2018年11月に『光より前に~夜明けの走者たち~』が上演されるが、このほど特別監修として青山学院大学の陸上競技部・長距離ブロック監督である原晋監督が参加することが明らかになった。
本作は、マラソンランナー・円谷幸吉を主人公に、君原健二やコーチたちの人間ドラマを未来ある物語として描く舞台作品。参加の決定に伴い、原監督からコメントが届いている。
◆原晋監督(特別監修)
第二次世界大戦に敗戦した日本が、国の威信をかけて挑んだ1964年の東京オリンピック。スポーツがレジャーやエンタメではなく、軍事教練の如く行われていた時代、円谷幸吉さんや君原健二さんをはじめ、当時のオリンピック選手たちは、戦争に行く代わりにその競技で国を背負っていたのだと思います。
中でもマラソンはとてもストイックな競技で、並みの精神力ではできないもの。マラソンという孤独な競技の中で、社会や組織に大きく動かされた円谷幸吉さんの人生には、現代を生きる我々にも痛切に訴えかけるものがあります。今回ご縁を頂き陸上面でのサポートをさせていただきます。胸に迫る舞台創りの一助になれれば幸いです。
『光より前に~夜明けの走者たち~』は、11月14日(水)から11月25日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて(11月14日はプレビュー公演)、11月29日(木)から12月2日(日)まで大阪・ABCホールにて上演される。チケットは、9月15日(土)10:00より一般発売開始。
【公式HP】http://hikari.westage.jp/