2020年2月から東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演されるシアターコクーン・オンレパートリー2020『泣くロミオと怒るジュリエット』のメインビジュアルが公開された。本作は戦後の関西の港町ヴェローナを舞台に繰り広げる、情趣に溢れたアツくて笑えて泣ける究極のラブストーリー。作・演出を鄭義信が手掛け、全編関西弁、キャストは全員男性のオールメイルで新たな“ロミジュリ”を作り上げていく。
タイトルロールであるロミオとジュリエットを演じるのはジャニーズWESTの桐山照史と柄本時生。桐山はかつては愚連隊“モンタギュー”に所属しながらも更生し、屋台で働く真面目な青年ロミオを、田舎から都会に出てきた、心根が真っ直ぐで優しいジュリエットを柄本が務める。そして、高橋努、元木聖也、橋本淳、岡田義徳、みのすけ、朴勝哲、福田転球、八嶋智人、段田安則ら俳優陣が物語をさらに盛り上げていく。
今回公開されたビジュアルでは、昭和の懐かしい雰囲気や、争いを繰り返している人々など、多種多様なキャラクターたちが力強く生きる様子、これまでにない新しい純愛群像劇『ロミオとジュリエット』、鄭義信の世界観が表現されている。
【あらすじ】
戦争が終わって5年。港を擁する工場街ヴェローナ。
工場から出る黒い煙と煤に覆われた鉛色の街。その街の空気をさらに不穏にしているのは、顔を合わせる度に揉め事を起こす2つの愚連隊“モンタギュー”と“キャピレット”だった。
“モンタギュー”の元メンバーで、今は更正してカストリ屋台で働く奥手でまじめな青年ロミオ。ロミオの親友で、喧嘩っ早くいつも問題を起こすマキューシオと、正反対に聡明で理知的なべンヴォーリオ。
3人はそれぞれに、今の時代や自分の境遇に悩みや閉塞感を感じていた。そんな日々の憂さ晴らしに3人が出かけたダンスホールで、田舎から出てきたばかりのジュリエットに出会い、ロミオは人生で初めての恋に落ちる。しかしジュリエットはなんと、敵対する“キャピレット”のリーダー・ティボルトの妹だったのだ・・・!
そんなことはお構いなしに燃え上がる2人の恋。ロミオは白頭山東洋治療所の店主で父親のような存在のローレンスに相談するが・・・。2人を取り巻く様々な人物と共に、街は大乱闘に巻き込まれていく・・・。
シアターコクーン・オンレパートリー2020『泣くロミオと怒るジュリエット』は以下の日程で上演される。
【東京公演】2020年2月8日(土)~3月4日(水) Bunkamuraシアターコクーン
【大阪公演】2020年3月8日(日)~15日(日) 森ノ宮ピロティホール