂田が登壇。稽古はチームごとに分かれて行われたそうで「初めてお互いの芝居を見ました」と千賀。“月Side”の芝居を楽屋から見ていた二階堂が「宮田さんが横尾さんのお芝居を見て『俺もうわからなくなっちゃっている!』と言っていて」と話し、宮田が「同じ脚本でも(演じる)人が違うとこんなにも変わるのかと驚いたんです」と続けた。それを受け、横尾が「最初にやらせてもらってよかったなと思います!」と笑いを取る一幕もあった。
Kis-My-Ft2の玉森裕太・藤ヶ谷太輔・北山宏光らは観劇するかという質問に対し、宮田は「玉森が『俺が全公演行くからな!』って言っているんですけど・・・舞祭組(横尾・宮田・二階堂・千賀によるユニット)でライブをやった時も『全公演観たぞ!』って言っていたからなあ」と暴露。横尾が「北山さんは差し入れを持って来てくれると思いますし、藤ヶ谷は楽屋で台詞合わせをしていると『ネタバレになるからやめて!』と言っていたので、楽しみにしてくれていると思います!」とアピールした。
最後に千賀が「初めて4人でやらせていただくということで、つまずくこともあると思いますが最後までやりきりたいです。皆さんに笑顔を届けられると思うので、ぜひお越しください!」と話し、囲み会見は終了した。
舞台『○○な人の末路~僕たちが選んだ××な選択~』は、2月9日(日)から3月15日(日)まで東京グローブ座にて上演。横尾・千賀・高橋が出演する“月Side”、宮田・二階堂・坂田が出演する“海Side”あわせて40公演行われる。詳細は公式サイトにてご確認を。
【公式サイト】https://www.matsuro-stage.com/
(取材・文・撮影/高城つかさ)