2019年8月8日(木)よりダンスカンパニー「DAZZLE」によるイマーシブシアター『SHELTER』が上演されている。
イマーシブシアターとは2000年代にロンドンから始まった、体験型演劇作品の総称。従来の「観客が客席に座り、舞台上の演者を鑑賞する」という形から脱却し「観客が自らの意思で歩き、演者と同じ作品空間に同居し、物語の一部として作品に参加する」演劇である。
『SHELTER』はビル一棟全てが舞台。観客は作品世界の一部として、時にダンサーに導かれ、時に自分の意志で建物内を自由に移動しながら、様々な場所で繰り広げられるパフォーマンスを五感で「体感」する体験型作品である。
1回の公演につき観客数は最大78人。限定された少人数の観客に対して、演者25人以上で生み出される様々なパフォーマンスにより贅沢かつ特別な体験をすることができる。
観客は「外の世界から逃れてきた避難者」として、SHELTER内部の人間関係に巻き込まれながら、この施設の秘密に迫っていく。さらに『SHELTER』では、観客参加によるマルチエンディング方式を採用。観客の意思、行動によってたくさんの分岐が発生し、物語の結末が変化していく。
また、特別企画「SECRET of SHELTER」も同時進行。謎に包まれたSHELTERから、外部へ密かに情報を発信する男。誰かに届いているかどうかも分からないまま発せられる彼の言葉から、SHELTER内部の情報や秘密に迫るヒントを知ることが出来る。男が発信する情報はTwitterの特設アカウント(@SECRETofSHELTER)にて公開されている。
DAZZLE イマーシブシアター『SHELTER』は8月8日(木)から8月24日(土)まで上演。場所はチケット購入者へ購入完了後にメールにて知らされる。
【公式サイト】http://www.dazzle-shelter.jp
(TOP画像撮影/八木咲、その他/飯野高拓)