プレイヤーが特務司書となり再び転生した文豪たちと共に、文学を侵蝕する者たちと戦い、文学の存在を守る任務につく、という文豪転生シミュレーションゲーム「文豪とアルケミスト」の舞台化が2019年2月に上演されることが明らかになった。
舞台版は舞台『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌(エレジー)』と題し、太宰治を主人公に侵蝕者たちとの戦い、そして文豪たちの関係や葛藤が描かれるとのこと。
【あらすじ】
文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。
親友たちとの再会、そして前世ではありえなかった出会いに喜ぶのもつかの間、
太宰のあこがれの人、芥川龍之介の作品が侵蝕される。
芥川先生の作品は俺が守る!と意気込み、仲間を引き連れ潜書する太宰だったが――――。
出演者は太宰治役の平野良のほか、陳内将(織田作之助役)、小坂涼太郎(坂口安吾役)、小南光司(佐藤春夫役)、深澤大河(中原中也役)、谷佳樹(志賀直哉役)、杉江大志(武者小路実篤役)、和合真一(江戸川乱歩役)、久保田秀敏(芥川龍之介役)らが名を連ねている。
上演決定に伴い、原作のDMM GAMES、世界観監修のイシイジロウ、演出の吉谷光太郎、主演の平野からコメントが届いている。
◆DMM GAMES(原作)
「文豪とアルケミスト」のキャラクターは近代に活躍した著名文豪たちが転生した姿ですので、演者さんの生の息遣いが直接感じられる舞台での展開はいつか実現したいと思っておりました。どのような表現、どのような演出で描き出されるのか、開発スタッフ一同とても楽しみにしております。
◆イシイジロウ(世界観監修)
2019年2月「文豪とアルケミスト」が遂に舞台化。しかも旧知の吉谷光太郎さんの演出で。坂本英城さんの音楽もそのまま。文アル版の太宰治、芥川龍之介たちが舞台でどう描かれるのか。実はすでに脚本初稿読んでしまってます。1ページ目から文学好き、文豪好きにはたまらない展開の連続。ヤバイ。舞台版スタッフわかってます。これはただただ初日が待ち遠しい。
◆吉谷光太郎(演出)
文学と演劇は実に親和性の高いものと思います。文学の中にある数々の言葉や世界観を、多様な表現が可能な演劇で表現するということは、本来、演劇の醍醐味であり目指すところであります。そこに音楽が入り、アクションが入り、笑いが入り、泣きが入り、
舞台として、エンターテインメント性をいかんなく発揮した公演を作ります。文学ファンも方もゲームファンの方も、この世界の中に没入してください。お待ちしております。
◆平野良(主演・太宰治役)
今回太宰治を演じさせていただきます平野良です。ゲームが原作でアクションもあるのでその世界観を存分に創り上げ引き込めるようにがんばります。武器も大鎌と初めての経験なのでどう扱うかも考えながら、迫力あるものをお届けできるよう、そして役もナルシストだけど繊細という私と正反対な人物ですが(笑)愛していただけるよう邁進いたします。
舞台『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌(エレジー)』は2019年2月21日(木)から2月28日(木)まで東京・シアター1010にて、3月9日(土)・3月10日(日)まで京都・京都劇場にて上演される。
【公式HP】http://bunal-butai.com
【Twitter】https://twitter.com/bunal_butai
(C)舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会