2020年2月から東京・新宿FACEで舞台『カレイドスコープ -私を殺した人は無罪のまま‐』が上演されることが決定した。「劇団時間制作」を主宰する谷碧仁が人の奥底の心情心理を描いた完全新作の書き下ろしで、演出は吉谷光太郎が務めるという。山本裕典、桑野晃輔、磯貝龍乎、輝馬、山田ジェームス武、西丸優子、大島涼花、木村心静、君沢ユウキ、富田翔らキャスト陣と共に高純度密室劇を作り上げていく。
本作は、少女の死に疑問を抱く男女10人が、真実を求め互いに心理戦を繰りひろげながら、少女はなぜ死んでしまったのか?犯人は一体誰だ?といった最大の謎に迫ってゆく社会派サスペンス。山本ら10人のキャストが吉谷の演出により密室で繰り広げられる群像劇のせめぎあいをスリリングに魅せていく。
【あらすじ】
ある日、別荘で首を吊って亡くなっていた森田かすみが発見され、夏樹陸が容疑者として浮かんできた。しかし、他殺と見られたその事件は「自殺」と判断され、夏樹には無罪判決が下った。「判決・・・無罪」娘を失い、気持ちの整理をつけることができない森田凌平は、時間が止まったような生活を送るようになった。
それから半年後の冬、凌平の身を案じた親友の伊藤健一により「凌平の為に真実を追求する」という名目で、判決に疑問を持った10人がかすみの亡くなった別荘に集められた。そして始まる、あの時のあの場所で一体何が起きたのかという話し合いが・・・。
事件と裁判の一部始終を追いかけている新聞記者の浅井幸助。凌平の会社の元弁護士で今は検事の馬場貴明。いつもかすみを見守っていた中学校の担任、影山雄太。事件の被害者に寄り添う活動をしている五十嵐智久。世間体を気にする凌平の姉で、かすみの叔母でもある鯨井祥子。祥子の娘で、かすみを妹のように思っていた鯨井久美。
自殺か?それとも他殺なのか?各々が主張する推論と矛盾に閉ざされた空間で、凍てついた感情だけが過ぎてゆく。一体どれだけの沈黙が続いたのだろうか・・・。時計の針は無情にも正確に時間を刻んでいく・・・。
謎に包まれた事件の真相を巡り、集まった10人のむき出しの感情と本心を鋭く暴いていくサスペンス密室劇。残酷なパラドックスの果てに導き出されるテーゼを知ったとき、人は本当の優しさの意味を知る。
舞台『カレイドスコープ -私を殺した人は無罪のまま‐』は2020年2月20日(木)から3月1日(日)まで新宿FACEで上演される。チケットは、12月19日(木)19:00よりHPにてオフィシャル先行の受付がスタートしている。
【公式サイト】http://kaleidoscope-stage.com
【チケットオフィシャル受付URL】https://l-tike.com/st1/rs-official
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