佐藤流司&崎山つばさがロックなステージで魅せる『御茶ノ水ロック』開幕!「生のライブパフォーマンスを感じて」

当ページには広告が含まれています

TVドラマ舞台連動企画の第2弾『御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-』が、2018年3月30日(金)に開幕した。舞台版では、1月からテレビ東京で放送されたTVドラマの続きが描かれる。初日前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、佐藤流司と染谷俊之、崎山つばさ、荒木宏文が公演にかける思いを語った。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_2

本作は、すれ違い、互いの道を違えてしまった兄弟を中心に、トップを目指して時にもがき、時に夢に目を輝かせるバンドマンたちを描いた青春音楽ストーリー。TVドラマ版のキャストたちが、ホームグラウンドである舞台に戻り、当て振りなしの生演奏ライブを行うことでも話題となっている。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_3

会見で佐藤は、自身が演じる片山始というキャラクターを「元気でまっすぐで熱くて、主人公的なキャラクター」と説明。さらに「ドラマでは元気で活発なキャラでしたが、舞台では(そういった面を)さらにしっかりと表現して、受け取ってもらえるように・・・」と言ったまま考え込んだ末、「きがくるっ・・・」と言葉を発すると、すかさず染谷から「使えるヤツにして」、荒木からは「選んだ末にその言葉が出てきたのか!?」とツッコミが入り、会場は爆笑に。

その後も、“使える言葉”が出てこない佐藤に、荒木が「テンションが高い・・・元気な・・・明るい・・・」とフォローすると、佐藤はその言葉を繰り返し、「元気な明るい舞台になっていると思います!」と締めた。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_4

また、始の兄・片山亮役の染谷は「生演奏が一番の見どころだと思います。ライブを観に来たような感覚も味わえますし、役者が演じているのでお芝居も楽しめる。音楽好きも舞台好きも、両方好きな方もひっくるめて、楽しんでいただけるエンターテインメントだと思います」と、出来に自信をのぞかせた。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_17

一方、始の率いるバンド「ダイダラボッチ」のライバル「The DIE is CAST」でボーカルを務める逢坂翔平<SHO>役の崎山は「舞台に向けて、(ドラマより)表現を大きくする点で、役に対しての作り方も細くなった。舞台ならではの僕たちを見ていただければ」とコメント。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_19

舞台版からの出演となる荒木は「ドラマではピースフルなエンドを迎えたので、またひと盛り上がりするために僕が参加する。まさに悪役で、(自分が)ちゃんと波を立てることで、絆や音楽の大切さが分かり、新しい道を見つける。そのための火薬として、皆の背中を押せるような悪役をしっかりと演じたいと思います」と意気込んだ。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_7

『御茶ノ水ロック』舞台写真_14

さらに、バンドメンバーとの絆を感じたエピソードを聞かれた佐藤は「(ダイダラボッチのメンバーで)じゃんけんをして負けた人が弁当の残りを片付けたり、自販機に行って全員分のジュースを買ってくるというイベントがある」と明かした。この日は、DICメンバーも加わってのじゃんけんとなったようで、佐藤は「ARASHI役のスナ(砂原健佑)くんが負けたんです。結構、年上なんですが、早く買ってこいってみんなから罵声を浴びてて(笑)。ロックな絆を感じましたね」と言いながら笑顔を見せた。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_34

会見の最後に、本作について「めまぐるしく、速いテンポで進んでいく舞台になっている」とアピールした佐藤。「演じている側も、毎回同じことができないぐらい、素早く進んでいく舞台なので、新鮮な気持ちで演じることができています。観に来る皆様も、生のパフォーマンスを感じていただけたら」とメッセージを贈った。

(以下、物語の一部あらすじに触れています)

妨害工作にも負けず「BUZZ ROCK FURE」のステージに立ち、兄・亮(染谷)と和解した始(佐藤)。インディーズバンドの最高峰を決めるライブイベントでは、亮がプロデュースするThe DIE is CASTが優勝し、始率いるダイダラボッチは準優勝という結果に終わった。イベント直後、亮の元に、桐山純哉(荒木)という男が現れる。彼は、亮がかつて組んでいたバンド・The CROWのボーカリスト。桐山の姿を見た亮は、表情を曇らせ・・・。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_9

物語は、佐藤の言葉通り、場面が次々に切り替わり、テンポよく進んでいく。舞台空間を見事に使い、まるで映画を見ているかのように、切り替わる手法は新鮮だ。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_10

そして、本作の最大の特徴でもある、ライブパフォーマンスは、役者が演じているとは思えないほどの迫力とクオリティ。アーティスト“Ryuji”として自身のバンド「The Brow Beat」で活躍する佐藤はもちろんのこと、それぞれ音楽活動を行っている崎山と荒木も、見事なロックボーカリストとして君臨する。芝居としてだけでなく、ライブとしても楽しめる作りは、音楽好きをも魅了することだろう。

『御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-』は3月30日(金)から4月15日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで上演。

『御茶ノ水ロック』舞台写真_11

なお、千秋楽公演となる4月15日(日)17:30開演の公演では、全国の映画館でライブ・ビューイングが行われる。詳細は、以下のとおり。

◆ライブビューイング『御茶ノ水ロック -THE LIVE STAGE-』
【日時】4月15日(日)17:30開演
【上映館】全国各地の映画館
【チケット料金】3,600円(税込/全席指定)

『御茶ノ水ロック』舞台写真_12

(C)御茶ノ水ロック製作委員会

(取材・文・撮影/嶋田真己)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

エンタステージは、演劇初心者からツウまで、演劇に関する情報、ニュースを提供するサイトです。サイトを訪れたユーザーの皆さんが、情報をさらに周囲に広めたり、気になる作品や人物などを調べたり・・・と、演劇をもっと楽しんでいただける情報を発信していきたいと思います。

目次