2018年8月3日(金)に東京・天王洲 銀河劇場にて「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」公開記念『七つの大罪 The STAGE』が開幕した。初日前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、会見には納谷健、梅澤美波(乃木坂46)、有澤樟太郎、長谷川かすみ、斎藤直紀、北村諒、そして脚本・演出を手掛けた毛利亘宏(少年社中)が登壇した。
「七つの大罪」とは、「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されている鈴木央の人気漫画。かつて王国転覆を図ったとされる伝説の騎士団・七つの大罪の冒険を描いたヒロイックファンタジーで、今回、映画『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』の公開を記念し、初舞台化となった。
主人公・メリオダス役として、主演を務める納谷は「稽古の段階から、『あらゆる殻を破っていこう』と一丸となって挑んできたので、その努力の結晶をお見せできることを楽しみにしています」と挨拶。また、以前から原作ファンだったという納谷は、自身の演じる「メリオダスが大好き」と言い、「(自分が)演じられること、集まったキャストの皆さん、あらゆる運命の上に成り立っているステージだなと思いました。お客さんにも運命を感じていただけたらなと思います」と、噛み締めた。
エリザベス役の梅澤は「信じられないぐらい緊張しているんですが・・・。稽古の段階から、スタッフの皆さん、キャストの皆さんに助けられながら、できたエリザベスです。それを、自信を持ってお見せできたらと思います」とコメント。さらに、見どころについて「エリザベスのピンチに、どんなところにいても助けに来てくれるメリオダスがすごく頼もしいです。普段はお茶目で変態気質なところがあるんですが、過去を背負いながら大切な人を守るために戦う姿がすごく魅力的だと思います」と続けた。
バン役の有澤は「率直に、とても楽しみ」とウズウズしている様子。そして「健の人間離れしたアクションに注目してほしいですね。原作でも、メリオダスの圧倒的な強さに惹かれるものがあったんですが、それを演じられるのは健だけだなと思います。度肝を抜かれました(笑)。僕もバンとして、身体を張っていますので、ド派手なファンタジーアクションとして楽しんでいただけたら」と語った。
長谷川が演じるのは、巨人族の少女ディアンヌ。実際の身長は915cmだが・・・。「皆さん、気になっていましたよね(笑)。最初は、大きさをどう表現するんだろうと心配もあったんですけど、なるほどこういう演出か!となっていますので、皆さんにもぜひ感じてほしいです」とにっこり(ちなみに、長谷川の実際の身長は167cm)。
キング役の斉藤は「心の葛藤の多いキャラクターなので、心情の動きなどを見てもらえたら嬉しいです」と説明。また、衣裳などの細部へのこだわりについても触れ、「ディアンヌの服は、キングがプレゼントしたという設定なんです。だから、素材が同じになっていて」と細かなこだわりも見てほしいと強調した。
そして、ゴウセル役の北村は、今回の物語の中で、最後に仲間となる存在。「もともと原作のキャラクターたちも個性的ですが、演じる役者たちも皆、個性的。一人一人が役にとても合っていて、いい色を出しているし、舞台上で化学反応が起こり続けている作品です。その“色”を楽しんでいただけたらなと」と、冷静にアピール。
甲冑に身を包んだギルサンダー役の榊原は、聖騎士の代表として「稽古の中で積み上げてきたものがあるので、人間として(この物語を)体現できると思います。アンサンブルの方々を含め、聖騎士の側も観ていただけたらと思います」と語った。
脚本・演出を手掛けた毛利は「上演発表の時、多くの方から『舞台化できるのか?』と言われたことを、昨日のことのように覚えてまして。スタッフとキャスト全員の力で力を合わせて『ここまで形にできるのか』という作品にできたかなと。最後までつめて、幕が開いたらきっと日本で一番のショーができると確認しています。お客様を虜にする“罪”深い作品になったんじゃないかな」と自信を見せた。
最後に納谷は「毛利さんのもと、人間が一丸となった時の輝きを演劇という形で感じていただいて、作品の魅力がより伝わればいいなと思います」と締めくくった。
【あらすじ】
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。
絶大な魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在、聖騎士に守られた「リオネス王国」。王女エリザベスは、たった一人国を離れ、ある者たちを探す旅に出ていた。それは、最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち―“七つの大罪”。
たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年メリオダスと出会う。
それは、彼女と“七つの大罪”たち、そして世界の命運を一変させる、とびきりの冒険の始まりであった―!
「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」公開記念『七つの大罪 The STAGE』は、8月12日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて、8月18日(土)から8月20日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。上演時間は2時間40分(途中15分の休憩有り)を予定。
なお、東京公演の千秋楽の模様が「ニコニコ生放送」にて生中継、大阪公演の大千秋楽が「Rakuten TV」にて生配信されることが決定した。さらに本作のDVD&Blue-rayが2019年2月6日(水)に発売される。各詳細は、以下のとおり。
◆東京公演千秋楽公演「ニコニコ生放送」生中継
【日時】8月12日(日)17:00開始(16:00~プロモーション映像など)
※本編の前半相当を無料で中継
※番組全編を視聴するにはニコニコ生放送プレミアム会員への登録が必要
【視聴URL】
◆大阪公演大千秋楽「Rakuten TV」生配信
【日時】8月20日(月)13:30開始(予定)
【価格】3,600円(税込)
【配信形式】ストリーミング
【予約販売期間】8月3日(金)17:00~8月20日(月)15:30
【ディレイ配信期間】8月23日(木)19:00~9月3日(月)23:59
【視聴デバイス】PC・スマートフォン(iOS/Android対応)・タブレット・テレビなど
【予約販売申込URL】
※本公演・カーテンコール・特典映像を配信
※LIVE配信時間は公演開始30分前から
※予約販売期間はLIVE配信当日(8月20日)15:30まで
※視聴には楽天IDへの登録が必要
◆DVD・Blue-ray
【発売日】2019年2月6日(水)
【価格】DVD:7,800円+税、8,800円+税
【詳細】
※公演会場または東映ビデオオンラインショップにて受付期間中(8月3日~9月20日)に予約した方には限定特典のスペシャルDVD1枚が付く ※DVD・Blue-ray共通
なお8月12日17:00に開演する本作の東京千秋楽公演がニコニコ生放送で生中継され、20日13:30からは大阪千秋楽公演がRakuten TVで生配信されることが決定している。詳細は公式サイトを確認しよう。また本作のDVD・Blu-rayは来年2019年2月6日に発売される。
(C)鈴木央・講談社/「七つの大罪 The STAGE」製作委員会
(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)